②英語なんか嫌いだ! ~美少女転校生はマルチリンガル帰国子女~

かずきー

第1話

◯参考作品

もしドラ:もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら

もしドラはマネジメントが学べる物語でした。対して本作は効率的な語学学習法がついでに学べる物語です。


◯世界観

超常現象が存在しない現代の東京、学校と主人公の生活圏は世田谷区、目黒区、渋谷区を想定


◯主要キャラクター

ビジュアル・性格・セリフイメージ等


米沢英紀

主人公・英語と古典を除けば文武両道の高校一年生

ビジュアル・割とイケメンで、クリスティアーノ・ロナウドを真似た短髪のサッカー少年

性格・人見知りせず明るい。しかしお調子者であるため、舐められやすくもある。

セリフイメージ・「ほらさっきの自己紹介だよ。うがいしてるみたいな音出してたじゃん。あの発音自分で考えたの? そこまで考えんのすげぇよ。俺も中学の頃にラノベの影響で自作のルーン文字を作ったことがあるけど流石に発音までは考えなかったよ」


真鶴和歌

ヒロイン・英紀にクラスに転校してくるオランダ育ちの帰国子女、日英独蘭仏伊西の七ヶ国語を操るマルチリンガル

ビジュアル・黒髪ロングストレート、れっきとした日本人であり日本人顔ではあるものの、目鼻立ちはくっきりしていてどちらかというと美人タイプ

性格・自立および自律した思考を持っていて自分の意見は明確に述べる。この性格が日本では仇となって京都の女子校で無視をされてしまい、やむなく転校してくる。

セリフイメージ・「だから! 先生は『日本語で自己紹介してくれますか? クラスの一人は英語さえ分かりません』って言ったのよ! だから私のことじゃない」


Marie Anne Schäfer(マリー・アンネ・シェーファー)

サブヒロイン・二巻から登場予定のオーストリア人・異文化コメディ枠

ビジュアル・カールがかかったブロンドのロングヘアと碧眼の典型的なゲルマン民族。漢字をカッコいいと思っていて、浅草で売ってそうな漢字が書かれたTシャツを好んで着ている。

性格・父親が金持ちだからか天真爛漫及び自由奔放に育った。美しいものに目がない。自分の美貌とはまた異なり、きめ細かい肌やサラサラの髪を伴ったアジア人の美しさに惹かれてオランダでは和歌を溺愛していた。転校後の学校でもいじめの憂き目にあっていると知って急きょ転校してくる。母国語は独語、使用言語は英蘭仏と和歌に教わった日本語を少し。

セリフイメージ・「先生スミマセン。アタマが悪いです」

「シェーファーさん? 誰の頭が悪いんですか?」

「私です」

「そうですか、じゃあこのまま教室で勉強した方がいいですよ」

「ナンで?」


真鶴教英

キーパーソン1・和歌の父親で大学の言語学教授。もしドラにおけるドラッガーの立ち位置にあたるキャラでいじめ問題解決の一環として英紀に異文化コミュニケーションや語学習得法の知識を語る。

ビジュアル・40代後半、渋めのおじ様だが身長は低めで元アスリートである妻の方が高い。

性格・基本的に聞き上手で気さくではあるが、娘のこととなると子煩悩や心配性の一面ものぞかせる。教育においては『分からせるよりも感じさせる』をモットーとして体感実験を通じて語学の習得法を伝授している。使用言語は日英独仏

セリフイメージ・「いや、咎めるつもりはないんだ。むしろ君には和歌を助けて欲しい。娘は、和歌はまだこの国の人々の繊細で時に曖昧な態度や表現に慣れていない。前の学校では限界になるまで気付いてあげられなかった……。どうか、和歌が困っていたら助けてあげて欲しい。どうか頼む……」


米沢治佳

キーパーソン2・英紀の姉で私大医学部の一年生

ビジュアル・黒髪のセミロングで20代半ばに間違えられる美人系ではあるものの、服装は全身ファストファッションでスカートすらはかない。理由は内面を評価して欲しいから。

性格・ストイックな優等生で高校時代はクラスの中心的存在だった。良好だった人間関係の経験をもとに英紀と和歌に問題解決のアドバイスをする。古い幼馴染の和歌は妹のように溺愛するが、弟には愛情の裏返しで意地悪をする。



◯物語構成

文庫ラノベ1巻で全何章想定か、各章毎に数百字の要約を記載。

だいたい1巻10~12万字ほどの文字数で描こうとしていること、2巻に繋げることを明確にして欲しいです。


・全5章構成

プロローグ~1章

冒頭ヒロイン和歌の自己紹介から開始。先生の指示を間違えて外国語で自己紹介をしてしまった和歌を英紀が元気づけようとしたものの、茶化し半分で話しかけたためむしろ怒らせてしまう。怒らせたことを後悔し、次の登校日に謝ろうと英紀は心に決める。しかし寄り道した後に帰宅すると自宅のリビングには家族と話す和歌の姿があった。会話を通じてもともと家が隣同士で家族ぐるみの付き合いがあったことや、和歌の父親教英が言語学者であり、英紀の両親が教英に英語レッスンを依頼していることを知る。和歌に謝った後、英紀はいやいやながらも英語レッスンを受ける。そのレッスン中に英紀は教英から和歌が日本の学校でうまくやっていけるように手伝って欲しいと頼まれる。


2章

 和歌に謝罪を受け入れてもらった結果、英紀は図らずも和歌に話してしまった日本語のスラングを教えるために登校を一緒にするようになる。通学中の会話で恥ずかしいネットスラングの説明以外にも、遅生まれの英紀は忘れてしまった幼少期の想い出を和歌から聞いて英紀は和歌と幼馴染であったとの自覚を深める。学校生活においては欧米のティーンエイジャーのように名前で呼び合う気軽さと、語学マウントで嫌われている英語教師を圧倒した語学力で、特に辛酸をなめ続けていた男子生徒達から和歌は絶大な人気を得る。


3章

 男子達の支持を集めて学校生活は問題ないと感じていた英紀と和歌であったが、ある日の授業で和歌が図らずも一人の女子生徒を怒らせてしまったことによって風向きが変わる。怒らせた女子生徒はクラスのカーストトップで、和歌が来るまでは英語の成績が学年トップであった。和歌は男子友達に続いて女子友達も作りたい一心で授業内の会話活動中に助言をしていたが、その助言が彼女のプライドを傷付けてしまったのだ。カーストのトップが怒りをあらわにしたことを口実に、男子達との距離を急に縮めた和歌を快く思っていなかった女子達は和歌の無視を始める。英紀の説明を受けて自分の過ちを知った和歌はトップの女子に謝り、彼女も謝罪を受け入れる。彼女も無視は快く思ってはいなかったものの、既に無視の歯止めは効かなくなりつつあった。英紀は元クラスの人気者だった姉や男子達、そして教英の助言を受けて対策を練る。


4章

 恩師や友人の協力を得て練りだした対策を英紀は実行する。転校前の学校を含めてもまだ半年足らずで日本の文化や習慣に慣れていない和歌を変えるのではなく、クラス全体を良い方向に変えれば良いとの思想に基づいた対策は功を奏して問題は解決する。


終章

 解決後、最初はぎこちなくとも徐々に無視を首謀していた女子達とも打ち解けて和歌は確実に学校での居場所を作り上げていく。主犯の女子と打ち解けたその日の帰り道、和歌は献身的に和歌を支えた英紀に感謝する。嬉し泣きする和歌を英紀が抱きしめようとしたところで、2巻の引きとしてサブヒロインのMarieが登場する。


 2巻以降は学期ごとに主に欧米からのゲスト、またはゲストヒロインを短期留学生として登場させて各国のお国柄を反映したコメディ色を強めます。



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