第6話 夢 プロファイリング
音楽の授業? メンタルの授業?
生徒が1人づつ自分で曲を書き、持ち寄る。
みんなでそれぞれの曲を聴いて、どれだけ自分の奥底の中に入り自分を理解し、またそれを他人に対して伝えることが出来るか?
自分をプロファイリングして人に伝える、告白出来るかという授業。
今日は、自分が書いた曲が、授業の教材として使われるようになった。
自分の曲は誘導瞑想として曲を作っているので、みんなをトランス状態へと導く。
それぞれが自分をプロファイリングしていき、出来た者は起立する。
肝心の自分は、中々自分のことをプロファイリング出来ず、次々起立していく同級生を横目で見て焦りだす。
いや、待てよ?
この曲は、ある程度までは自分をプロファイリング出来るように作っているが、肝心のトラウマまでは中々行き着かないはずだ。
又は、できたとしてもそれを他人に伝えるなんて事は困難だ。
ディスカッションタイムになって、みんなそれぞれが向き合って互いに自分のプロファイリングを語り伝えようとするが、一言も言葉が出て来ない。
自分のことを言葉に出来ないのだ。
室内が騒然とする。
誰一人として自分を語ることが出来ないのだ。
ただ、みんな光だけは見えていた。
朝日のような太陽の光をそれぞれが感じ取ってはいた。
自分のプロファイリングなんてそんなに簡単に出来るものではない。
例え分かったとしても、言葉で伝えられるようなものではないのだ。
それは、自分の希望となり自分の中で育むものなのだ。
と言う夢でした。
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