第2話 転生の説明

「こんなに話が分かる人は初めてですよ。」




「それで?何の用だ。」




「簡単に言うと、地球とは違う世界を救ってきてください。って、よくある話ですよ~。」




「……あぁ。部下がよく話していた異世界系というやつか。」




よく部下が『死んだら異世界で勇者になって世界をすくってみてぇなぁ……』と言っていた。まぁ、そういうことなのだろう。ちなみに、私は書籍に書かれたものは、実際に起こりうる可能性があると思っている。異論は認める。




「そうですね~。まあ、時間もないことですし一つだけ決めてほしいものがあるんですよ。」




「なんだ?」




「この世界は生まれたときに一個スキルというものを持って生まれるんです。それを選んでください…って話です。」




ふむ、スキルか。




「これが一覧ですねー。いろいろありますよ。」




そうすると、私の目の前に透明なタブレットのようなものが現れた。ソート機能や検索機能もあるようだ。

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