舞条淵は演じてる

錠月栞

前編 招と淵

 気持ちよく晴れた日の朝、僕が学校に行くと。

 下駄箱には落ち葉がぎっしりと詰められていて、上履きは汚水でびちょびちょにひたされて。ロッカーはゴミ箱代わりに使われて、机には油性マジックでびっしりと罵詈雑言が書き込まれていた。

 変態。きもい。死ね。消えろ。書き込まれた文字を制服の袖でこすりながら見つめていると、こらえきれずに涙が出て来た。

 そんな僕の耳に届く、クラスメイトの囁き声と嘲笑。

「変態クソ野郎がまた登校してるよ……」

「早く不登校になって消えればいいのに」

「よく学校来れてるよね。頭おかしいんじゃないの?」

「いじめられるのが好きなんだよ、変態だからさ」

「そっか、じゃあもっと可愛がってあげなくちゃね」

 笑い声が頭の中に響く。僕は机を擦るのをやめて、涙と鼻水を拭った。そろそろ授業が始まる。準備をしなければ。

 何とか無事な教科書と、気を抜くとすぐ駄目にされるせいで、もう三回は買い替えたノートと筆記用具を取り出す。その間も僕に対する、露骨な陰口が止むことはなかった。

「愚者の囁きに耳を貸すものよ、己の心に確固たる意志を持つがよい」

 だが。そんな陰口の中に、ある異質な台詞が混じったことにより、僕は思わず顔を上げて、聞こえた方を見てしまった。

 僕の斜め後ろの席。そこに座っている少年が、異質な台詞の発言者だった。ワックスではねさせた黒い髪に、両腕にまかれた包帯、顔にはマジックペンで十字の模様が描かれている。

「己が魂に従え。強き者とは即ち、己が意志を最後まで貫き通せるものである」

「……はぁ」

 振り向いて損をした。相手にするだけ馬鹿なのだ。

 半年前に転校してきたこの少年、舞条淵まいじょうえんは所謂「中二病」を拗らせているのだ。彼は僕と同じただの中学二年生でありながら、自分は秘密結社「バベル」に所属するエージェント「失われし文言」だと思っているのだ。

 当然すぐにクラスの中で孤立して、僕がいじめられるようになるまでは、僕ほどではないにせよ軽いいじめを受けていたようだが。だからと言って仲間だと思われるのは、さすがに遠慮したいものである。

 そもそも彼と僕では、いじめられる原因が違う。彼はその奇怪な振る舞いが原因で、僕は、僕は―――。

 暗くなってきた気分に、また周囲の囁きと悪意が突き刺さってくる。逃げるように、僕は新品のノートを開いた。

 学校にいる間、授業中だけが心の休まる時間だ。それ以外は、ただの地獄でしかない。


 午前中の授業が終わった昼休み。

 学校に階の廊下にある男子トイレで、僕は和式便器の金隠しに頭から突っ込んでいた。

 鼻を突く異臭に、汚物と汚水の味。頭を引き抜こうとしても、背後から僕の頭を踏みつける上履きを履いた足が阻止してくる。

 込み上げて来た吐き気に、僕がたまらず嘔吐すると。頭をぐりぐりと踏みつけるクラスメイトが、唾を吐きかけたのが分かった。

「きったねえの」

 自分の吐いた吐瀉物にまみれる僕の背中を、彼は容赦なく蹴りつける。僕が情けない声を上げると、周囲で笑いが起こった。

「変態は自分のゲロがだいちゅきなんでちゅねえ。でも汚いでちゅから、綺麗にお掃除してあげまちゅね」

 赤ちゃん言葉で煽ってきた後、レバーが引かれ水が流れ始める。僕は汚水をもろに飲んでむせ、それを見てまた笑いが起こった。

 クラスメイト達はそんな僕を写真に撮って、殴ったり蹴ったりなんかの暴行をひとしきり加えた後、休み時間終了の五分前を知らせるチャイムの音で部屋から出て行った。

 残された僕は、金隠しから顔を引き抜いて、口の中に残った吐瀉物の混じった汚水を吐き出すと、トイレの床の上に座り込んだ。

「……」

 個室の汚れた壁にもたれかかり、手足をだらんと投げ出して、染みだらけの天井を見上げる。冬のこの季節に、濡れたままだと風邪をひくだろうが、いっそ肺炎を拗らせて、死んでしまいたい気分だった。

 アニメや漫画の中で出てくるいじめの光景は、どこか現実味がなく他人事のように思っていたが。実際に自分がいじめられるようになると、あれが物語に合うよう随分とマイルドに改変されたものだったということが、身に染みて良く分かった。

 本物のいじめというものは、肉体的な辛さはもちろんのこと、何より心を壊すものだ。自分がどうしようもなくカスな存在に思えて、どこまでも悲惨で陰鬱な気分になる。

 そして、そこから逃れる方法は、人生を投げ捨てるしかない。社会的か、肉体的か。いじめた人間が何食わぬ顔で青春を送る陰で、いじめられた人間は消えるか消えたふりをするしか生きる道はないのだ。

 僕は。社会的か、肉体的か、どっちを選ぼうか。どっちを選べばいいのか。

「……あ」

 そういえば今日のホームルームで、見て見ぬ振りが得意な担任教師が。屋上の掃除をやってくれる生徒を、募集すると言っていた。引き受けてくれる生徒は、職員室で鍵を借りてくださいとも。

「……肉体的、か」

 これはきっと、神様がくれたチャンスだ。いじめっ子たちの神様が言っているのだ、僕に死ねと。

「……あはは」

 自嘲気味に小さく笑って、僕はトイレットペーパーを引き抜いた。洗面台で顔と手を洗って口をゆすぎ、トイレットペーパーで汚いところを拭ってから、僕はトイレを後にする。

 死のうと決めたら、心がびっくりするぐらい軽くなって。僕は浮かれた足取りで、既に授業が始まっているであろう教室に向かった。


 屋上の鍵は用務員室で、あっさりと借りることが出来た。

 放課後、授業が終わったことにより多くの生徒が行き来する廊下を、僕は屋上に繋がる階段を目指して真っ直ぐ突き進む。

 あの階段を四階まで上がって、そこにある扉を開けば、救いはもうすぐそこにあるのだ。そうおもうと、うきうきとした気分さえ感じられる。

 軽くスキップしながら廊下を曲がり、僕はお目当ての階段へとたどり着いたのだが。

 階段の手前に、予想外の人物が立っていて、僕は足を止めた。

「地獄の底から現れし子羊よ。この先にある輝きは、お前には眩しすぎるものだ」

 はねた髪に、包帯を巻いた腕。舞条淵はかっこいいと思っているらしいポーズを決めながら、僕に訳の分からないことを言った。

「……あの、邪魔なんだけど」

「振り向くということは悪ではない。己の背後に潜む魔物が、全て悪なるものであるとは限らないのだ」

「僕、これから屋上に言って掃除しなきゃいけないから、どいてくれないかな」

 苛立ちを抑えながら、僕が根気強く頼むと。彼はびしっと新たなポーズを決めて見せた。

「立ち去れ、子羊よ。盲目で闇を進むことは、己が身を滅ぼすだけだ。すぐ傍に迫る死神の足音に耳を貸さず、己の意志を貫いてゆけ!」

「何を言ってるんだか……」

 ため息を吐きだして、僕はさらにポーズを決める彼を睨みつける。

「相手にした僕が馬鹿だったよ。君はカッコいいと思ってるかもしれないけど、正直それ、痛いから」

「……」

 返事はなかった。その代わりに無言で睨みつけられた。正論を言われて、言葉も出ないのだろう。

 いい気味だ。僕は小さく笑うと、彼を押しのけて階段を駆け上がっていった。

 四階に辿り着くと、そこにあった扉を開錠して外に出る。屋上は心地よい風が吹いていて、夕焼けに染まった空が綺麗で。

 なんというか、死ぬにはちょうどいい日だと思った。

 僕は手すりに近づくと、ぐっと体重をかけて乗り越える。外側の淵に立ち、後ろ手で手すりを握ると、すぐそこに迫った死にちょっとくらくらした。

 あとはこの手を離せば、僕は人生にさよならを告げることが出来る。十四年間、短い人生だったが、後悔することはなにもない。

「……いや」

 来季に放送される、好きな漫画作品のアニメ二期を見られないことだけは少し残念だ。

 頭の中で、好きなキャラクターが戦う姿を思い浮かべながら、僕は手すりを握っていた手を離す。後は地面にゆっくりと落ちていくだけ。

 それで、僕の人生は終わる。僕は死ぬ。この世から消える。

 そのはずだった。

 そのはずだったのだが。落ちる僕の手を、誰かが掴んだ。

「……このッ」

 小さく悪態をつきながら、僕の手を掴んだ人物は、両手でしっかりと僕を引き上げようとする。

 僕が驚きに目を見開いて、思わず顔を上げると。そこにはマジックで十字の模様が描かれた少年の顔があった。

「馬鹿野郎!」

 舞条淵は唸りながら、包帯を巻いた手で僕のことを引き上げる。細身な体にしては、思ったよりも力があるものだ。

 僕を引き上げ、手すりの内側に引き戻した淵は、はあはあと息を切らせて膝をつくと、放心状態の僕を睨みつけて来た。

「己が運命の花弁を無意味に散らすということは、神聖なる魂への冒涜となるだろう!」

「……つまり?」

「死ぬなってことだよ、馬鹿野郎!」

 呼吸がある程度落ち着くと、淵は顔を上げて屋上に座り、真っ直ぐ僕のことを見つめる。

「まったく。あれだけ何度も気を強く持て、自殺するなって警告してやったのに。こんなッ、こんなあっさりと、飛び降りようとしやがって!」

「……警告?」

 警告なんてされた覚えがないのだが。それとももしかして、僕に投げかけられたあの意味不明な中二病台詞が、警告だったとでもいうのだろうか。

 僕の前で、淵はせっかく整えた髪型が崩れるのも構わずに、頭を掻きながらため息を吐きだす。

「ええと、管本招くだもとしょうだっけ?招、自殺なんてしようとするな。いじめが辛いなら、親に相談したり、ネットに詳細を上げたり、とりあえず出来ることは何でもやってみろ。死にたいって思うのは、それからでいいんだよ」

「で、でも……」

「でもじゃない。何もしてないくせに、生きることから逃げるな!」

 淵の言葉は、先程僕が彼に言ったものよりも、ずっと強烈な正論であり。僕は思わず俯いてしまう。

 それでも、それでも何もする気も起きないような地獄の中で。己の人生から逃げようとすることは、そんなに悪いことなのだろうか。

 その地獄の原因が、拭いようのない濡れ衣だとしたら、なおさらのこと。

「……いじめられたことが無い、君には分からないさ。死にたい奴の気持ちなんて」

「それでも―――」

「君もッ、知ってるだろッ。一週間前のッ、あの事件をッ」

 溢れ出した感情により、目から涙が流れ出すのを感じながら、僕は叫び淵の襟を掴んだ。

 一週間前の事件。僕が「変態」と罵られ、いじめられるようになった事件。

「僕が……僕が、橋元真美はしもとまみのリコーダーを盗んだ、あの事件を……」


「私のリコーダーがない……」

 一週間前のその日、五時間目の音楽の授業、実習棟の音楽室。

 皆が各自リコーダーを取り出す中、自分のリコーダー入れを覗き込んだ橋元真美が、困り顔でそう言った。

 橋元真美は所謂クラスのアイドルであり、読者モデルの経験もある整った容姿と、気に入った人間にはとことん優しい性格により、クラスメイトから絶大な支持を受ける少女である。

 もっとも僕は仲良しメンバーで派閥を形成して、その頂点でお姫様気どりをする彼女のことが、正直苦手だった。だから出来るだけ関わらないようにしていたし、関わりたいとも思わなかった。

「あれ……ちゃんと、ちゃんと持ってきたはずなのに……」

 真美が悲しそうな顔で繰り返すと、すぐに彼女の取り巻たちが騒ぎ出す。

「良かったら、僕のリコーダーをどうぞ!」

「馬鹿、誰がお前のなんか。それよりも俺のをどうぞ!」

「いやいや、俺のを!」

 男子がこぞって自分のリコーダーを差し出す一方で、女子の取り巻はそんな彼らを呆れた目で一瞥し、他の生徒たちへと声をかける。

「ねえ、この中で誰か、真美のリコーダーがどこにいったか知らないかしら」

「名前書いてあるはずだから、見つかればすぐに真美のものだって分かるはずだけど」

 彼女たちの言い方には、どこか棘があった。暗に盗んだのなら出て来いと、プレッシャーをかけているのだろう。

「お願い……怒らないから、正直に出てきて……」

 ちょっぴり泣き出しながら、女子たちに乗って真美は生徒を見回す。僕はそんな彼女に呆れた視線を向けながら、自分のリコーダーを取り出した。

 自分のリコーダーを、取り出したはずだった。

「それ……」

 僕が取り出したリコーダーを見て、泣いていた真美が声を上げたのだ。

「それ……私のリコーダー……」

「……え?」

 僕が確かめる前に、近くにいた取り巻きの女子がリコーダーをひったくり確認する。

「真美の名前が書いてある……あんたが盗んだのね!」

「ち、違う僕は―――」

 戸惑う僕に対し、真美の取り巻が一斉に非難と憎悪の視線を向けてくる。お前がやったんだ、お前が盗んだんだと、断定するかのように。

 違う、盗んでなんかない。リコーダーはロッカーに置きっぱなしにしていたから、誰かが彼女のものとすり替えたんだ。

 何ていう弁明を僕がする前に。取り巻きに囲まれた真美が、声を上げて泣き出した。

「酷い、酷いよ管本くん……私のリコーダーを盗むなんて……」

「いや、盗んでなんか―――」

「そんなに私と、間接キスがしたかったの……?」

 真美の一言に、周囲が一瞬凍り付いてから、瞬く間に騒ぎ始める。

「ガチの変態じゃん……よくも俺たちの真美を!」

「冗談抜きできもいんだけど……吐き気がしてきた」

「最低。しかもそれを音楽の時間に、堂々と使おうとしてたわけでしょ?頭おかしいんじゃないのかしら」

「いや実際頭おかしいんでしょ。でなければこんなことするはずがないし」

 雨あられのように浴びせられる罵詈雑言。もはや僕がリコーダーを盗んだことは、確定的になってしまっているらしい。

 不味い、このままでは不味い。今ここではっきりと否定しなければ、僕は変態のレッテルを貼られてしまう。

「違う、僕はやって―――」

「いったいどうしたの?」

 僕が断固とした否定の言葉を口にしようとしたとき。音楽室の中に、音楽教師が入って来た。中年の、化粧が濃い女性教師。彼女は描いた眉をひそめて、教室の中を見回す。

 すぐに取り巻きの女子たちが、音楽教師に駆け寄って言った。

「管本くんが、真美のリコーダーを盗んだんです!」

「しかもそれを舐めまわして!」

 そんなことやってない、僕がそう言う暇も与えず、音楽教師は僕を睨みつける。

「管本くん、本当なの?」

「ち、違います、僕は舐めてなんかない!」

「でも、私のリコーダー持ってたよね……?」

 やっと出た否定の言葉も、真美の怯えたようなひとことにあっという間にかき消されてしまう。音楽教師の心証が自分へと傾いたことを感じながら、真美はまた泣き始めた。

「……そうね」

 泣いている真美と、戸惑う僕の間に立った音楽教師は、短くため息を吐きだした。

「管本くんのしたことは、許されることじゃないけれど。今はひとこと謝るだけで、許してあげてくれないかしら」

「え……」

 自分はやってないのに。それなのに謝るなんて、そんなの罪を認めるようなものじゃないか。そもそも先生もなんで、僕がやったって決めつけるんだ。

 だが音楽教師の発言を受けた真美は、すぐに顔を上げる。

「一言謝ってくれれば、それでいいんです。それで全部……許しますから」

「本当。良かったわね、管本くん。橋元が優しくて。さ、ほら早く謝っちゃいなさい」

「い、嫌だ、だって僕は―――」

 やってない。言うはずだったその一言は、出てこなかった。

 僕を責めて蔑む、クラスメイト達の視線。謝罪しろという、無言の圧力。

「う……」

 僕に、「ごめんなさい」以外の言葉は許されなかった。もし否定しようものなら、今よりももっと悲惨な結末になっていただろう。

「ご……ごめんなさい」

 だから僕は謝った。謝ってしまった。やってないのに、盗んでないのに、舐めてないのに。

「うん……いいよ、許してあげる……」

 涙を拭って、真美は僕に対して頷いた。隣では音楽教師が、安堵したような表情を浮かべている。

 こうして僕はその日から、「リコーダーを盗んだ変態」の汚名を着せられて。真美の取り巻たちに、いじめられるようになったのだ。


 肌寒い屋上で、淵は僕の話を黙って聞いていてくれた。

「そもそも僕は橋元真美に対して、微塵も興味がなかったんだ。この前の誕生日だって、一人だけ忘れていたぐらいだし。なのに、なのになんでッ」

 涙と鼻水を垂れ流しながら叫び、拳で屋上の地面を殴りつける僕に対し。淵はポケットに手を入れると、無言でポケットティッシュを取り出して差し出した。

「……つまり」

 差し出されたティッシュを受け取り、鼻をかむ僕の前で。淵はゆっくりと立ち上がると、座り込んだままの僕を真っ直ぐ見下ろした。

「つまり、お前が橋元真美のリコーダーを盗んだんじゃないって証明できれば、お前は死にたいって思わなくなるんだな?」

「え……」

 ティッシュを丸めながら、戸惑った表情を浮かべる僕に、淵は問いかけるような眼差しを投げかけてくる。

「死にたくなくなるよな、招!」

 淵の言葉は、僕に迫るようだったが。あの時とは違って、希望に満ちていた。

 だから僕は無意識に、心の奥に秘めた思いに従って、頷く。

 僕の首肯を見た淵は、嬉しそうに微笑んでから、カッコつけたポーズを決める。

「良かろう。この『失われし文言』が、運命の導きに従って因果の糸を解きほぐしてやろう」

「……つまり」

「お前の濡れ衣を晴らす、その手伝いをしてやるってことだよ、招!」

 そう言って、淵はにっと歯を見せて笑うと、僕に片手を差し出す。僕はそんな彼に、久しぶりに浮かべた笑顔を返しながら、差し出された手を取った。

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