【もっと!】以下略優しい三千世界【あごだしからあげ!】

あごだしからあげ

第1話「異世界転生してみよう」

 ※この物語はフィクションです。作中の人物、団体は実在の人物、団体と一切関係なく、また法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

  あと極限まで適当に書いているので読んだあなたの時間が無駄になっても知りません。









 あっ車道に猫ちゃんがいる!

 助けよう!

「……」

 助けようとしているこの大柄な男性はバロンという名前で、ムキムキでモテモテであんまり喋らないムッツリスケベの青年です。

 ほらバロン!助けて助けて!

「……わかった」

 バロンは車道に飛び出して猫を助け上げ、歩道に抛る。

 あら、でもバロンは咄嗟には動けず、そこに運良く……じゃなかった、運悪くトラックが!

 ガンって!

 バロンは非常に頑丈なのでトラックがひしゃげてますね。しょうがない。

 そこに青い長髪の少女が駆け寄ってきて――ああ、彼女はエリアルという名前で、味方だけど総合的に見ると敵キャラみたいな子ですね――手に持っていた杖を振りかぶる!

「話が始まらないからこれでも喰らえ!」

 杖がコツーンとバロンの脳天に直撃して、話の展開的にバロンは死にましたと。



「……うっ」

 バロンが目を覚ますと、そこはなんか良さげな空間でした。なんか光ってて、雲がたくさんあって、青空も見える……なんか良さげな空間です。

 目の前にはなんか高貴そうな白い竜が居て、バロンを見つめてるみたいです。

「無垢な命を助けて死んでしまうとは、なんと可哀想なものよ」

 竜はバロンを見てそう言います。バロン的にはその竜は知り合いだったので、困った顔をしてしまっているようですね。

「……ユグドラシル……?」

「おいおいおい、余の名前は知らない設定でしょうが。ふざけてるからキャラ設定守るなよ〜?」

 竜はなんか絶妙に砕けた喋りで、なんとなく気が抜けてきます。

「……まだ死にたくないです!蘇らせてください!あとチート能力も……いや、強敵には通じないから要らんし自分で蘇れるか……?」

「ほう!では余が全部叶えてやろう!中世風の世界観に蔓延る愚かな人間どもにその出来損ないの知性でマウントを取るがよい!」

 皮肉が強いですね。

「さっさ行け!特に広がりのない世界に行って絶望しろ!」

「……典型的な捨て台詞を……」

 バロンの視界はまたぶっ飛びましたと。




「っていうノリなの、今回はね!」

 またバロンが目を覚ますと、そこはなんかどっかの森の中でした。バロンは倒れていたようで、エリアルが顔を覗き込みながらそう言ってきます。

「……やったーびしょうじょだー」

 バロンがめっちゃ適当に返事すると、エリアルはすごい勢いで首を横に振ります。

「違うでしょ!そこはさっきの女じゃねえか!ってツッコミを入れるところでしょ!」

「……さっきのおんなじゃねーかー」

「なんか疲れたからこの辺で終了で」



 次回予告

 エリアル「次回の優しい三千世界はー?」

 バロン「……世紀の対決、大食いvsサウナ、電力をより効率よく生み出せるのはどちらなのか」

 エリアル「それにしても超雑にやってみてどう思う?」

 バロン「……どうみてもこれは与太話だろう」

 エリアル「それはともかく次回もサービスサービス♪」

 バロン「……パクリで締めるのか……」

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