「いいかげんな」中原と水と馬の話
中国では河川の地理を描いた地図というか地理書がいくつか書かれています。『
『
これらの水の国である中国で、
穀物を作る北に対し、米作の南、そして馬などの生育がまだ可能な北の地域と、船などの水上交通が主となる南の地域、という話です。それを聞いたとき、私には、中国の歴史を見る目がちょっぴり変わって、面白いなあ、そう思いました。
中国史上には、南と北に二つ王朝が並立し、それぞれ独自の発達を遂げた時代があります。それらもこれら気候・文化の違いが、一つの要因だったのかもしれません。
それをふまえると、中国では北の地域では馬の生産がまだできて、逆に南に行くほど生産が難しいかもしれない、船などが交通手段になる、ということになるかもしれません。(おお、しれませんの連発(苦笑)、このへん調査不足です)
そしてこの戦国時代でも、馬は大きな影響を歴史に与えた、天下を制するのに、必要だった。
こののち、趙はその新しい騎馬戦術で
結論を言えば、趙はひたひたと
長々となりましたが、ここで趙が胡服と騎射を軍隊に導入したことを取り上げたのは、そういう馬の存在が、秦・趙の対決の背景となったとみていただければ、歴史の流れを知ることができ、面白いと思っていただけるのではないかとみたからです。
まあ、話が
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