第3話

ルイヤは裸になった。

全身に竜の刺青(タトゥー)。

見事な代物だった。

いつ、どこでダレによってこんなものが彫られたのか一切わからない。

部屋の中央では、蝋燭(ろうそく)🕯🕯🕯だけが

ジリジリと燃えている。

 ルイヤは衣服を着て、黒マスクをし、サバイバルナイフを握ると、夜の街に出た。


「おい、ぶつかっといて、挨拶もなしかよ」

ヤクザ風のオトコがルイヤに因縁をつけてきた。

「誰だ、オマエ」

「切り裂きジャック」

ルイヤが低い声を出した。

「なに」

ルイヤのサバイバルナイフ一閃。

オトコの喉笛が掻き切られた。

「ヒーッ」

オトコが悲鳴を上げた。

ルイヤは舌舐めずりして、喜悦にいった。

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