【ロリ抱シャワー全裸祭り。】

そして全ての測定が終わり結果用紙が渡される。


【金丸春也】

100m走:12.3秒

1500m走:4分37秒

反復横跳び:63回

垂直跳び:83cm

立ち幅跳び:2m98cm

走り幅跳び:5m30cm

腕立て伏せ:81回

上体起こし:75回

長座体前屈:72cm

握力:53kg

背筋力:190kg


順位 29位/32人中

女の子ばかりのクラスでこれはヘコむなあ...。


「仕方ないよ、このクラスの女の子は全員監視員希望なんだから...春くんの他にいる男はみんな特能者だし。」

「え?...男は全員特能者なの?」

「Bクラスは逆に監視員希望の男子と女子の特能者が一緒になってる、昔と変わらないね。」


つまりこの学校には二つの特能クラスがあるって事か...そこに異性の特能者がいるのか。


「でもそれって問題とか起きないの?」

「ないよ。」

「男女間のトラブルとか色々ありそうだけど。」

「特能者には監視員が常に一緒にいるでしょ?」

「...あぁ、たしかに。」


それに監視員を目指すのはそんなに簡単な事じゃない...これだけの身体能力がある彼女達でも、実際に監視員になれるのはほんの一握りだろう。


「金丸君、結果見せて?」


徳川さんが結果を受け取ると俺の元へ歩いてきた、俺は結果用紙を見せる。


「うん、やっぱり金丸君凄いね。」

「このクラスにいるとそうは思えないけど。」

「私達は特殊な訓練を受けてるからね、3年生にもなればみんな体力面は監視員の基準に到達するみたいだし。」


監視員の基準...。

俺は綾ねえの握力測定を思い出していた。


「私は今回2位、いつも彼女にだけは勝てないのよねー。」


徳川さんが指差した先には、白髪のロリがいた。

身長130cmくらいだろうか?


とても体力測定で1位を取るようには見えない...。

彼女は一体......。


すると綾ねえは頭を抱えて溜息をつく。


「どうしたの綾ねえ?」

「どうしてこうも集まるのか......彼女、所長の従妹いとこよ...。」

「えっ?」


すると徳川さんがウンウンと頷くと、そのロリ少女の手を引いてこちらへ連れて来た。


その少女は俺の顔を暫く見上げた後、腰付近に抱きついてきた。


「よろしくのハグ...。」

「ちょっ......。」

「よろしくー、ぎゅー。」

「う...うんよろしく。」


そして彼女は離れた後に顔を少し赤らめながらニコッと笑い、お辞儀をする。


「私は白星しらほし 宇沙うさ...みんなは宇沙ちゃんって呼んでる......。」

「あっ俺は金丸 春也...白星所長の従妹なんでしょ?」

「うん...あんまり会った事ないけど。」


まあ、所長忙しそうだしな...。

でも徳川さんに白星さん......同じ学年にこの2人がいるなんて、凄いな。


「えっと、宇沙ちゃんは体力測定1位なんでしょ?...凄いね。」

「ありがと...もっかいぎゅ。」

「ちょ...流石に恥ずかしいかも。」


宇沙ちゃんは俺に抱きつくとお腹あたりに頬をくっつける、ちょっぴり膨らんだ胸が太ももに当たる。


「宇沙ちゃんいいなあ、金丸君私もいい?」

「いやダメでしょ。」


宇沙ちゃんは俺から離れると、ぴょんと後ろに跳ねて空中でクルッと2回転しながら着地する。


「またねー、春くん。」


そう言うと宇沙ちゃんは先に校舎へと走って行った、というか綾ねえ以外から初めて春くんって呼ばれたな。


「春くん...か、いいね!...私も春くんて呼んでいいかな?」

「まあ、いいけど。」

「春くん、春くーん!」


徳川さんにそう呼ばれながら近寄られ至近距離から顔を覗き込まれた、いきなりだったので思わず後退りしてしまう。


「じゃあ私達も教室に...とその前に一緒にシャワー浴びにいこうか、案内するよ。」

「一緒って...。」

「身体洗ってあげよか?」

「いや、遠慮しとくよ。」


あまり調子に乗ると横のお姉さんに殺されかねないからな...もう遅いかもしれないけど。


俺は徳川さんの案内を受けシャワー室に入る...いや、これはシャワー室じゃない...。

仕切りもなければ巨大な空間がそこに広がっている、しかも更衣室は男女一緒...流石にやり過ぎじゃないか?


そして徳川さんが目の前で服を脱ぐと、次々と後ろからAクラスのメンバーが入ってくる。


そして次々と服を脱いで部屋の中へ入る。


「ほら春くんも、全員で一緒に入るのがルールだよ。」

「ええ......。」


すると綾ねえが俺の服を脱がしにかかる。


「ちょっ、綾ねえ!?」

「学校のルールには従いましょう、はい脱ぎ脱ぎしよーね。」


綾ねえが俺のパンツに手をかける。


「ちょっと、流石に!?」


しかし一瞬で俺のパンツは外されていた、今のどうやってやったんだ?


てか......。


俺は股間を必死に隠す、しかし女子達は全裸で平然としておりこちらの様子をみんなで見ている。


「ほらー隠してるの春くんだけだよ?」

「そんな事言われても...。」


綾ねえも服を脱ぐ、そして俺を無理やり引っ張り奥へ進む。


やばい...この学校やっぱりおかしいよ!

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