君宛

そんなに綺麗じゃないよと

言う君を好きになってしまった汚い俺



ストーリーに載せられた君の隣の男より

愛しているよと教えたい



好きだよと呟くたびに

無言でいいねを押す君



コーヒーの紙コップのふちのキスマーク

一口貰うねと気づかないふりして少しだけ飲む



コーヒーの紙コップのふちのキスマーク

目を逸らしてもう一口飲むコーヒー




田舎の安いラブホテル

ベットで寝ている君の綺麗な横顔




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