星空の下のピアニスト
神楽堂
佳織が見た星空①
私は
対向車もいなくなり、街灯もない真っ暗な道に入った。
私は恐くなってきた。
「晴彦、どこに連れて行くの?」
「
「は? こんな夜遅くに博物館なんてやっているわけないでしょ?」
「博物館よりも、もっと昔のものを佳織に見せてあげる」
晴彦はいったい何を考えているんだろう。
私と晴彦は、同じ音楽大学に通う大学生。
私はピアノ科で、晴彦は声楽科。
彼の歌の伴奏を担当したことをきっかけに、私たちは付き合い始めた。
晴彦が夏の夜のドライブに行きたい、と言うのでついてきたが、
いったいどこに行くのやら……
車は、意外なところで止まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます