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「ひぇええええええーーっ!」
「おっ、おっ、おちるぅ~~っ!」
崖から落ちそうになると、崖の岩に手をかけて掴まってとっさにへばりついた。
断崖絶壁の下は海だった。ジュンは今にも落ちそうな雰囲気だった。テルキは上から見下ろすと彼に声をかけた。
「――おい、その持てる食料が入ったリュックをこっちに渡せ。でないと落ちて死ぬぞ?」
「だっ、黙れ、誰が食料を渡すかっ!! 渡した所で寝首をかくつもりだろ!? そっ、そうは騙されないぞ……!」
ジュンは彼から食料が入ったリュックを渡せと言われると、意地を見せた。
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