Saving the World

@V-Research

Episode 1.始まりの日

時は2XXX年ー


地球に住むは人、人の中に眠る力

超動力「エナジー」

を使って生活していた


「エナジー」はあらゆるものに使用できる性質を持っている


例えば車はエンジンやガソリンなど要らず、この「エナジー」1つで動かせる

また、キッチンで使う火もこの「エナジー」で代用できる

「エナジー」による恩恵は凄まじく、

あらゆるモノに使用されており、人々の生活を支えている

また「エナジー」は寝ることで回復でき、何度でも生成できる(例外あり)

さらに鍛える事で「エナジー」の量を増やす事もできる


「エナジー」のおかげで宇宙の調査は急激に発展した

ロケットに蓄積された「エナジー」を使用することで従来の燃料より遥か遠くの惑星まで飛ぶことができ、宇宙誕生の謎、広がり続ける宇宙の仕組みがほぼ解明されているほどであった



しかしそんな地球に住む人々には1つの脅威があった

それは別宇宙に住む「レイダー」の存在である

ある日平和は突然壊された...



「きゃあああ!」「早く逃げろ!」「こっちも危ないぞ!」「誰か!この子を助けて!」「やめてくれー!」


燃え盛る街... 飛び交う人々の叫び声...

あの日地球は別宇宙からの侵略者「レイダー」に

よって襲撃を受けあらゆる街が壊滅状態に陥っていた

被害は甚大で、犠牲者も後を絶たなかった


「はぁ...はぁ... ここなら...」


「安心だと思った〜? ウケるー!あっははははっ!」

「もう貴様に逃げ場などない,,,」

「おとなしくその子を渡しなよ!」


3人のレイダー軍の幹部が1人の女性を追い詰める


「あなた達にこの子は絶対に渡しません。

この子は私達の大事な子供、

そして

この先の未来を明るく照らす希望の光...」


「うわ、マジきつ〜、地球人ってほんと変なもん持ってるよね〜」

「愛情というものか,,, 理解に苦しむ,,,」

「やっちゃおーよ!早くあの子を奪って『あの方』にわたそ!」


3人のレイダー軍の幹部が赤子を抱える女性に向かって攻撃を放とうとすると


「こうなるとは思っていましたが、仕方ありません」


そう言って女性は右手を空に掲げると、

上空に翡翠色の巨大な魔法陣が出現した


「!?」


レイダー軍の幹部たちは驚いた


「これってもしかして?!嘘?マジ?」

「ガイアエナジー!,,, 持っていなかったはずでは,,,」

「やばいよ!やばいよ!」

幹部達は一気に撤退しようとするが


「あなた達もここで私と一緒消えるのです」

女性は赤子を優しく地面に置くと彼女の「エナジー」で鳥を形成し子供を乗せ遠くへと放った

そして女性は宙へ浮き、

「私の全エナジーを使って、

この戦いに終止符を打ちます!

ガイアエナジー! ライフプリフィケイション!『地球の浄化』」

解き放った瞬間、優しい翡翠色の光が地球中に広がっていった

そして地球上にいるレイダー軍はすべて光となって消えていった

「どうか明るく、元気に育ってね...」

そう言って女性自身も光となって消えていった...




あれから数年後,,,

街は復興し、暮らしが元に戻りつつあった

しかし、レイダー軍による爪痕は大きく残っており

人々はまたレイダー軍が攻めてくるのではないか?

という不安や恐怖を抱えていた


そこにある組織が立ち上がった


対レイダー組織「ソルヴ」である


レイダー軍による侵攻の前から、「エナジー」を使った対レイダー用の戦闘研究が行われていたが

レイダー軍の侵攻までに実用段階までは至ってはいなかった

そして今年ようやく政府の認可が下りて実用段階まできていた


対レイダー用の戦闘スタイルは

人の中に眠る「エナジー」を自分の創造力と強い覚悟が無ければ作り出すことはできない

2つの条件を満たせば自分の中の「エナジー」が尽きるまでレイダーに対抗できる装備や武器を用いて戦う事ができる

それが使いこなせるベストな人物像は成長盛りの

「高校生」 であった



「うおーーーー!!!」

ソルヴの本部に向かって勢いよく走る青年

今日はソルヴの入隊式であり

彼が1番待ち望んでいた日でもあった


彼の名は

「焔 叶大(ほむら かなた)」


「最強のファイターに俺はなってみせる!」


To be continued...

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