(一)-2
当時、古山の家のテレビはかなり古かった。アンテナ線はさすがに壁についていたが、リモコンがついておらず、チャンネルを変えるにはテレビ本体についているつまみを回さなくてはならなかった。
しかも古いブラウン管は受信した放送波の映像に砂嵐を毎回ちらつかせた。
そんな映像で、古山はドリフを楽しんだ。特に、金だらいが頭から落ちてくるコントが好きだった。翌週の月曜日、学校へ行ってクラスメートと一緒に、ドリフのコントのマネをして遊んでいた。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます