第13話 米政府医療官僚トップのファウチ博士とゲイツ財団が、早期治療を排斥しワクチン推進する国際的な利権集団を主導していると解説する全米ベストセラー書 (4)

(12話からの続き)

*ランセットゲート


世界で最も権威のある2つの医学雑誌「ランセット」と「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」(NEJM)に、無名の企業が所有する存在しないデータベースから、不正な研究を掲載させた権力者がいる。


ファウチ博士とワクチンカルテルは 2020年5月22日、ランセットとNEJMの論文によってヒドロキシクロロキンを消した。


この無名の会社は、600以上の病院の96,000人の患者の医療情報にアクセスできるグローバルデータベースを管理していると主張していた。


このSurgisphere社は、 ヒドロキシクロロキンやクロロキンで患者を治療した6大陸、数百の病院のデータをリアルタイムで分析したと主張した。


誰かがランセット誌とNEJM誌を説得し、Surgisphere社の2つの研究を5月1日と22日に別々の記事として掲載した。


ゲイツ氏が支援した他の研究と同様に、ランセット誌に掲載された研究では、COVID-19患者の(心臓)死亡率をヒドロキシクロロキンが増加させることをSurgisphere社のデータが証明したとしている。


この研究に基づいて、FDAは2020年6月15日にEUA勧告を撤回し、WHOと英国は5月25日にヒドロキシクロロキンの臨床試験を中止した。それぞれが一時的に再開したが、6月にヒドロキシクロロキンは役に立たないと宣言して中止した。


200人の独立した科学者が、ランセット誌とNEJMの研究が不器用な詐欺行為であることをすぐに暴露しなければ、通常はこれで終わっていただろう。


数ある矛盾点のうちの1つを挙げるとすれば、オーストラリアのある病院でヒドロキシクロロキンを服用した患者の死亡報告数が、国全体の死亡数を上回っていたことである。


Surgisphere社のデータベースが存在しないことが国際的な大騒ぎですぐに明らかになり、その後Surgisphere社自体もインターネット上から消えてしまった。


ユタ大学は、論文の著者の一人であるAmit Patel教授を解雇した。Surgisphere社の創始者であるSapan S. Desai氏は、シカゴの病院の仕事から姿を消した。


ニューヨーク・タイムズ紙も、「100人以上の科学者や臨床医がデータベースの信憑性や研究の完全性を疑問視している」と報じた。


最終的に、Lancet誌の4人の共著者のうち3人が、論文の撤回を要求した。Lancet誌とNEJM誌は恥を忍んで論文を撤回した。


医療カルテルの頂点に立つ誰かが、これらの医学雑誌の方針を放棄させ、何世紀にもわたって築き上げてきた信頼性を、 ヒドロキシクロロキンを潰すために捨てさせたのである。


現在までのところ、著者も医学雑誌も、科学出版史上最も重大な不正行為を誰が誘導したのか説明していない。


世界トップの医学雑誌であるNEJMとLancetに、致命的な研究を容認するよう強要しパンデミックの最中に不正論文を同時に発表した製薬会社の支配者たちの能力は、カルテルの強大な権力と冷酷さを証明している。


*ヒドロキシクロロキンを使わせず症例の死亡率を高く保つよう誘導


5月27日のCNNのインタビューで、Lancet誌のSurgisphere社の研究に言及したファウチ博士は、ヒドロキシクロロキンについて、「有効性の欠如についての科学的データは、今では実に明白である」と述べた。


そして、スキャンダルが暴露され、医学雑誌が論文を撤回した後も、ファウチ博士は自分の嘘を放置した。


ファウチ博士と医学界は、世界を代表する2つの医学雑誌によるこの重大な不正行為を無視し、世界中の人々がヒドロキシクロロキンを入手できないようにする計画を貫いた。


この重大な不正行為を、科学的知識のない主流の報道機関は事実上気づかず、COVIDのプロパガンダを強化することに固執した。


何よりも注目すべきは、FDAが ヒドロキシクロロキンに対する勧告を変更しようとしなかったことである。他の国々は、この救命薬を悪者扱いしていた。


FDAが処方薬を承認すると、連邦法により、米国の医師はどんな理由でも正規に承認された薬を処方することができる。米国の医師が医学的判断に基づいて書く処方箋の21%は、適応外使用のものである。


FDAが緊急使用許可を撤回し、詐欺的な警告をウェブサイトに掲載した後も、全国の多くの第一線の医師は、 ヒドロキシクロロキンを適切な量で処方し、強い効果を報告し続けた。


これを受けてファウチ博士は、医師が ヒドロキシクロロキンを処方するのを阻止するために、さらに前例のない措置を取った。


3月、週に1万人もの患者が亡くなっている中、ファウチ博士は、ヒドロキシクロロキンは臨床試験の一環としてのみ使用すべきであると宣言した。


米国史上初めて政府高官が、何千人もの治療医の医学的判断を覆し、医師が適切と考える医療行為をやめるよう命じたのである。


ファウチ博士は、執拗に「適切に実施されたランダム化比較試験の証拠は、ヒドロキシクロロキンの治療効果がないことを示している」と宣言し続けた。


しかし、これらのランダム化比較試験はすでに入院するほど重症の患者を対象としていた。

ファウチ博士は、科学的にも過去の経験からも有効とされている治療期間中に、患者が救命処置を受けられないようにしたのだ。


医学雑誌から論文が撤回された後の7月2日、ミシガン州のHenry Ford Health Systemは、COVIDの中期から後期の症例であっても、ヒドロキシクロロキンが心臓関連の副作用を伴わずに死亡率を有意に低下させるという査読付きの研究結果を発表した。


しかし7月30日、ファウチ博士は議会でミシガン州の結果は「欠陥がある」と証言した。


FDAによるEUAの取り消しとミシガン州の試験に対するファウチ博士の冷淡な反応は、 ヒドロキシクロロキンの処方または調剤を制限する動きをした33の州知事の援護射撃となった。


ニューヨーク州のクオモ知事は、入院中の患者にのみヒドロキシクロロキンを処方するよう医師に命じ、死亡者数を増加させた。


ネバダ州のシソラック知事は、COVID-19のためのクロロキン薬の処方と調剤を禁止した。


各州の医師免許委員会は、これに従わない医師を「非専門的行為」として告発し(免許停止の警告)、この薬を処方した場合には医師を「制裁」すると脅した。


ほとんどの薬剤師はヒドロキシクロロキンを調剤することを恐れ、6月15日にはアリゾナ、アーカンソー、ミシガン、ミネソタ、ニューハンプシャー、ニューヨーク、オレゴン、ロードアイランドの各州薬剤師会が医師や小売業者からの注文を拒否するようになった。


病院は医師に対し2020年6月15日からヒドロキシクロロキンによる患者の治療を中止するよう命じた。


NIAIDは、予定していた2,000人の登録者のうちわずか20人を対象とした臨床試験を、開始から1カ月後の2020年6月に中止した。


FDAは、サノフィや他の製薬メーカーが戦略的国家備蓄に寄付した数百万回分の ヒドロキシクロロキンおよびクロロキンへのアクセスを遮断した(適切な税制上の優遇措置あり)。


サノフィはCOVIDの治療薬を供給しないと発表した。

ファウチ博士と保健省の官僚達は、アメリカ人が理不尽にCOVID-19で病気になったり死んだりする間、薬を倉庫で腐らせることを決めた。


6月17日、ゲイツ氏が米国に次ぐ最大の出資者であり、ゲイツ氏とファウチ博士が実質的に支配しているWHOは、世界中の何百もの病院で ヒドロキシクロロキンの臨床試験を中止するよう求めた。


ポルトガル、フランス、イタリア、ベルギーは、COVID-19の治療に ヒドロキシクロロキンを使用することを禁止した。


*海外の経験を記述すると長くなるので省略する。


誰がどのようにして有効な治療薬ヒドロキシクロロキンの使用を禁止したのか、事実に基づく証拠を踏まえて解説した。


次は、誰が治療薬イベルメクチンをどのように排斥しているのか記述する。

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