第9話子供の躾

子供は中学生だが、今まで一度も手を上げた事はない。

暴力は憎しみしか生まないし、恐怖政治を敷くのはグレる元だ。

その都度、挨拶、マナー、お年寄り、障がい者との接し方を教えてきた。

調子に乗って暴れていると、大きな声出した事があるが、それは小学4年生くらいまで。

6年生になると、色気付いて前髪ばかり気にしてる。

一緒に、お風呂に入らなくなった。

恥ずかしい年ごろなんだろう。そう思っていると、裸で、

「ママ~パンツは~?」

と、部屋中を真っ裸で歩き回る。ナゼ、一緒の風呂は嫌なんだ?


現代は体罰を認めない。それで、いいと思う。ただ、成人前にピアス、酒、タバコは許さない。嫁さんは耳に6コも穴を開けているが。

勉強嫌いは親譲り。ヤル気スイッチが来年までに入らないと、高校受験が怪しい。

塾で何を勉強しているのか?

1学期の通知表は、3が1個で後は運動会。

いっちに、いっちに、いっちに。

来週、勉強と進みたい道を話合おうと思う。

未来の羽弦家当主にふさわしい、人間に育てたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る