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入社2年目の方に
「どんな道を歩けばいいかわからない。自分がどんな仕事をしたいかわからない。上司を見ていると絶望する。このままここで働いていて自分に未来があるからわからない。」
と悩みを打ち明けられた
この方と話したきっかけは、職場のチーム内から、最近彼にヤル気が感じられない。ぼーっとしている時間が増えているとの話があり、カウンセラーと話して来なさいと言われたからだと言う。
ドクターの面談では内服をするよりも感情の整理とキャリアアンカーを本人と模索する方向で私とのカウンセリングになったわけだが、
会社側はしっかりと仕事をこなしてもらいたい
本人は仕事どころか生き方に疑問を持っている
この2つの共通項や噛み合う部分を見つけるのは毎回悩む
本人側に立てば、時間をかけて思いを吐き出してもらい、進みたい方向や疑問に思った原因を解決消化し、進むべき道を見つける助けをしていきたいと思う。
でも社会はそんな時間を与えない。
会社側はこのまま仕事やコミュニケーションに支障が出るなら、なるべく早く彼に対しての結果を求める。
当たり前だ。会社は慈善事業ではないのだから。利益をもたらさない人に賃金を支払おうとは思わない。
彼自身も働かずに悩んでいる時間を得るには安定した生活基盤が必要となる。
さて、どういう方向に向かっていくのだろう。
今回私は会社側からの依頼で仕事をする。
1回目のカウンセリングでは方向は見えなかった。
私個人は2年目で自分の生き方に疑問を投げかけた彼はすごいと思う。
その頃の私は脳死で働き、休みにはなにも考えず遊び飲んだくれてた。
どうか彼がよい道を探す手伝いが出来ますように。一時着地点でもいいから見つかりますように。
これが私の2/2日
Peter Pan was right Anson Seabra
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