第7話 インドの人口最大の州がイベルメクチンで感染制圧した時に、WHOと世界の主要メディアがその薬の効果を否定した(1)

メディア各社が、イベルメクチンを否定する背後に何があるのか、インドとWHOが対立した事例から推測できることがある。


インドのウッタル・プラデーシュ州がコロナ感染爆発から驚異的な感染終息


イベルメクチン中心の家庭用医薬品キットによる治療の成果を米MSNが紹介(2021年9月19日)


インドで最も人口が多く約2億3千万人が住むウッタル・プラデーシュ州で新型コロナ感染症がほぼゼロになったことが、インドで広く報道された。


これは、2021年4月から5月にかけて発生した新型コロナウイルス・デルタ株の猛威を、組織的かつ積極的な検査、早期治療によって克服したという公衆衛生上の重要な事実だ。


新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の非常に強い感染力に対抗するには、家庭用医薬品キットに含まれるイベルメクチンの積極的な使用が有効であることが示された。


保健省職員は、州内の村や地区の家庭を継続的に訪問し、家庭内の接触者も含めて積極的に検査し、すぐに治療を行なった。


WHO(世界保健機関)もこの取り組みを評価しているが、イベルメクチンの使用を隠しているのは不可解だ。


MSNは、世界中の人々が読み、受け入れ、理解できるように、この記事を掲載した。インドで最も人口の多い州の保健省が成し遂げた素晴らしい成果だ。


この州では4月までに感染者が急増したが、そのわずか2ヵ月後には激減し、その後すぐ感染終息したことは今年最大の話題になるべきだった。


デルタ株は、アストラゼネカのワクチンが投与されたパキスタンのラホールを経由して、マハラシュトラ州とパンジャブ地方から発生した。


2月上旬にマハラシュトラ州の東部で発生したデルタ株の流行は、ゆっくりと近隣の州に移動した。


しかし、デルタ株の感染がムンバイに到着すると患者数は爆発的に増加し、ウイルスは急速に他の州へと広がって行った。


ムンバイはデルタ株の感染拡大に大きな役割を果たした。


この巨大都市には出稼ぎ労働者が集中しており、感染者が急増するとロックダウンや失業などを恐れて多くの人々が逃げ出した。


出稼ぎ労働者たちは、列車やバスで移動しながらウッタル・プラデーシュ州などの故郷にデルタ株を持ち帰った。


実はデルタ株発生以前の2020年に、ウッタル・プラデーシュ州はイベルメクチンを州の医療指示書に組み込んでいた。


2020年、モナッシュ大学での知見(イベルメクチンが実験室の細胞培養でSARS-CoV-2を阻害する)や、バングラデシュでの研究成果(Tarek Alam博士)などが、ウッタル・プラデーシュ州の保健当局に影響を与えた。


2020年5月から6月にかけて、Pareek博士が率いるアグラのチームは、実験的に同地区の医療メンバー全員にイベルメクチンを投与した。


その結果、ウイルス検査で陽性となった患者と日常的に接触していたにもかかわらず、誰も新型コロナウイルス感染症を発症していないことが確認された。


2020年8月6日、同州の医療・保健サービス局長が率いる委員会が、イベルメクチンの予防薬としての使用にゴーサインを出した。


ウッタル・プラデーシュ州担当官が「ウッタル・プラデーシュ州はイベルメクチンの大規模な予防・治療的使用を導入した国内初の州である」と宣言した。


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