長編の進捗:354938(+2192)

 amazon.co.jpのKindle Unlimitedをキャンペーンのときだけ、利用している。

 私の場合は、2か月99円のキャンペーン。

 きのう、前のキャンペーンのときに読んでいた、「ガリア戦記・下 (普及版)」(PHP研究所/中倉玄喜)の続きを読み終えた。


『アントニウスがこの冬営地にきて以来、アトレバテス族に不穏な動きはなかったのだが、あのコンミウスがふたたび問題をつくったのだ』(208ページ)

 この『問題をつくったのだ』は格好の良い表現である。いま書いている長編小説の中で使わせてもらおう。


 ところで、名文家として名高いカエサルが、次のことばを残しているのをご存じか?

『一般の人々が知らないような難しい言葉や表現は、船が暗礁を避けるように、注意してこれを避けなければならない』(「ガリア戦記・上(普及版)」(PHP研究所/中倉玄喜) 位置27)

 ほんとうにそのとおりだとおもう。

 私の場合は、常用漢字以外はなるべく使わない方針を取っている。仕方なく使わなければならないときは、ルビを振ることにしている。

 常用漢字を学ぶために、漢検2級も取った(常用漢字が範囲)。

 漢検の準1級以上に出てくる漢字は使わないにこしたことはないと個人的には思う。

 しかし、常用漢字の使用にこだわりすぎると、文章が崩れるのもまた事実である。


 書けない漢字は使わないとか、いろいろと自分なりに工夫して、使う漢字を決めるのがよいだろう。

 使う漢字へのこだわりというのは、その人の文体を形成するものだから、考えたことのない方は、一度、振り返ってみると、作品の向上につながるかもしれない。

 みなさんは、どういう方針・こだわりで、漢字を使っておいでですか?

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