七百二十三話 みんなでお喋りタイム
他の人達も、護衛に付き添われながらスラちゃんが目的地に送っていきました。
閣僚は、またもやマッサージのお店に行くそうです。
どうも午前中にマッサージ屋さんに行った人達から、とても気持ちよかったと言われたみたいですね。
「私達は少し休んでから動こうか。学園から帰ってきたばっかりだし」
「そうですわね。小さい子はまだ寝ていますし」
「皆が起きてから、宿の温泉に行きましょうね」
僕達は、ルーカスお兄様達と共にミカエル達が起きてから宿に行くことにしました。
という事で、皆でお菓子やお茶を飲みながらお喋りタイムです。
「ローリーちゃん、アレク君は相変わらず張り切っている?」
「少し仕事量が落ち着いてきたので、ゆっくりできる時ができてきました」
「息抜きはとっても大切よ。私も実家の仕事を手伝っているけど、流石にずっとはできないわ」
学園の同級生でもあるエマさんとオリビアさんとローリーさんが、仲良くお話しています。
ローリーさんもとても優秀なので、僕もとっても助かっています。
「レイナお姉様、今日はクラヴィーアお姉様とルルーお姉様は不在ですか?」
「今日は、残念ながら仕事が忙しくて来れないそうよ。ランディも真面目だしね」
「それは残念です。今度、スラちゃんに頼んで会いに行きます」
ブランダーク男爵家の方々は、残念ながら不参加です。
この前領民から意見を集めた件で、早速警備担当を増やしているそうです。
その他にもお仕事があるそうですが、皆能力が高いから大丈夫ですね。
「おばあちゃん、この後は皆で温泉に入ってお帰りだよね?」
「陛下と閣僚は帰るけど、私達はしゃぶしゃぶを食べてから帰るわよ」
「「「おお、しゃぶしゃぶ!」」」
ティナおばあさまとリズ達は、いつもの宿についてからの予定を話していました。
しゃぶしゃぶもみんな大好きだし、特に宿のしゃぶしゃぶはタレもとっても美味しいんだよね。
「アレクは本当に真面目だな。今は周りを気にする事はないし、ゆっくりしていればいいんだよ」
「でも、ミカエル達が起きたタイミングで、陛下の様子を見に行かないといけませんよ」
「どうせ、前回と同じくマッサージ受けながら爆睡しているよ。陛下も疲れが溜まっているだろうし」
うん、僕もジンさんと同じく、今陛下がどうなっているのか容易に想像できた。
多分、怪獣みたいなイビキもセットだね。
そしてみんなでお話していたら、元気な足音が聞こえてきました。
ドタバタドタバタ。
「起きたよー!」
「起きた!」
お昼寝タイムが終わったミカエル達が、元気良く応接室にやってきました。
あっという間に、元気満タンですね。
「あっ、カレンちゃんだ!」
「カレン様だ!」
「「「わーい!」」」
そして、みんなはお昼寝タイムの間にやってきたカレン様の所に突撃していきました。
「わっ、ふふ、みんなとっても元気ね」
「「「うん!」」」
カレン様も、抱きついてきたちびっこ軍団の頭をニコニコとしながら撫でています。
とっても、ほのぼのとする光景ですね。
「じゃあ、おやつを食べたら温泉に行きましょうね」
「「「はーい」」」
ちびっこ軍団は、元気良くティナおばあさまに返事をしていました。
さてさて、僕達も出かける準備をしないと。
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