第15話 少々、石のトリビアでも。
W杯寝不足の達見です。いやあしびれる試合が多かった。日本代表がグループ首位で通過する日が来るとは思わなかったし、モロッコの大健闘、三笘の1.88ミリ、決勝のシーソーゲーム、ABEMAの本田圭佑のぶっ飛んだ解説。
って、サッカーを語りに来たのではなかった。今回は石のお話です。元々石は好きですが、科博で宝石展やっていたり、漫画を読んでいたので「今、下調べする時間はないっ!」と好きな物を書いている訳です。
科博ではあちこちから貸し出された装飾品や最大級のルース(裸石)などありました。始めて知る宝石もザクザクと。
その中にトラピッチェエメラルドという物があります。石の中に線が六つ放射線状に入っており、科博ではそれを一輪車のタイヤに見立てたピエロのブローチが展示されていました。
公式ガイドブックによれば、なぜ線が入るのかまだよく分かっていないようです。
他にもサファイアにもトラピッチェが入ったものがあります。
そして、日本にもトラピッチェの石はあります。
菊花石という名前で玄武岩を切るとまるで菊の花のような白い模様が見えます。現在は天然記念物で採掘禁止なので、禁止前に採掘されたものが市場に出回っているようです。
検索するとアクセサリーよりオブジェや庭石っぽいですね。
もう一つ、桜石があります。正式には変成岩のホルンフェルス。それが風化したものと考えられ、京都の亀岡で採取され、神社でお守りとして配ってた時代よありましたが、こちらも大正時代に採掘禁止となりました。今の所、日本でしか見つかってないようです。
私も小さな桜石を一つ持っています。畏れ多くてしまったままですが、ペンダントトップだし身に付けようかな。
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