③終末の後の屋根裏
坂道南瓜
プロット
◯参考作品
『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』
『終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?』
◯世界観(ファンタジーなら詳細に)
・舞台
人類が滅んでから200年ほど経つ世界。これまでの人類に変わり地上の覇者となったギルプルは多くの時間をかけて歴史の敗北者たちの遺物・文献を分析し、ギルプル流にアレンジすることで独自の文化を築くことに成功した。遺物のほとんどは政府等が管理しているため、一般人がそれを見ることはできない
・旧人類(オルプル)
200年以上前に大地を支配していたがアンノウンによって滅ぼされた。遺物や文献を分析すると、最後までアンノウンと戦っていたことが分かるが、ギルプルの学者によりこれだけでは絶滅の決定打にならず、別の要因の可能性が指摘されている。オルプルという名称はギルプルが差別化のためにつけたもの
・新人類(ギルプル)
オルプルが滅んで少し経ってから突如現れ、圧倒的な速度で生態系の頂点に君臨した。容姿はほとんどオルプルと変わらないが、髪の色の種類が豊富であること、胸部に黒い模様があること、命能と呼ばれる特殊能力を持っているなどの違いがある。彼らが台頭してきた頃にはアンノウンはいなかった。オルプルを歴史の敗北者と馬鹿にしている
・アンノウン
オルプルを滅ぼした正体不明生物。どこからともなく現れ人類を蹂躙し、絶滅に成功するとまたどこかへと消えていた。ギルプルの祖先が遺した歴史資料によると、彼らが大地の大半を支配した時点ではすでに存在の痕跡は一つもなかったという。アンノウンについては多くのギルプルの学者の関心の対象であり、これまでに幾度となく調査が行われたものの、いまだに謎多き存在として恐れられている
・ギルプルの名前
誕生市町村名=苗字・名前という形式をとっている
・胸部の模様(優痕)
ギルプル特有のもの。大きければ大きいほど、複雑であれば複雑であるほど才能の富んだ人物されているが、科学的にそれが証明されたわけではなく、どういったものなのかは不明
・命能
ギルプルであれば生まれたときから有している特殊能力。人生を導く指針のようなもので、これに従う義務はない。命能の扱い方を正しく理解すると非現実的な事象を引き起こす力を得ることができる
・特殊警察
比較的治安の悪い都市に設置される。普通警察が持つ権限の他に、限度ある武装及び実力行使が許可されている。ここでいう限度とは、明らかに一人では扱い切れないもの(例:戦車等)のことを指し、これを逸脱しなければどれだけ殺傷能力の高い得物でも使用が許されている。ただし、犯人以外も巻き込みかねないもの(例:散弾銃等)は事前に使用申請を出す必要がある。他にも命能による特殊能力の発動権も持つ。ただし、あくまで警察官であるため活動には様々な制限がある
◯主要キャラクター
名前:ノロー
基本事項:オルプル、男性、19(+α)歳
ビジュアル:ボサボサとした長く濃い茶髪、長身痩躯
性格:容姿に反して楽観的、かと思いきや急にほの暗い面を見せることもある
セリフイメージ:「その件っすか? あー……、ま、もうちょっと待ってくださいや」
命能:呪縛(後付け)
その他:武装を許可された特殊警察の一員
物語上の役割:主人公
名前:ヒド=アーネー・シンコ
基本事項:ギルプル、男性、21歳
ビジュアル:綺麗に整った七三分けの赤髪、左目を眼帯で隠している、身長はやや低め
性格:情に厚く、ほだされやすい
セリフイメージ:「気にすんなよ! 困ったときはお互い様っていうだろ? 俺は困ってないけどな、ハハハ」
命能:灼熱
その他:特殊警察の一員、ノローに屋根裏を貸した
物語上の役割:進行
名前:ヒド=アーネー・モウト
基本事項:ギルプル、女性、18歳
ビジュアル:ストレートに伸びた長い赤髪、身長は平均ほど
性格:自我が薄く周囲(特にシンコ)に流されやすい
セリフイメージ:「えっと、その、兄をおねがいします……」
命能:不明
その他:ヒド市高等学校の3年生
物語上の役割:進行、ヒロイン
名前:パッシラ=ゲンラル・ボッカス
基本事項:ギルプル、男性、40歳
ビジュアル:坊主頭、長身かつ筋肉隆々
性格:熱血漢で現実主義
セリフイメージ:「馬鹿者! やるなら殺す気で、死ぬ気でやれ!」
命能:捕食
その他:特殊警察の隊長
物語上の役割:進行
名前:セルラ=カーナー・イジン
基本事項:ギルプル、女性、20歳
ビジュアル:短い緑髪、特殊警察の制服をかなり改造している
性格:サバサバしていて細かいことをあまり気にしない
セリフイメージ:「へーきへーき、どうにかなるって!」
命能:平穏
その他:特殊警察の一員
物語上の役割:ヒロイン
名前:ロンセ
基本事項:オルプル、女性、17歳
ビジュアル:セミロングの白髪、赤い目、死人と間違えられるほどの白い肌
性格:表面上は明るく振る舞うが根は悲観的
セリフイメージ:「きみはわたしより弱いんだから、すぐに退場しないように踏ん張ってよね」
命能:なし
その他:アンノウン討伐軍主力
物語上の役割:傷、ヒロイン
◯物語構成
文庫ラノベ1巻で序章含む全6章想定
序章:終末の音はすぐ側に
終末直前のノローを中心とした一幕。アンノウン討伐軍に所属するノローが長官から延命種決定大戦の概要をいくつかの質疑応答を交えながら聞く。解散後に同僚と長官と雑談をして別れる。幼馴染と最期の雑談をしているとアンノウンが地平の先に見え、会話をやめて出撃準備に移る。同僚の独り言を無視し、出撃命令を聞く
1章:特殊警察のお手柄
ノローとシンコがパトロールのためにヒド市内を巡回していると、困った様子の老婆を見かける。話を聞くと、宝物を無くしたらしい。三人で探すと、一時間後に老婆が見つける。老婆と別れた直後、緊急出動要請を受ける。現場は市で一番人気のある大衆向けの料理店。急いで駆け付けるも犯人たちはすでに逃走済み。店の客や周囲の目撃者から聞き込みをして犯人たちの追跡を試みるも、二人では上手くいかずにその日を終える。翌日に普通警察、特殊警察の両方を増員し捜査再開。マンパワーを駆使し犯人たちの居所を特定、特殊警察が制圧にかかる。激しい交戦の末、犯人全員の逮捕に成功、署に連行する。二人も署に戻り事後処理をした後帰宅、シンコと別れ屋根裏帰る
2章:古いヒトの休日
先の事件の事後処理を全て終えたノローに、ボッカスが有休を勧める。最初は断るも、街をより深く知る名目で有給の取得を決める。当日の朝、モウトから弁当を貰い、街に繰り出した。午前中は非巡回ルート、路地裏や細道、廃墟等仕事に関係そうな場所を丁寧に見て回った。公園で昼食を済ませると、午後は公園、博物館といった観光地を中心に見て回る。帰宅すると先に帰宅していたシンコに居酒屋に誘われるモウトに飽きられながら、二人は夜の街に再び繰り出す
3章:大乱闘デッドヒート
隣国で大規模テロ事件が発生した影響で巡回時の武装強化と警戒強化を指示され、巡回していると、複数の若者の喧嘩を目撃する。仲裁に入るも一人が暴走し命能の力を使ったため特殊武装を用いて鎮圧し署に連行する。ノローは命能の力を使われた方のグループの一人を取り調べることになり、話を聞くと当人にも不可解な点がああった。その後、命能の力を使った若者以外を解放し情報を整理する。途中、残した若者を監視していた警官から応援要請を受け、駆け付けると取調室の設備は壊れ、警官も負傷していた。取り押さえようとした瞬間、若者は自害した。大事になったため以降はボッカスが捜査を引き継ぐことになり、その日は退勤を命じられた
4章:古いヒトの追憶
ノローと幼馴染はアンノウンの集団を殲滅した後、空腹のため酒場へと足を運び、香辛料の効いた肉料理と麦酒を頼む。アルコールにやられながら先の戦いを振り返る。一番気になったのは傷ついた同族に見向きもしない非動物性。他にも機械的な動きやその強さの源等を疑問点に挙げる。様々な考察を展開するも、次第に酔いが回り「二人のどちらが強いか」という話題に逸れる。ノローは自分の方が強いと主張するが、幼馴染に言い負かされる
5章:正義は必ず勝つ!
夢から目覚め出勤のための支度をして屋根裏から出ると、シンコは先に出勤したという。慌てて後を追おうとすると、珍しくモウトから応援される。到着直後、ボッカスから先日のテロ事件の続報を聞く。朝礼後、巡回の準備中に市内の博物館で爆発事件があったと通報が入る。最大限の武装をして緊張しながら現場へ急行。途中、犯人は先のテロ事件のグループで彼らも武装していること等を聞く。到着し、先にいた特殊警察から現状を聞く。一度正面突破を試みるも、会敵と同時に攻撃され即撤退。博物館のスタッフが人質に取られているのを確認し、次は武器を捨てて這入り、犯人に要求を訊ねると、その類のものはないという。戻ってこれを共有し、彼らの目的の考察を始める。様々な可能性が出るも確信には至らなかったが、ノローがオルポル関連の資料の奪取の線を指摘。応援の到着を受け、資料の奪還と人質の救出を目的に再度突入。激しい攻防戦の末何とか両方の目的を達成し、署で指揮を執っていたボッカスに詳細を報告する
ノローの話はここで終わり、2巻の引きとして正体不明の人物がノローの暗殺を殺し屋に依頼するところで終わる
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