商君・衛鞅の最期
子である、のちに
商君は、即座に失脚しました。
恵文王の取り巻きは容赦をしませんでした。
商君は
どこへ?
秦の敵になれる国は限られていました。そうです、彼は魏の国へ逃げだしたのです。かつて自分が学んだ国、やってきた国、魏へ舞い戻ったのです。
なんと愚かな。
魏の国は、国境で商君を追い返しました。河西の地を浸食し、友人であった
あの戦いからまだ二年しかたっていません。忘れろという方が無理ですし、商君ほどの人間が魏へ逃げだしたというのは、それだけ秦から受ける圧力が強く、
商君はまた秦に舞い戻りました。もう逃げるところはどこへもありません。商君は、今度こそ、本当に戦いを企てることになりました。
北方にあった
結果は?
彼は
『史記』に印象的な逸話が残っています。
商君が逃げている途中、
「商君の法では、
宿を追い払われた商君は、はじめて嘆きの言葉を発します。
「
しかし、全ては遅かったのです。彼に歴史を変える力は、もう戻ってきませんでした。
「商君は、もともとの性格が
最後に、その続きを
「私は
衛鞅という人は、評価が難しい人だな、それが書き終えての感想です。
うまく描けたかはわかりません、とりあえず、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
次章は恵文王の時代を追えたらと思います。
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