あやふやファン小説
シュウタ
アツニャーン編
むかーしむかし、というほど昔かどうかわからないぐらいのときのあっちかもこっちかもしれないところに多分1人の青年のような見た目をした少年らしき人がマンションのようなアパートと思しき場所に住んでいたかもしれませんでした。
その性別すら謎なよくわからない人物は、ある時か、この時か、はたまたその時か、あることを決意というより決心しようと思ったとか思わなかったとか。
それかはわかりませんが、恐らくそれが二次元だか、一次元だかの世界であるらしい所謂動画配信サイトの配信者?通信者?視聴者?のどれかになれれば人生観が変わるような、変わらないような気がすると。
そして遂に1年前か2年前か3年前に多分その人だと思うのですが、配信者になったみたい、という噂を友達の友達の知人のいとこの孫だと思われる人から聞きました。
その人が送ったらしいメールにはこう書かれていたような気がします。
「幾月か前だったかそこらにアンタかアンタの兄弟が言っていたはずのあの少女の見てくれをしている爺さん趣味じゃなかったような気もする若者だけど、どうやら確信は持てないけどゆーつべだか、ようつべだか、ようちゅーぶだかで配神者になったっぽいって本人だと思われる確率が限りなく低い本人らしき人から聞いたよ。
その人の廃神を見たと考えられうる私から見た赤の他人によると、普段はマザーだったようなモザーだったかもな配信とか、楽談?苦談?雑談?とかをやってるらしくて、特に苦楚サムネ選手権が滅茶苦茶、尾も白いような、面白いようなとか言っていたはず。
あ、あともしかしたら違う可能性も無きにしもあらずだけど、その人の友人Kだったか、Jだったか、Xだったかその辺の誰かがいいアジ?いや、味?を出してるって言ってたよ、多分ね。
で、その上本人かどうかわからない人が言うには10月1日が誕生日だったかもしれないらしくてその翌日の確か10月2日、そう!昨日と思われてる日!に私はまだ見ていないはずだけど、歌ったり、マリカしたり、いろいろやったとかやらなかったとかで生誕祭配信を6時間ぐらいしてたみたいだよ。」と。
そう書かれていたかもしれません。
そのメールと思われる文面を見た覚えがぼんやりとある私は言った気がしなくもありません。
「へぇ〜それで?それ言ったのほぼほぼ僕じゃないよね?」と。
するとメールを送ったかもしれないその人と思しき人はきっとこう言いました。
「そんなことは恐らくどうでもいいよ。ところでその背信者の名前、何ていうか気にならなくなくない?」と。
そこで僕は、まあ気にならないことも多分ない気がする。と言った覚えがあまりありません。
確かそのセリフを言い切るか言い切らないか微妙なタイミングだったはずですが、その人であるはずの人が言ったはずです。
「アツ ニャーン」と。
当然そんな一言だけを聞いたような気がする僕と考えられる人はよくわからなくなり、思い切ったような気がしないでもない感じで言いました。
「その「アツ ニャーン」さん?くん?ちゃん?様?が配信者の名前でいいかどうかわからないけどいいということにしておけばいいかな?」と。
するとその人の隣にいた赤の他人に見える知人が続けざまに言ったような雰囲気を感じました。
「ああ、その背信者のことなら約五割五分五厘知ってるような気がするよ。えっとね、確か1年前の2021年1月4日周辺に動画デビューをして、その数日後だかに初配信をした気がするね。だからこのセリフを言っているであろう2022年10月3日とみなすことが可能と思われる日は、動画デビューからおよそ1年と9カ月、つまり1年と273日、もしくは21カ月、別の表現をすると91週と1日、わかりやすく言えば638日ぐらい経ってるかもしれないってことだね。
あと知ってる気がすることと言えば、今のモデルが2代目で変わったとみられるのが2021年の9月3日らへんってことかな。あっ?気付いた?そう!昨日だったはずの生誕祭配信の日が新モデルになってから1年と1カ月なはずなんだ!ねぇ?これって偶然だと思わなくなくない?自分は偶然だと、たまたまだと考えていないこともないけどね!
あっ!あともう一個あったはず!確か誕生日の日だと考えることが概ね可能な日から同じYouTube?YouCube?MyTube?配信者の人と8割ぐらいの確率でみなせる人と同棲を始めたかもしれないらしいよ!」と。
そう聞き流すかの如くちゃんと聞いたはずの僕は特に最後の部分が気になったようで、知人と言っていいのか判断しかねる人にこう聞いたはずです。
「へぇ~、じゃあその相手の配信者らしき人はどんな人なの?」と。
すると、知人みたいなムーブをかましている気がする人はきっと言いました。
「えっ?いや、私はあんまり詳しくないはずだからそこにいるはずの私の娘の友人のクラスメイトのお兄さんから聞いて。」と。
それに答えるかのようにたまたま通りすがったそのお兄さん、というよりオネエさんに見える人が多分言いました。
「あらやだ、その人のことならアタシ、知っているようで知っていないような気がするわ!アタシから確信を持たずに言えることがあるとすれば、そのお相手は、もともとSMSだったか、SNSだったか、SOSだったかで絵を描いていたらしいわよ!それで自分の描いたキャラを動かすため…じゃなかったかもしれないけど確かそんな思いを抱いたときに名前を変えてデビューしたとかなんとかかんとか…あ、全然関係ないこともないかもしれないけど、その人、
そんな話を聞いた記憶がほんのりとある僕は次のように言った気がしないでもありません。
「はぇ~、そのお相手は凄いオーラをバッチバチか、パッチパチか、ピッチピチに放っているような気がするね。ところであなたと言っていいか定かでないあなたは、その2人がどうやって出会ったか知ってるかもなの?」と。
そしてオネエさんだと仮定するにはあまりにもガタイがいい佇まいに見える人が十中八九言いました。
「確か配信外の配信者同士の交流の場で会ったのが最初だとかそうじゃないとかだったはずよ。本当かどうかアタシにもわからない気がするけどねぇ。そこからお相手の方が「アツ ニャーン」?「ナツ ニャーン」?「サム ニャーン」?のファンになったとかならなかったとか。まあ、その時点で恋愛感情なんて微塵の欠片もなかったみたいだけどねぇ。って、それも当然のことで、その人の声しか知らない気がするものね。そこからなんやかんやあったりなかったりしたとかなんとかかんとかでつい最近か、だいぶ前か、まだ見ぬ未来かにお相手が離婚したらしくて、その後実際に会ったり会わなかったりして、おおよそ1,2週間前から付き合い始めたって風の噂で聞いた気がするわ。」と。
それを聞いていた感を醸し出していたような僕の背後に居た僕の弟と断定するには根拠が薄すぎる人が言ったそうです。
「ねぇねぇ!じゃあじゃあ!あのあの!その2人のことを上手いこと表現することができるとすればなんなん?どんなん?なんやなんや?」と。
それに対して、近くにあると思われる山の頂上付近と考えられる場所らへんから僕のクラスメイトの父親と思しき声で答えがあった気がします。
「そりゃあーーー、イケメン風肩幅広すぎる疑いがある紫っぽいスーツを着用した面白そう系Vtuberと元家庭持ちだったと言うにはわかりにくい気もする低音ボイス風味声な薬剤師系Vtuberなんていったらーーー、最高に面白…、いや間違えた、最高にお似合いだというには根拠がなさすぎるような感じもしないでもないカップルやろがい!!!!!」と。
その叫びを否が応でも聞かざるを得ないこともなかったような僕はとりあえずそろそろ考えるのも飽きた気がしたので、最後に多分こう言い放ちました。
「要するに青年のような見た目をした少年らしき人だか、少女の見てくれをしている爺さん趣味じゃなかったような気もする若者だかが二次元世界と考えられることが可能かもしれないYouTubeで配信者的な感じのものに『美男子感醸し出し想定紫スーツ着用肩幅広すぎ風イケボ的ボイス系Vtuber「アツ ニャーン」』としてデビューして人生観が変わったようなそうでもないような気がするけど、その活動を続けて約638日と推定される日の前日よりも前の日周辺で何歳かの誕生日を迎えて、その日から同じ配信者と思われる気がする『イラストを描いていたところから推定二次元世界に自主転生っぽい感じで転生した感をほんのり感じる恐らくリアル薬剤師系Vtuber』の人と同棲を始めて、生誕祭配信を誕生日の日のおおよそ翌日とみなせる日にやったかもしれなくて、おめでたいと言っていいかわからないけど多分きっとそうだよねってことだね。」と。
するとあちらこちらに居た人たちが僕に向かってこう言った気がします。
「それだ!!!」と。
大方おしまい!
あやふやファン小説 シュウタ @Shutanz
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。あやふやファン小説の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます