ある美漢/恨み感
ガエイ
ある美漢/恨み感
#1 ある美漢 第1話
僕、
僕は今日、『とある美しい女性』に告白をするつもりだ。
高校に入学してまだ三ヶ月だけど、
下校時、
二年生の
今思えば、熱が入りすぎてストーカー
腰まである長くスラリとした黒い髪の毛は美しく、
だから、僕は今まで出したことの無いくらいの勇気を出した。氷川さんの
すると、放課後に氷川さんは本当に来てくれた。
僕の思いの
「ありがとう……。こんな私で良ければお話はお受けしたいんですけど……」
氷川さんは目線を下に
「ただ……あの……もしかしたら知らないかもしれないから、一応確認しておくんだけど……」
氷川さんがもじもじしながら、
その
「あの……私『男』なんだけど……大丈夫?」
その時初めて知った。
氷川さんは確かに美しかったが女性ではなく『とある美しい漢《おとこ》』だったのだ。
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