第11話足長おじさん
私の街には足長おじさんと呼ばれる人がいる。
身長は2メートルくらいあるだろうか。
足の長さが、180センチ。
頭や胴体が20センチと言うアンバランスな身体をしている。
皆、異様な身体に恐れを抱き近づかなかった。
そんな足長おじさんがある日、公園で死体となって発見された。
その死体は酷いものだった。
足が切断され、ゴミ箱に投げ捨てられていた。
頭や胴体はブランコの上に置かれていたという。
犯人は数日後、すぐに逮捕された。
逮捕されたのは、近所に住む30代の女性。
犯行動機は「バケモノがいて気持ち悪いから殺した」と言うものだった。
果たして足長おじさんはバケモノだったのか。
私には女性の心の中にバケモノがいたのではないかと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます