6. 個性


 誰一人として同じ人間はいない

 それぞれに個性がある

 なのになぜか人間は協調性を強調し

 個性を殺す


 『みんな違ってみんないい』

 この言葉を知っている人は多い

 けれどそれを理解し行動している人は

 何人いるのだろうか


 学校、会社、全ての場所で

 似たような服を着て

 似たような主張をして

 皆が皆に合わせ行動をする


 皆と違うものは悪とされる

 声が高いだけなのに

 背が低いだけなのに

 主張が違うだけなのに


 なぜ無視されなければならないのか

 なぜ後ろ指を指されなければいけないのか


 人権とはなんなのか


 きっと誰もわからない

 

 けれど今日も誰かが誰かの個性を殺し

 協調性という言葉で

 社会を作り上げている


 誰も分からないなにかに

 誰もが合わせている

 

 

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