転生した魔王様は現代日本でも無双する。
司馬波 風太郎
プロット
①転生した魔王様は現代日本でも無双する。
参考作品
魔王学院の不適合者
コードギアス 反逆のルルーシュ
聖剣学院の魔剣使い
世界観
現代日本に転生した魔王が他に転生してきた悪役を取り締まる話です。
転生したのは魔王の元部下だったり、敵であったものなど様々。
基本的には転生した者のほうが現代の人間より肉体や能力の面で優れているため、転生者は好き勝手するものが多い。
ヒロインが襲われているのを助けた主人公が転生者を倒していくために仲間を集めて社会的地位を築くのが物語の骨格。
転生者は特殊な能力を一つ持っている。また前世で何者だったかによって肉体が強かったり、幸運だったりする。
例えば、魔族出身であれば肉体が遥かに常人より強い。銃で撃たれても即死とかはない。
エルフは普通より長生きするとか。
元人間はそのまま。勇者のような前の世界で特別な存在だった人間は魔族と同じように能力が向上していたりする。
また転生者は一人一つスキルと呼ばれる能力を授かる。これは生前もっとも得意としていた魔法や本人の精神状態(後述する聖女はこのパターン)によって決まる。
主人公達が転生する前の世界について
様々な種族が争っていた世界。様々な種族が存在していて皆が争ってばかりいるような場所だった。
存在する種族
魔族…協力な魔法が使える種族。主人公が率いていた。圧倒的に力は強かったが人間とエルフの連合軍に最終的に破れる。
人間…転生前の世界では一番数が多い存在。種族としては一番弱かったがある人物が魔導兵器を開発してからそれを量産し、魔族に対抗する手段を手に入れた。それからは数を頼みにエルフと協力して魔族を撃退する。
エルフ…種族としては一番数が少ないが協力な精霊術を使う。長命で若々しい肉体を持つ。協力な精霊術を使えるが数の多い魔族に苦しめられていた。最終的に人間と一緒に魔族を撃退する。
魔法とスキルについて
主人達の世界で使用されていたもの。転生者は現代で魔法を使うことはできないがそれぞれスキルと呼ばれるものを使用できる。スキルはその者が前世で得意としていた魔法や精神性から発現する。
主要キャラ
主人公 ゼノン
性別:男性
日本人名:鈴城 佑(スズシロ ユウ)
性格及びキャラ背景
前世は魔王で圧倒的強さを誇った。聖女に敗れ、倒される。魔王の時は冷酷無慈悲。ただそのせいで信頼した部下の何人かが離れてしまったため、今は少し人情に配慮するようになった(あくまで配慮であり、理解ではない)。冷酷無慈悲で力による支配を敷いたのは魔族が基本力が絶対の社会だったため、ゼノンは力で抑えつけて治めるしかなかった。現代日本では鈴城の影響及びかつての自分への反省から、なるべく話し合いで物事を解決しようと努力する。
現世では鈴城の家に居候することになり、彼女の親戚ということで過ごすことになる。セリフは普段は丁寧な敬語で誰にでも接する。戦いの時は傲岸不遜な言葉使いになる。
髪の色は黒、瞳は青。
能力
魔王の時は様々な魔法が使えたが転生後は一つだけしか使えないように。使用するスキルは魔法のコピーが変化した能力吸収および味方への付与。身体能力は非常に高く現代に転生した今も常人より遥かに強い肉体を持つ、戦闘は素手でもかなり強い。
セリフイメージ
「力の差が分かっていないようだ。面倒だが直に教えてやろう」
「まさか……奴も転生しているのか……!?」
ヒロイン
名前:鈴城 由佳(16)
女性 日本人
普通の女子高生。転生者に襲われているところを主人公に助けられる。最初は主人公の異世界から転生してきたという話を全く信じていなかったが、主人公が転生者と戦っているのを見て、信じるようになる。
性格及びキャラクター背景
勝気でしっかり者。転生者と対峙した時は怯えるものの必要ならはっきり言い返す精神的強さがある。お人よしな面あり、困っている人は放っておけない。この性格から転生したばかりで困り果てていたゼノンを助けることに。
親や友人に普通に恵まれた良くも悪くも普通の日本人。そのため主人公達と価値観の違いからぶつかり合いになることも。
髪色は茶色、瞳も同じ。身長は主人公より少し低い。
能力
純粋な人間のため、普段は戦闘能力はない。主人公の能力付与を受けて戦う。最初は戸惑うが自分の友達を守るために覚悟を決める。
セリフイメージ
「それが私の大事な人達を守ることになるなら私戦うよ」
「転生って……そんな流行の漫画みたいなことありえるの……?」
「この世界ではそういうの禁止!」
元部下
名前:シャーレイ・ワイズバーグ
性別:女性。
日本人名は西宮 桜。見た目は鈴城と同じ16歳ぐらい。
髪型は肩まである黒髪のセミロング、瞳は赤色。魔王を守るために最後まで一緒に戦った。
性格及びキャラクター背景
魔王に好意を持っているも相手がそういった感情には鈍いため、全然気づいてもらえない。可哀想は可愛い。執念深く、執着心が強いタイプ。
能力
イリュージョン。相手の認識操作。相手に自分をいないように見せる。これを用いた近接戦闘がメイン。
セリフイメ―ジ
「魔王様!? え、あなたもこの世界に生まれ変わったのですか!?」
「その女は……誰です」
「はあ……魔王様は本当に人をたぶらかすのがお上手ですね。なにをそんなにすねているのかですって? 本当、そういうところですよ」
元エルフ
性別:女性
名前:キルレシア
日本名:芹沢 藍(セリザワ アイ)
主人公と対立していたエルフの転生者。転生者になってからは困っている人を助けながら生活していた。
元々魔王とは対立しているため、最初は魔王が悪さをすると思いこみ、主人公に戦いを挑む。その後は主人公達が破壊行為をしないというのをとりあえず認め、協力をする。
性格
真面目で誠実。ただ融通が利かないため、少し他人と衝突しがち。この世界に転生した転生者が自分のためにしか力を使わないのを苦々しく思っている。
能力
パイロキネシス
前世で炎系統の魔法を得意としていたため、能力はそのまま炎を扱うパイロキネシス。彼女の場合、呪いや毒などを浄化する効果も付与されている。
聖女
名前:レイチェル・ノースレア
日本人名:桐谷 麗(きりや れい)
性別:女性
性格とキャラクター背景
魔王を倒した人間代表。しかし魔王を倒した後、人間達に恐れられてしまい、処刑される。魔王と同じく現代日本に転生。人間に対する恨みから人が築き上げた現代社会を破壊し、自分が支配する世を築くために行動している。そのために転生者を集めようとしている。性格は聖女時代は慈悲深く献身的であったが、転生してからは冷酷無慈悲、味方も役に立たなければ消してしまうという真逆の性格に。
能力
ラグナロク
すべてを焼く赤黒い炎。能力や物質を問わず焼き切って跡形もなく灰にしてしまう。またこの能力によって精神操作や干渉のようなものも無効化する。
セリフイメージ
「転生……ね。クソみたいだった前の人生をやり直す機会が出来たことには感謝しましょう」
「今度こそ私は自分のために生きてやる……!」
物語構成
文庫ライトノベル1巻で全5章想定。
第一章
1万〜2万字程度
第二章
2〜3万字程度
第三章
2〜3万字程度
第四章
2〜3万字程度
第五章〜エピローグ
3〜4万字程度
序章
魔王が転生するところから始まる。現代日本で意識を取り戻す。
最初は自分がどこにいるか分からず、戸惑ってしまう。
困って街を彷徨っていたところをヒロインの鈴音と出会い、現代日本をについて教えてもらう。彼女に話を聞くことで自分が今いるところが日本という元の世界と違うことを理解する。
彼女にお礼をいい、一旦別れる。その後、再び彼女と会うことになるが何者かに襲われているところに遭遇する。主人公がそれを撃退、それを見て鈴音から何者かと問われ自分のことを説明する。
ヒロインの鈴音はこのまま異世界から転生した者達を放っておいたらどうなるか尋ねる。主人公は今回のような者が出てくるだろうと答える。鈴音、自分の世界をめちゃくちゃにされたくないと主人公に協力を申し出る。
第2章
二人でこれからどうしていくかを話し合う。とりあえず、一旦は街の中を捜索して他に異世界から転生した人間がいないか調べることに。
その時に魔王の元部下である女性と出会う。
元々自分が最後まで一緒にいた自負があるため、元部下シャーレイは鈴星に嫉妬して喧嘩する。
主人公それを止める。二人と協力して街に隠れている転生者を探すことに。
第3章
最初に鈴星を襲った犯人を捜すことに。見つけた相手はかつての魔王軍の一人。元々主人公達に不満を持っていた。同じような転生者や不満を持つ日本人を集めて犯罪行為を行っている。戦いの末、まだ他にも現実世界に脅威を与えようとする存在がいることをほのめかし、逃げる。
第4章
逃げた相手を捜索する。その途中でエルフの転生者キルレシアと出会う。最初は対立するも途中で一般人を巻き込んで転生者が暴れる事件が発生。三章で戦った元魔王軍の部下の手下が登場、中ボスみたいな感じです。一緒に撃退した後、情報を聞きとる。その敵のボスである元部下は転生した人間を集めて、現代日本の人間に攻撃しようとしていることを聞き出す。
第5章
エルフの転生者と合流し、聞き出した人間のアジトに襲撃をかける。聞き出した人間を倒し、現代社会を攻撃しようとするもっと強い敵の存在を知る。主人公はなんとなくそれが勇者なのではないかと直感する。
最後のシーンは転生した聖女が敵として登場。前世で人間に見捨てられ脅威として処刑されたことから、人間への復讐が目的となり破壊活動を行う。ここで約10万字予定。
2巻への繋ぎ
人間に裏切られて闇落ちした聖女が一巻の最後で出てきます。最終的に主人公と聖女様の戦いに持っていきたいと考えています。
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