第11話「グラーフツェッペリン」

その頃

大和と別れた航空機動部隊は、グラーフツェッペリンと。

ヒトラーの命を受けた独空軍の攻撃により危機にさらされていた

「さらに、英海軍はほぼ壊滅し生き残った部隊は撤退」


独海軍

「第三機動部隊を指揮するのはカール・トップ中将」である。

日本軍めわざわざ地中海まで現われよって。

「指令」「レーダーに反応あり距離2万6千」

「右舷050」

見張り報告せよ

戦艦3

護衛艦3

空母3

潜水艦6隻かと思われます

以上であります。

「よーし」


いつも、わが海軍を馬鹿にする、ゲーリングの鼻を明かしてやろうではないか。

「わが海軍の強さを見せつけてやるぞ」


「戦闘配置」

「主砲・砲撃戦よーい」

「攻撃隊発進」

各部隊に返信・第三戦速

総員戦闘配置


「砲撃手」護衛艦を狙え

「距離2万」1・2・3番砲撃て」





司令官

敵主砲撃ってきました

「さらに」

右舷に魚雷多数!!


「なに⁉」

どこから撃ってきた


潜水艦からだと思います

「よ、避けきれません⁉」

「比叡」中破・速度低下

さらに、空母天城も中破により傾斜がひどく発艦不能です。


さらに、敵機接近・数は約「380機」

何としてでも撃ち落とせ


ち・・長官さらに、左後方上空より敵機襲来!!

「な・・なんだと⁉」

い・・一体どれだけの航空機を投入するきだ!!


潜水艦隊との連絡はどうなっている⁉

「はっ」先程まで通信があったのですが途絶致しました


「くっ」やられたのか・・・・」



敵艦さらに撃ってきました

「最大船速」敵の攻撃を避けるのだ


さらに、対潜攻撃せよ

「敵潜」位置把握

第三戦速攻撃せよ


後方に敵潜4

対潜魚雷撃て


敵の放った魚雷により、回避の遅れた扶桑が被弾!!

損害報告せよ・後部小破浸水しています

「修復急げ」


どうにか攻撃を避ける赤城

「参謀長」各艦に連絡・射程を保ち正確な攻撃を行え。


「攻撃隊は敵機を一掃せよ」主砲撃て。


「ほーう」

あれが日本軍の空母艦隊か、まさにカモがネギを背負ってるて奴だな。

「一気に片づけるぞ、わがルフトバッフエの力を」

役に立たない海軍どもに見せつけてやるのだ。

「行くぞ」


「長官」

左後方の敵機さらに接近⁉

「むっ」

「航空参謀」

各攻撃機に伝え敵の編隊を一機も逃さず撃墜せよだ。

「ハッ」


激戦は続く


第三・第八中隊高度150を保って固定

「敵艦隊補足」攻撃体制をとれ。

「8時上空」敵機接近・第四中隊は迎撃せよ。

「ハッ」


「目標まで3000」

「全ミサイル開け、このまま直進」

目標ロックオン撃て


「独空軍」撃ってきました。


「全艦」旗艦を守る為にも撃ち落とせ




「おぉ!!」


司令官

報告致します。

「巡洋艦霧島」大破・全員死亡沈没致しました

「なに!!」

同じく戦艦金剛・空母加賀も大破し自沈

「乗り組員を救出中です」

被害多数・・このままでは全滅します。


「司令官」

「ここは一端撤退を!!」

「うむ」

将兵の命には代えられん全艦撤退せよ。

「大和に入電」




我敵との交戦で多大なる損害

ジブラルタルへ撤退せり


「ここに、田邊 今津司令官の嫌な予感が的中したのである」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る