25

その日の夜は二人は盛大に盛り上がった。焚き火の前でジュンは女豹のポーズで彼を誘惑すると、腰をフリフリと動かして、フラダンスをしながら情熱的に舞った。もはや本人はノリノリで絶好調の様子だった。


胸に貝殻二枚を当てて、頭には赤いハイビスカスを髪にさし、腰のあたりにはバナナの皮を飾り付けた腰みのを履いて、フリフリと一心不乱にクネクネさせながら踊り続けた。

 

 テルキはジュンの魅惑の誘惑にASOKOをとんがりコーンにしながら舌舐めした。二人だけしかいない島なのでヤりたい放題だった。


ジュンは首にぶら下げたホラ貝をプォーンと吹きながらノリノリで誘うと、テルキもまんざらじゃない反応を示し。手を掴むと言葉責めをした。


「こいつはトンだ小悪魔だぜ、このバナナの皮の下には何を隠してるんだ? ホンモノのバナナはどこだ? みせてみろよ」


「はぁ~ん、そこは ダメ~! ダメダメのよしこちゃんだってば~! んあ~っ!!」


テルキは下半身をまさぐると、ジュンのスモールバナナを握って、シコシコさせて神テクニックでイかせた。


 神級の技に、天と地がひっくりかえるくらいのド派手な潮吹きをジュンをするとその場で昇天し小鹿のバンビちゃんみたく足元をカクカク震わせながらヨガってアへ顔で「イったちゃった♡」と言うとテルキはまだまだと言って、ジャイアントコーンをASOKOにぶっさしてドリルの如く怒濤の勢いで腰を振ると、二人揃って獣のように交じわうと、ジュンは逝く度にホラ貝をプォーンと吹きながらアへアへと乱れた。


時に高い音でプォーンとホラ貝を吹き、時に切なくプォーンとホラ貝を吹き、夜の無人島にジュンのホラ貝の音色が朝方までこだました。


その日の夜はアマアマで濃厚かつ、朝方まで二人は抱きあった。そしてもう、無人島から脱出できないと二人が観念したところに突如、一筋の希望が現れた。それは日本の救助隊だった。


日本の有名人が海外で突然行方不明になり、国内では大騒ぎになっていた。そしてありとあらゆる手段を使い、ついに二人は救助された。


救助されたのは皮肉にもゴールデンウィーク明けだった。二人はグァムに行くことはできなかったが、並みじゃ体験できない事を二人は経験した。そして、日本に帰るなり。空港で待ち伏せていたマスコミからの質問とフラッシュの嵐が飛びかうとテルキは一言マスコミとメディアに「良い次回作が書けそうだ」と男前の顔で答えた。そして、隣にいたジュンも、その話にクスッと微笑んだ。こうして二人の壮絶なゴールデンウィークは静かに幕を閉じた――。





おわり





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

サバイバルLOVE! 成瀬瑛理 @face52

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ