④ハッキングオブウォーゲーム

アーカーシャチャンネル

プロット

◯お題


 ④フリー枠



〇タイトル


『ハッキングオブウォーゲーム』



◯参考作品


 ゲーム物、ホビー系アニメ各種のほかにも…。


『GetRide!アムドライバー』

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』

『リコリス・リコイル』



〇コンセプト


 現代日本で天才プロゲーマー(自称)とプロゲーマー(公称)の2人の少女が、ARFPSでトップランカーになる話。


 SNS炎上勢力などのようなコンテンツ流通に不要な存在と対決、それらを撃破していき、「コンテンツ流通が世界を救う」と言わんばかりに世界を日本から変えていく。


 ある意味で登場人物の発言である「炎上なんて興味ない! その作品にそれぞれのファンがいて楽しむ。それで十分」と言わんばかりの展開に。


 その一方で、メタ発言やメタフィクション、それ以外にも超展開の連続もあります。



◯世界観


 令和日本でデスゲーム(SNS上における隠語的な意味)が全世界で禁止された世界。


 実際は謎の外部勢力によるハッキングでありとあらゆる大量破壊兵器が無力化されたのが原因。


 この事実を隠すため、ありとあらゆる戦争行為の禁止を会議で決定し、即時に発効した。


 それから各地で行われていた小規模紛争などは終結していき、世界からは戦争という存在が消滅、歴史の教科書などでしか語られないレベルにまで減っていく。



 その一方で、この話題は日本で全く報道されていない。ニュースでもざっくりと解説したような記事しか発見できないレベルで言及をしている人物も皆無だった。

 

 日本で報道されない理由は、「あまりにもSFすぎる」や「AIが無力化したなんて信じられない」などとSNS上で拡散されていたために、事実ではあるのにフィクションと認識されてしまうのも理由の一つ。


 実際は、このニュースを報道されると都合が悪い勢力が存在し、彼らが一連の事件に関して報道しないように隠し、カバーストーリーを公表していた。


 その組織の名はネットガーディアンと呼ばれているが、その名前が表に出ることはないという。 


 今回のハッキングには明らかに裏があった。それを行ったのは、何と人間ではなかったのである。


 この情報は日本がいち早く情報をつかんでおり、情報提供を拒否したことが一連の報道がされていない原因、かもしれなかったレベルで。


 ハッキングを行ったAI、その目的は「戦争を行うために生み出された兵器を取り上げる」こと。


 そして、全てはゲームの決着で付け、命を奪う行為は行わせない。


 何故、AIがこのような結論に至り、実行をしたのかは定かではなかった。会議では「神の仕業」という発言も飛び出すほどに、人間の実行できるレベルではなかったのである。


 AIが次に観測対象と決めたのは、日本のコンテンツ業界である。



 そんな中で、拡張現実を用いたFPSゲーム『ハッキングオブウォーゲーム』が予想外のブレイクでプレイヤー数を増やす一方で、炎上させようという動きが確認された。


 運営としては何としても炎上を阻止しようとするが、運営だけでは対応ができないためにネットガーディアンへ救援依頼を行う。


 チートプレイヤーを排除、SNS炎上をネットガーディアンが阻止していく一方で、更に別ゲームで炎上行為をしていたプレイヤーの参戦で混迷を極めていた。



 ある日、チートプレイヤーに襲撃されるという展開になった月坂ハルカは、もう一人の天才ゲーマーであるレインボーローズと遭遇する。


 同じゲームでマッチングしていた二人は、その流れでペアを組んでトップランカーを目指していくのだが……。


 これ自体が、実はある存在のシナリオ通りな事に、この段階では誰も気づかなかった。



〇あらすじ


 突如として海外で報道された大量破壊兵器無力化のニュース、それを受けての臨時会議ではありとあらゆる戦争行為の禁止を決定した。


 これだけの大規模なニュースがあったにもかかわらず、令和となって数年もしくは十年が経過した日本では普段通りの生活が行われている。


 その理由として、一連のニュースが報道されていなかったからだった。それは何故なのか? 真相は誰も知らなかったのである。



 令和となった日本では、様々なコンテンツが市場を盛り上げており、海外の話題もスポーツなどの一部ジャンル以外は報道されないレベルだった。


 海外で大規模なニュースが報道されようとも、日本は別の意味でも平常運転をしていたのである。いわゆる某テレビ局の伝説を日本がやっている、と言っても過言ではない状態だろう。


 その中でも拡張現実を用いたFPSゲーム『ハッキングオブウォーゲーム』が予想外のブレイクをしており、プレイヤー人口は10万人を超える勢いで増え続け、現在進行形でプレイヤーが参戦していた。



 しかし、このような状況でも平穏を脅かそうとする存在は必ずと言っていいほどにいる。それがSNS炎上で恐怖を煽ろうとする勢力だった。


 彼らは自分がストレス発散できればなどの理由でSNSを炎上させて『バズり』を狙っている。そうした勢力が日本で未だに活動をつづけ、その勢いは増すばかり。


 海外の大きな話題が出てこない今だからこそ、彼らはSNS炎上で自らの正義などを主張しようというのだろう。



 そうした流れを止めようとする勢力も、日本にはいた。それがネットガーディアンと呼ばれる勢力で、彼らはSNS炎上を前に元凶となるまとめサイトや『バズり』狙いのユーザーを実力行使で無力化するのである。


 ネットガーディアンの存在も認知されてしばらくしたある日、『ハッキングオブウォーゲーム』を巡ってある動きが確認されたのである。


 

 天才プロゲーマー(自称)のレインボーローズとプロゲーマー(公称)の月坂ハルカ、2人が『ハッキングオブウォーゲーム』に触れたのは偶然だったのか?


 そして、彼女たちに協力しようと考えているゲーミングショップのタロウ・春日野の目的とは?



 これは、戦争が歴史の授業やフィクションでしか言及されなくなった日本で起こった、コンテンツ市場を盛り上げようとするプレイヤーたちの物語である。



◯主要キャラクター



※主人公


 レインボーローズ


 女性


 21歳


 天才ゲーマーを自称する少女。身長165辺りで体格は若干スマートに見えて、巨乳。あまり露出の高い服を着ることはない(苦手とは違う理由で着ない)。


 ゲームの腕は、そこまで高いものかは不明。天才ゲーマーという割には、どのあたりが天才なのか疑問視する声もSNS上では散見されている。


 自称という事もあって、ゲームメーカーなどと契約しているゲーマーでもなければ、埼玉県内で認められているプロゲーマーというわけでもない。


 ガーディアンは「彼女は奇跡ともいえるような引き運を持っており、そこから得たもので臨機応変にスタイルを切り替えている」と、ゲームのプレイスタイルに関して仮説を出した。


 様々なARゲームでハイスコアを残していく一方で、自分の定住できるようなゲームがないか探している節も。



 その中で『ハッキングオブウォーゲーム』を発見し、偶然マッチングする事になった月坂とぴったりと言わんばかりのコンビネーションを披露した。


 しかし、これが原因で様々なゲーマーに目を付けられしまう事に関しては、本人もあまり気にすることはない。


 チートゲーマーを引き渡した際、タロウが彼女のプレイ技術に目を付け、自分の店でバイトをしないか、と誘い……それに乗った。


 ゲームに勝ち負けはある事に関して理解している一方で、彼女の場合はそれ以上に命のやりとりを拒絶する傾向がある。


 そんな彼女が『ハッキングオブウォーゲーム』をプレイし始めたのは偶然なのか、それとも必然なのか……。


 他のプレイヤーとの戦いでも真剣にプレイしているプレイヤーを揶揄したりはしない。その一方で、意図的に手を抜いているプレイヤーには容赦しない箇所も併せ持つ。


 手を抜くプレイヤーに関しては「何が理由であれ、そこまでされて勝っても自力で勝ったわけではないので、うれしくもなんともない」と、真剣にプレイしたプレイヤーに負けるよりも悔しがる。



 レインボーローズの名前は『ハッキングオブウォーゲーム』で使っているハンドルネームではなく、他のSNSで名無しの天才ゲーマーではまとめ記事にするにしても不便という事で、匿名のユーザーが(別ゲームのアカウントとは知らず)名付けたものである。


 ゲーム上で使用しているハンドルネームは複数あるが、普通に名乗っても支障がないものとしてレインボーローズの名前を気に入ったのかは、定かではない。


 ハンドルネームでない本名は不明。プロゲーマーも自称なので、いずれは他ジャンルへ進出しようと考え、名乗っては都合が悪いという事で名乗らない。


 家の表札には〇坂(〇の部分はかすれていて読めない)とあるのだが、最低でも月坂ではない様子。



 後に彼女は、様々なゲーマーを巻き込み大きな流れを生み出すのだが……。



「SNS炎上なんてする時間があったら、他の楽しそうなことに全力を注いだ方が一番だと思うよ」


「炎上なんて興味ない! その作品にそれぞれのファンがいて楽しむ。それで十分」


「今はデスゲームが全面的に禁止……それこそフィクションの存在にすぎないレベルでね」


「ゲームとは言えど、真剣勝負には変わらない。そこで手を抜いたって分かると、ね」


「ゲーム開始! 楽しむわよ!」



※もう一人の主人公


 月坂ハルカ(つきさか・はるか)


 女性


 20歳


 ゲームメーカー(実はガーディアンとつながりを持つ)の契約プロゲーマー。ある意味でも公認プロゲーマーとも言えるだろう。


 その実力は別のゲームで「彼女がエントリーしている段階で勝利確定」、「ハルカがいる段階で、該当マッチングのサレンダーするプレイヤー続出」、「裏カジノで賭けが成立しない」と呼ばれるレベル。


 もっと具体的に言えば、ガーディアン調べのゲームスキルランキングでは2位に大差をつけた1位という実力を持つ。このランキングではレインボーローズは企業所属ではないので、除外されているが。


 しかし、あるゲームのプレイで他プレイヤーを圧倒しすぎる実力を披露した結果、SNS上で「チートを使ったのでは?」と言われてしまう。


 これに関してはガーディアン側も調査を行い、冤罪なのは明らかとなっているが、まとめサイトなどで冤罪と判明する前に拡散した結果、チートゲーマーと言われてしまう事になる。


 それからは対人要素を持たないゲームなどで活動し、ハルカの名前も使わないことでSNS上の声をかわしていき、次第にSNSなどからも若干の距離を取るようになった。



 しばらくしたある日、草加市で『ハッキングオブウォーゲーム』が稼働開始し、プライベートでプレイしていたところ、レインボーローズとマッチングをする。


 バトルのルールがタッグ戦だったため、レインボーローズとはそのまま組むこととなり、初回プレイとは思えないような連携で相手プレイヤーに勝利した。


 当然、このプレイを見ていた他のプレイヤーは当然だが相手プレイヤーもチートを疑い、何処かのタイミングでハルカに対して復讐しようと考える。


 その後、電車で竹ノ塚まで移動、駅に着いた所で先ほどマッチングした相手プレイヤー及び一部プレイヤーに取り囲まれ、ピンチとなってしまう。


 最終的には別の目的地へ向かう予定だったレインボーローズが偶然駆け付け、チートプレイヤーを一掃。そこで、さっきのマッチングしたパートナーが彼女だと知った。



 その後、レインボーローズと同じタイミングでタロウに目を付けられ、ゲーミングショップでバイトをすることになる。


 実は彼女がガーディアン組織に所属するゲーマーなのはレインボーローズもタロウも知らず、あまりにもチートじみたプレイスタイルはアルストロメリアに指摘されるまでは、隠し通していた。

(聞かれなかった、というのはある。タロウもピンポイントのワードを避けて質問はするが、それも回避している)


 本編中盤で『ハッキングオブウォーゲーム』のマッチポンプ疑惑があった際には、表情を変えずに「やっぱり」とつぶやく。


 何故かというと、自分がゲーマーとしてピンチを迎えたあの事件はハルカの実力が強すぎたため、都合よくガーディアン側の他プレイヤーを育成するためにマッチポンプを仕掛けたという説がSNS上にあったのを目撃したから。



 レインボーローズのプレイを見ていく内に心情が変化していき、ゲームをプレイする楽しみを取り戻していく。


 性格は登場人物の中では最も冷静で、ニュースに対しても興味がないものに関してはチャンネルを変えたりせず、無言で見ているだけという反応をすることも。


 ゲームをプレイしているときだけは表情が変化し、もっとも感情を見せていることがあったのだが……プロゲーマーになってから変わったとも言われている。


 一連の炎上事件があってからは、再び似たような感情を取り戻したが大会などでは表情が無表情に変わる事もある。



 ゲームと呼ばれるものでは、ほぼ無敗。脱衣要素のあるゲームやクレーンゲームなどのようなものでは負けることもあるが、彼女曰く「ノーカウント」らしい。


 勝敗の付かないようなアドベンチャーなどのゲームはプレイこそするが、滅多なことでは30分くらいで飽きてしまうようだ。


 そのため、得意ジャンルとしては対戦型FPSやTPSと言った部類、対戦格闘など。



「圧倒的? それが実力差ってやつ」


「私はプロゲーマーなのよ! チートなんて、そんな不正をするわけないじゃない」


「ゲームで現実逃避なんて、したくない! 私は……」


「これは本当にゲームなの?」


「ブラックバッカラ、私はあなたとは違う!」



※ゲーミングショップ


 タロウ・春日野


 男性


 20代中盤?


 2人がバイトするゲーミングショップの店長。戦隊シリーズに出てきそうなイケメン。身長は2人より若干高い。


 ガジェットの整備などはバイトに行わせており、彼は主に来店した客に商品説明をする担当にも見える。


 仕事はまじめに取り組み、ゲームも真剣にプレイするのが彼のモットー。彼曰く「手抜きは言語道断」とレインボーローズみたいなことを言う。


 彼の正体は凄腕のプロゲーマーであり、SNS上でもガーディアンに敵視されていたロウ・アバター。敵視された理由は不明だが、チートを拡散している人物が似たような名前だったのが理由らしい。

(ロウ・アバターはハンドルネームだが、命名法則がガーディアンにも敵視される原因となった)


 性格は冷静なのだが、ゲームにログインしたりすると性格が好戦的になる。性格の変化する理由は不明(最終回まで明かされないかもしれない)。


 本編中盤で『ハッキングオブウォーゲーム』のマッチポンプ疑惑があった際には、少し驚く表情を見せたがすぐに冷静を取り戻している。


 バイトの名前を憶えていることが多いのに、レインボーローズは本名っぽい名前で呼ぶ。〇坂なので、〇の部分を予測して呼ぶのだが……それらは次々とはずれる。


 もしかすると、最終話で当ててしまうかもしれません。



 登場する全ゲーマーの中では、さりげなく実力は2番目。最強ランキングをやるとすれば、間違いなくハルカの次に強い実力を持つ。


 カードゲームなどのドロー運が絡むものは苦手。



「さぁて、祭りの始まりだ」


「SNS炎上は祭りじゃない。あれは……無差別攻撃と同じレベルだ」


「誰が暴れだと? 俺はロウ・アバター。公認プロゲーマーだ」



 ※ネタバレ※


 実はレインボーローズのゲームにおける先生に当たる。彼女のゲームスタイルこそ自分のオリジナルも混ぜているが、基本ベースはタロウと一緒。


 リアルであったことはなく、その時は別ハンドルネームでプレイスタイルなどを教えていた。


 そうした事情もあってか、リアルでレインボーローズのプレイスタイルを見た際は「何処かで見覚えが……」と考えていたのである。


 実際、バイトに起用したのはこうした事情を踏まえた結果。


 2巻あたりでタロウがハルカと雑談をしている際に、レインボーローズの話題となって、そこでバレる事に。


 ※※



 アルストロメリア


 ??(後述参照)


 20代前半?


 パワードスーツ姿の人物で、身長が160センチ台。

(ただし、ブーツ型アーマーで身長をごまかしている可能性あり)


 ゲーミングショップのマスコット的な存在ではあるが、これはあくまでも表の姿。そうした事情もあってか、接客は行っていない。


 主に店のセキュリティ面(監視カメラの整備や映像チェックなど)を担当していると言ってもいいだろう。


 その正体は、とある組織が派遣したホワイトハッカー。タロウもその事実は知っているようだが…?


 ある意味で(ゲーム以外の面で)公式チートともいえる存在。メットが各種ハッキングを可能にする高性能コンピュータになっているらしい。



 パワードスーツと言っても店での立ち回り的に、メット以外ではインナースーツ+軽装アーマーしか装備していない様子。


 ボイスチェンジャーは使っておらず、少しノイズがかかったような女性声で話す。


 稀に『ハッキングオブウォーゲーム』へ参戦する際は、大型アーマーを持ち出すことも。

(これを主人公たちが使う事になるが、主人公が使用するのが先でアルストロメリアが使うのは後である)


 性格は秘密を周囲に拡散されないように言葉を選ぶ。メットに内蔵されたAIシステムなどを駆使して会話をすることが多い。

(ただし、事情を知るタロウは例外)


「SNS炎上なんて、しょせんはさじ加減一つ……。そう思っている人物は多いわけよ」


「こういう切り札も持っているわけよ。これが、隠し兵器ともいえるパワードバイザー、いわゆる強化スーツね」


「自分は、何としても世界を変える。今の世界は、正しくないから」



 ※ネタバレ※


 スノードロップ


 女性


 20代前半


 アルストロメリアの正体。スノードロップの名前自体も偽名で、本名は不明。


 名前を偽装していたのは、別のハッカーに動向を悟られない為。この辺りはタロウも知っていた。


 目的はブラックバッカラを操っているハッカーの逮捕。その為にゲーミングショップへもぐりこんだのである。


 ある意味でも諦めが悪いように見えるのだが、これはスノードロップの花言葉である「逆境のなかの希望」に関係しているかもしれない。



 身長は157辺り。アルストロメリアと身長が違うのは、ブーツ型アーマーで身長を若干ごまかしていたのもある。


 性格はメットを介さない事もあってか、何故か好戦的。アルストロメリアとは逆の性格かもしれない。


 ブドウ糖を摂取するためか、常時ラムネ菓子を常備している。


 本編中盤で『ハッキングオブウォーゲーム』のマッチポンプ疑惑があった際には、無言でラムネ菓子を強くかみ砕いた。


 その反応にどのような意図があるのかは不明だが、最低でも「やっぱり」ではなく「信じられない」の方が強い可能性がある。


 終盤で予想外の行動をした結果、ブラックバッカラの正体を暴くことにもなるが……。



 数値で計算できないようなゲームは苦手。それ以外は難なくこなす。


 ※※



 ウェルウィッチア


 女性


 20代前半


 ゲーミングショップのバイト。主に店へ持ち込まれたパソコンのカスタマイズなどを行う。

(修理に関しては、別のモブキャラが担当。修理シーンはあるが、人物描写はされない)


 バイトメンバーの中では、古参に該当し、開店当初からバイトとしているようだが……。

(開店したのは2年前位なので、古参とは言っても……という気配も)


 なお、タロウの前任者(前オーナー)も知っているようだが、その詳細を話したがらない。

(タロウが口止めしているわけではない。理由は別人物を参照の事)


 本編中盤で『ハッキングオブウォーゲーム』のマッチポンプ疑惑があった際には、全力否定で「ありえない。何かの間違いでは?」とタロウに主張する。


 それだけ、彼女とガーディアンの関係は強かったようで……。


 性格は「のんびり」という具合だが、それはタロウの第一印象に過ぎない。SNSのフェイクニュースを安易に信じがちで、何かにすがろうとしている部分もあるようだ。

(占いサイトで自分の星座が1位のサイトを数十分探すこともあったり、ショッピングサイトでは激安よりもレビューの方を優先したり等)


 フェイクニュースなのかもソースを確認せずに信じる箇所に関して言えば、もしかすると敵サイド寄りに近い印象もある。

(フェイクだという事をアルストロメリアに突っ込まれ、がっかりするところまでテンプレ)


「秘密だよ」(前オーナーの話をふられたことに関して)


「SNS炎上の心理はわかるつもりだけど、彼らに正義なんてあったものじゃないわ」




※ネットガーディアン


 ガーベラ


 女性


 20代後半


 ガーディアン組織の指令をしているが、あくまでも草加市内限定。他のエリアは別の支部の人間に任せている。


 表向きはプロゲーマー育成機関として活動をしているが、その実態はSNS炎上などを拡大前に阻止するガーディアンともいえる存在。


 彼女自身はSNS炎上にトラウマともいえるようなものを持っており、この世から炎上がなくなれば、と思っている。


 それに加え、海外で起きたAIによるハッキング事件、これに関してガーディアンの技術が使われた可能性を考え、日本にカバーストーリーを拡散した張本人でもあった。



 ウェルウィッチアとは過去にあった月坂の一件で対立した過去がある。他のゲーマーを育成するという目的だけで月坂を炎上させた張本人がガーベラのため。


 これをきっかけにしてウェルウィッチアはガーディアンを離れ、ガーベラもSNS炎上にトラウマを持つようになった。


 ちなみに、タロウがオーナーをしているゲーミングショップは元々ガーディアン管轄だったのだが、ガーベラが店舗ごと切り離す手段に出る。

(事実上、ガーベラが前のオーナーともいえる)



 その後は月坂の一件は引きずりつつも、後任ゲーマーの育成は進めて何人かをプロゲーマーにすることはできた。


 その一方で、ブラックバッカラの一件も注視しているのだが……。



「ありえない。これは何かの間違い……のはず」


「月坂の一件は申し訳ないと思っている。あれは炎上させた勢力も同罪……こちらが一方的に悪だと思われたくはない」



 ホオズキ


 女性


 19歳


 プロゲーマーとしてデビュー予定のゲーマー。その一方で、ネットガーディアンでSNS炎上勢力を根絶するために行動もしている。


 性格は楽天家のようにも見えるが、彼女のハンドルネームであるホオズキの花言葉には「偽り」があるので、演技かもしれない。


 ツインテールが特徴だが、メットを装着するとその特徴も分かりづらくなる難点も抱える。



「実力は二の次。今のゲーマーに必要なのは、カリスマ性よ」



 ゼフィランサス


 女性


 20歳


 プロゲーマーとしてデビュー予定のゲーマー。その一方で、ネットガーディアンでSNS炎上勢力を根絶するために行動もしている。


 性格は慎重で、些細なワードでもSNS炎上の可能性があるのでは…と考える箇所も。


 ガーベラの指示は絶対としながらも、失敗しそうな任務などには進言することもある。



「このニュース、フェイクかもね」(この発言後、ネットガーディアンが慌ててニュースを調査するまでがテンプレ)



※敵サイド


 ブラックバッカラ


 不詳(男性ボイスではあるのだが…)


 ??



 AIアバター。本編上では前半で大量破壊兵器のハッキングを行い、中盤では遂に一連の流れを見て介入、終盤では主人公2人に立ちはだかるラスボスとして登場。


 その外見はパワードスーツを装着したような姿をしているのだが、一方で別の姿(ハッキングを行った際、ノイズ交じりに確認可能)もあるらしい。中盤以降はパワードスーツ姿がメイン。


 パワードスーツに関しては電子的なものではなく実体がある。


 目的は「戦争を行うために生み出された兵器を取り上げる」ことと「戦争根絶」の二つ。ハッキングという手段で、強硬したのには理由があるらしい。


 神と主張する事もあるのだが、本当に神と言えるような力(ハッキング能力など)を持っているのは間違いないだろう。



 最終的には主人公たちとは和解する。


「戦争は世界を崩壊させる。世界を救うのは……」


「お前たちはやりすぎた。これ以上、シナリオを壊させはしない」


「何故だ。何故、神に逆らうのだ?」



※ネタバレ※


 実はとある場所に眠っていた設計図から復元された存在。復元したのはヒヤシンス。


 何とか設計図通りに再現はされたものの、何かが欠損していたのかは不明だが暴走、大量破壊兵器の無力化をしてしまう。


 しかし、神を超える力を持つという部分は設計図にも記載されており、ウソではない様子。


※※



 ヒヤシンス


 男性


 年齢不詳(20代後半)



 ふとしたことでブラックバッカラのデータを発見し、それを復元した人物。表舞台に顔を見せることはなく、外出時は常時メットをかぶって活動している。


 埼玉県ではARゲームなどをメインとしたエリアがあり、そこでは違法ツールの部類でない限りはメットを着用したままでも特に警察が来ることもないので、メインの拠点が埼玉になっている様子。


 さすがに風呂に入るときや寝るとき、食事の際はメットを外す。ヒヤシンスはハンドルネームの類であり、本名不明。



 ブラックバッカラ復元後は、VR空間などで実験を行い、そこで何に活用できるかを見極める予定だった。


 その内のあるエリアで実験を行っていた際、そこの正体が実は某国の機密データを隠していた偽のVR空間だという事が判明する。


 そして、その空間でブラックバッカラが能力を発動させた結果、大量破壊兵器が動かなくなるなどの現象が起きたのだった。


 まさか某国もVR空間にスパイなどが送り込まれる事は予想しておらず、他国にも状況を話し、一連の会議……というのがあの事件の真相だったのである。



 実はホワイトハッカーでもあり、ひそかに転売ヤーなどの情報をガーディアンに提供していたりもしたが、ブラックバッカラの事件をきっかけにガーディアンへの情報交換が途絶える。


 もちろん、ガーディアンの方もヒヤシンスの提供された情報を基にして動いているのだが、今回の情報が途絶えた件で思わぬ疑惑を向こうにもたれてしまった。


 それがブラックバッカラの起こした全世界におけるハッキング事件。これにヒヤシンスが関与している可能性も考え、ガーディアンが動いていたのである。


 会議の状況や一連のデスゲーム禁止などの情報も一歩間違えれば、ブラックバッカラを生み出したのが日本と疑われないようにするため、カバーストーリーをガーディアンが作り……。



 ヒヤシンス自身はブラックバッカラを復元させただけなのだが、それによって起きた事件の規模が違いすぎたために動けない状態が続く。


 その中でブラックバッカラに提案されたのが、チートツールを作ってチートプレイヤーに拡散し、それをガーディアンに摘発させる……というマッチポンプだった。


 この仕組みが中盤でSNS上で拡散、炎上したことで事態がさらに悪化し、これをきっかけにしてアルストロメリアに元凶として探りを入れられてしまう事になる。



「想定外の事が起こったか」


「安易な『バズり』狙いの勢力に、正義を語るなど……言語道断」


「ブラックバッカラを復元させたのは、確かに自分だ。しかし、あの行動は向こうがやったことだ」(ある人物の黒幕発言に対して)



◯物語構成


・全6章構成(プロローグ含む)


・プロローグ


 全ての始まり。あるAIが全世界(日本以外)に向けてハッキングを行い、大量破壊兵器を無力化する。


 無力化した理由は不明だが、電子機器が導入されつつあった新型兵器だけでなく、旧型の兵器も無力化されていたために動揺が広がった。


 その後、国連で緊急の会議が行われ、この事実を隠すためにデスゲーム禁止を会議で決定し、即時に発効。


 厳密には別の名称で呼ばれるのだが、日本では一切報道されず、デスゲーム禁止でSNS上は通じたこともあり、デスゲーム禁止で広まった。



 それからしばらくが経過し、平成から令和に変わった日本、そこでは様々な人気コンテンツが存在し、時にはブレイクし、時には炎上する事も……。



 令和となってから数年辺り後、拡張現実を用いたFPSゲーム『ハッキングオブウォーゲーム』が運営の予想に反してブレイクしていた。


 運営側はSNS炎上勢力が介入している可能性も考えたが、そこまで警戒してもチャンスを逃すと判断し、運営を続行する。


 そして、いつの間にかユーザー数も10万人を突破するまでの人気となった。



 一方で、SNS上に存在する炎上勢力は『ハッキングオブウォーゲーム』の炎上に動くことになり、ある人物からチートツールを受け取るのだが……。



・1章


 レインボーローズが新しいゲームがないかパソコンで情報を仕入れていると、ふとしたことで『ハッキングオブウォーゲーム』を発見する。


 しかし、拡張現実を使用したARゲームと知って、最初は設置場所が近所にないのでは……と思い始めた。



 あるトラウマが原因で対人タイプのゲームが出来ないでいる月坂ハルカは、SNS上で情報を仕入れていく内に『ハッキングオブウォーゲーム』を発見した。


 ハルカの方もゲームシステムなどを見ていく内に対人タイプと知って、最初は拒否反応が出るのだが、ソロプレイも対応しているとの事で、草加市へと電車で向かう。 



 その後、ゲームの設置されている施設へと到着し、お互いにゲームエントリーをする。


 レインボーローズはスーツ装着でプレイする事に驚き、ハルカの方はプレイ料金が200円という事に驚いた。ハルカはスーツを自前で用意していたので、着替え室で着替えるだけで済んでいるが……。


 ゲームモードはシングル、ダブル、3VS3の3つがあったが、ダブルのタッグを選択。この流れでゲームルールにも言及される。


 お互いに同じモードを選択したこともあり、偶然にもレインボーローズとハルカがマッチング。ハルカはそのままのネームだったが、レインボーローズは別ネーム(名前は適当で、深い意味はない)。


 

 バトルの方は両者共に初プレイであったのだが、初プレイとは思えないような連携やアクションを見せ、他のプレイヤーを圧倒。


 結果として、2人のタッグがスコアで1位を記録していた。これには周囲のギャラリーも驚くばかりである。


 一方で、ハルカのプレイヤーネームを見て「もしかして、あの月坂ハルカか?」と尋ねるユーザーもおり、SNS上で情報交換が行われた。



 その後、ハルカは電車で、レインボーローズは自転車で帰ろうとしていたのだが、ハルカが下りた竹ノ塚駅で謎の不審者に襲撃される。


 そのプレイヤーの正体は、何と先ほど対戦していたプレイヤーだった。何も事情を知らないハルカは絶体絶命のピンチに。


 そして、ピンチに駆けつけたのはレインボーローズだった。ゲームフィールドを周囲に展開し、次々とチートプレイヤーを倒していく。


 レインボーローズはガジェットを使用してスーツを装着し、チートプレイヤーを撃破していく光景をハルカは「あの時のプレイヤー」とつぶやき、あの時のデジャブなのでは……とも思い始めます。


 

 最終的にはチートを使ったプレイヤーはガーディアンに逮捕される事となり、駅周辺にも野次馬が集まり始めている。


 その中で、2人の動きを見て何かを感じたのは竹ノ塚でゲーミングショップを経営しているタロウだった。


 タロウは二人と接触し、急に「自分が店長をやっている店で働かないか?」と声をかける。明らかな不審者と思うかもしれないが、二人はそれを了承。


 この事件をきっかけにして、タロウのゲーミングショップでレインボーローズと月坂がバイトをすることとなった。



・2章


 一連の竹ノ塚駅における事件の報告をガーディアンから受けたガーベラは、駅の監視カメラの映像からハルカを発見する。


 これには少し厳しい表情をするものの、他のメンバーから指摘される事もなく、一連の報告が終了してメンバーが部屋を出ると、そこでため息を漏らす。


「まさか、この事件に月坂が関係しているとは」


 さすがのガーベラも何か思う所はあるが、チートプレイヤーによるゲームのハイスコア荒らしや運営妨害は他人事ではなくなっているので、そこは割り切る事に。



 第2章ではガーディアン側の仕事をメインにしつつも、ゲーミングショップのバイト紹介なども含めてあまりシリアスにならないように話を流す。


 レインボーローズとハルカが竹ノ塚駅近くのスーパーで買い食いをしたり、他のお店に立ち寄ったりなどの日常シーンも動かして、2人が主人公であるとアピールする事も忘れずに。



・3章


 『ハッキングオブウォーゲーム』ではパワードスーツだけでなく、ロボットにも近いような大型アーマーも運用できることが判明。


 その中でもゲーミングショップでも運用を躊躇していたアーマーを主人公が発見、そのシステムや外見などにほれ込んで2人で使おうと言い出す。


 そのアーマーを持ってきたアルストロメリアはあっさりと許可を出すのだが……。



 その一方、他のゲームでもSNS炎上勢力やチートプレイヤーが目立ち始め、こちらの方もレインボーローズは若干気にするようになる。


 しかし、そちらの方は既にネットガーディアンが対応していたので、駆け付けた頃にはすべて終わっていたという。



 他のゲーマーに関してもいくつか言及され、ガーディアンも「警戒するべきか」と考えるケースも散見される。


 それでも現状は様子見という方向になり、実際に目撃されている不正ツールやチートの対応がメインとなっていく。



 終わりの方ではプロローグで言及された一連のニュースを検索しようとしたある人物が、とあるサイトにたどり着き、そこでブラックバッカラという名前が初めて言及される。



・4章


 ヒヤシンスが初登場。ここで、一連のチートプレイヤーへツールを拡散しているのが彼なのでは……と。


 しかし、彼としては『チートツールを渡したわけではない』という事で一連のチートプレイヤーの事件を様子見していた。


 ヒヤシンスの名前が出ているわけではないのだが、チートツールを拡散した人物が別人になっている件を彼は黙っていなかったのである。


 まるで、ネットガーディアンが都合の良いカバーストーリーを拡散しているのでは……と。


 そこから、ヒヤシンスはとある作戦を実行する事になった。既にブラックバッカラも動いてはいるのだが……。



 前半ではヒヤシンス視点で最初に起こったチートゲーマーの一件が語られるが、後半ではタロウ視点で語られる。


 タロウはチートゲーマーの一件に特定のメーカーが炎上を主導しているとも考えるが、それを否定するのがアルストロメリアだった。


 過去にあった炎上事例で大手会社が関与したケースもあったかもしれない一方、リスクを考えるとありえない、と。


 そういった事件の犯人探しをしているうちにゲーミングショップに客が現れ、タロウが商品説明対応で席を外す……という展開に。


 ハルカはアルストロメリアに「メットは脱がないの?」と尋ねられるが、言葉を選んでやんわりと拒否。


 レインボーローズは「悪い人には見えないでしょ」と正体を探る事はしなかった。



 そういった日常パートをやっていく中で、チートプレイヤー出現のニュースがSNS上で拡散され、レインボーローズとハルカが出動する。


 バトルの方は4章でも前半バトルは描写され、5章は決着。


・5章


 チートゲーマー勢力と決着。今回、ゲーマーへチートツールを提供した人物も逮捕される事に。


 しかし、この人物は後の供述で「SNS上で拡散しているツールを使いやすくしたに過ぎない」と発言。思わぬ展開を生むことに。


 今回の一件で「SNS炎上で儲けようとする勢力が関与しているのでは?」とハルカは考えるが、レインボーローズはスルー。


 スルーした理由は「そこまで考えてゲームをプレイしたくはない」という感情もあった。それをハルカが知る事は現段階でなかったが……。


 ブラックバッカラに関してSNS上で見た情報をハルカが言及するも「特に関係ないのでは?」とレインボーローズはスルーを決め込む。


 これに関してはタロウも「今はチートゲーマーやSNS炎上勢力を対処する方が先」と後回し気味、ここで初登場のウェルウィッチアも「今は関係ないんじゃない?」と関与を否定。


 それでもハルカは「今回の事件の黒幕にブラックバッカラが関係している」と考えるのだが……。

 


 その後はゲーミングショップのメンバーと交流したり、やはり今回の事件は隠蔽されたり。


 一方で、この事件を利用してアフィリエイト収入を得ようとしたまとめサイトが摘発、ニュースに取り上げられますが……ガーディアンには言及されず。


 一連の流れを見て、ヒヤシンスが「今回は、この辺でいいか」と切り上げ、次の計画へのプランを立てる。



 2巻の引きにはガーディアン本部が登場、今回の騒動に関しての調査結果報告がされ、そこで終わります。


 ガーベラの顔見せ程度だった2章とは違い、構成員を含めて本格的に顔出し。



・2巻以降の流れ


 2人のゲーマーが、時にはゲームエリア外の商店街などで買い物したり、コンビニスイーツやコンビニコラボのお菓子を買ったり、電気店でフィギュアの(転売ヤー対策)抽選会に参加したりします。


 そして、稀にゲーミングショップのメンバーが働いたり、SNSの動向を見たりする。


 炎上の動向がありそうなマッチングを見かけた場合には、2人が介入し、チートプレイヤーや炎上勢力のプレイヤーを撃破していく。


 その後、ガーディアンが調査結果報告を行い、終わっていくというテンプレを重ねていきます。


 なお、中盤及び終盤のイベントを組み込みつつも、この流れは変更しません。


 ブラックバッカラ介入後は、ガーディアンが事件の詳細を隠そうとしてもまとめサイトに先を越されたり、中にはアルストロメリアが……というパターンも。



・中盤


 一連のチートプレイヤーやSNS炎上が、あるAIの仕組んでいるマッチポンプという事が判明。


 ガーディアンですらも実はAIによって生み出され、結成された組織にすぎない。


 この一連の流れで『ハッキングオブウォーゲーム』はマッチポンプであるというフェイクニュースが拡散し、SNS上でも炎上していく。


 その一方で、炎上ユーザー狩りと称し、謎のアバタープレイヤーが姿を見せる。


 アバタープレイヤーの正体、それこそが大量破壊兵器を無力化したAIであるブラックバッカラだった。


 そして、今回の介入の目的も「自分が想定していたストーリーを逸脱した」というもの。


 マッチポンプのニュースが思わぬ形でブラックバッカラの介入を加速させ、SNS炎上勢力を根絶しようと考えているガーディアンの行動も加速させた。



・終盤直前


 ブラックバッカラとの決戦。その前には草加市内を回ったりもする。


 『ハッキングオブウォーゲーム』の炎上が、いわゆるまとめサイトなどのアフィリエイト収益目当てだったというカバーストーリーが拡散される。


 本来はカバーストーリー(更に言えば、ガーディアン側がブラックバッカラの事実を隠そうとしていた節あり)ではあったのだが……実際に同じ末路をまとめサイト勢が辿る事となり、SNS炎上に関しての議論も加速していく。


 一方で、「そんなことなどどうでもいい」とガーディアン側に挑戦状をたたきつけたのはタロウだった。


 お互いに思惑はあるのだが、それを関係なしでブラックバッカラを止める……と考えていたのはタロウ。


 ブラックバッカラの事実を公表される事で組織壊滅もあり得るため、カバーストーリーで事実を隠そうと裏でブラックバッカラを破壊……を考えていたのがガーディアン。


 互いの目的をかけて、まさかの『ハッキングオブウォーゲーム』でゲーマーチームとガーディアンの直接対決が実現してしまう。



・終盤


 ゲーマーチームは主人公、タロウ、アルストロメリア、ウェルウィッチアの5人。ガーディアンも5人という5対5バトル形式がとられる。


 バトルの方は先にガーディアン3人とウェルウィッチア、タロウが脱落していく。タロウの方は何か意図的に脱落したように思えるが、ガーディアン2人を巻き添えににしていたので配信的にはタロウの意図は読み取れなかった。


 残るメンバーによるバトルが……という中でブラックバッカラが姿を見せた。


 ブラックバッカラ自身は、今回のバトルを茶番という事で介入を決め、今度こそ自分のシナリオ通りに話が進むことを望む。


 ガーディアン側はブラックバッカラに挑むも、圧倒的戦力差で敗北。それに巻き込まれるような形でアルストロメリアも脱落する。


 そして、バトルを続けるものの最終的には事件の真相を知り、レインボーローズは和解を提案する事に。



 最終的にはブラックバッカラは和解の道を選び、全ての事件は解決する。


 一方で、大量破壊兵器などは無力化された状態が続き、一連の戦争禁止条約は維持し続けることになった。


 しかし、彼らにはそういった兵器でよりもコンテンツの力で世界を変えたという事実の方が大きかったのである。

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