第10話「日本海軍VS独海軍」

「その日の夕方」

「ついに独海軍との邂逅を果たしたのである」

指令

敵の艦隊を補足「距離2万7千」


「総員戦闘配置」

「対空砲準備完了」

「対潜攻撃完了」

「総員配置よし」

「射撃準備完了であります」

全艦戦闘配備完了であります。


砲術長

一発では仕留めるなよ、様子を見たいのでな。

ハッ分かりました。

間もなく主砲射程に入りますが。

発射のタイミングは任せる

「わかりました」

総員に告げる、衝撃に備えよ。

諸君らの健闘を祈る。



「ヘルマン艦長」

「敵の射程距離に入りました」

「よし」射撃準備

一気に決着をつけるぞ、

「敵の土手っ腹に風穴を開けてやる」

距離「2万3千」左舷砲撃戦用意

「右・回頭35」



「敵・右回頭」始めました。

「よし」

「面舵一杯」ヨーソロー

行くぞ敵を追尾しろ、絶対に見逃すな。

「はっ」


「主砲」ヤマトに向かって撃て。



長官きます

心配いらん。当たらんからな。

「距離1万8千」敵艦補足

「修正値右1,2」旋回角度修正

一番から三番まで発砲回路よし「撃て」



大和撃ってきました

取舵一杯

「護衛艦被弾」火災を起こしてます」

な・・なんて威力だ

うろたえるな皆が動揺する。

「総員」

敵の攻撃力は侮れないものがある。

しかし、我が軍も敗けてはいない、この戦いに勝利しドイツ海軍の強さを見せつけるのだ。

再び射程に入り次第砲撃せよ。



ビスマルク再び攻撃態勢に入ります。

相手にとって不足はない。

いよいよ戦艦同士の一騎打ちとなりますな

「ふん」

大和の真価が問われるな。


一気にケリをつけるぞ

砲術長射撃準備

わかりました



「大和」真っ直ぐ突き進んできます

全門開け、狙いは大和

撃て


ビスマルクふたたび、撃ってきました

こちらも撃て


ヘルマン艦長

くっ、危なかった

構わず残りの全弾撃ち込め

はっ

「ビスマルクの放った一撃が大和に命中した」


「ムッ!!」

被害状況を報告せよ

後部副砲に被弾・火災発生

消火急げ


さすがは、ビスマルクだな

全門開けビスマルクを葬るぞ

撃て・・・


「大和の砲撃受け大炎上を起こすビスマルク」


全弾命中ビスマルク大破致しました

長官やりましたね

うむ

だが、この戦いで犠牲になった独海軍の冥福を祈ろうではないか

「はっ」

このまま、マルタ島へ進路を進める

ヨーソロー



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