第99話
アンデッドダンジョンを潰して魔石すらドロップしない代わりに経験値が通常の3倍手に入るダンジョンを作ろうと言う話は一旦おいといてお昼ご飯を食べる。
皆で昼ごはんを食べた後はまた別れてソフィアたちはレベル上げに俺は闘技場でアイテム収集を再開した。
〜数時間後〜
「これ凄い効くな〜」
そろそろ帰る時間になるので闘技場を使うのはやめて手に入れたネックマッサージャーでマッサージしながら皆が帰ってくるのを待っていた。
少し使っただけで凄い肩が軽くなった気がする。
「暇だったのかも知れないけど違和感すごいわよ?」
まぁ、ダンジョンの中でキャンプ用品のローチェアに座りながらネックマッサージャー使ってる男とか違和感しかないだろう。
「効くのかなと思ってさ」
オークションに出すにもどれぐらい効果があるのか実際に確認しておく実用あるし。
まぁ、これはただの言い訳だけど。
「因みに繰り返し使えるホットアイマスクもあるよ」
「いくら魔導具って言ってもそれってハズレ枠じゃないの?」
「後半は引っこ抜いた牙をさらに10分割して一欠片だけリソースとして捧げてたからね。それ本当に魔導具にする必要あった?って言うものもいっぱい手に入ったよ」
牙を何本もリソースとして捧げた時に手に入れた家電はただ魔石で動くだけじゃなくて便利な追加効果があったりするけど。
ネックマッサージャーもホットアイマスクも電気ではなく魔石で動く以外、普通の家電と
の違いはない。
オークションに魔導具を出品するのは良いけど。今までのものだとどれも超高額落札になるだろし、微妙な魔導具も出品してそこそこの金額で落札出来るようにしようかなと。
魔石で動くだけでも充電の必要が無かったり
コードレスだから鬱陶しくないし。想像以上に気に入ったから、このふたつは出品しないけど。
「そうだ。魔石で動くドライヤーも手に入ったよ」
風量、温度が細かく設定出来るらしい。
髪の毛に気を使っている人からしたら結構嬉しい魔導具かも知れない。
髪の毛と言えば中位龍になってから引っこ抜いた牙を100本以上リソースに捧げた時の宝箱に毛生え薬入っていた。
何気にこの毛生え薬がオークションでの最高金額をたたき出すんじゃないかと俺は思っている。
後 、水虫治療薬これも手に入ったからこっちも可能性あるかな。
「下手したらそのオークションの収入だけで世界一の資産家になれるんじゃない?」
流石にそれはないだろうと思ったけど。出品する魔導具の数によってはそれも有り得るのか?なるつもりないけど。
正直お金はそこそこあればいい。
そんな個人で何十兆円も要らないし。
欲しいなとは思うけど。実際に手に入るかもってなるとどう使えば良いの?ってなる。
かと言って安く売るのは嫌だからしっかりお金は貰うけど。
どっかに募金しようかな。どこかの無人島を買うのも良いかな。
手に入れた魔導具を使って無人島開拓。
あおー中々楽しそうだ。
と言ってもゆっくりそんなことが出来るようになるのはもっと先の話だろう。
桃源郷経由で家に帰る。
今日の晩御飯はスノーティラノのあらびき肉を使った煮込みハンバーグだった。
ステーキで食べるより硬さが気にならないし
美味しい。
「そう言えば 、ヴァンパイアっ娘が数分だけ目を覚ましたぞ。直ぐに気を失ったけど」
「なんか喋ったりしました?」
「ほんとに一言二言だったけどな。錯乱してたしちょっと落ち着かせるだけで気絶してしまった」
「じゃあ、体調が問題で眠ってるんじゃなくて精神的な問題で眠ってるって感じですか?」
「まぁ、そんな感じだな。そう言う訳だから。次に起きるのが何時になるかは本人次第だから何時になるか分からん」
そっか。そうなると点滴とかで栄養補給させないと衰弱死しちゃう?
「ヴァンパイアだから問題ないだろう。龍の血も飲んでるし」
そう言うことなら好きなだけ寝かせておくか。
「じゃあ引き続き桃源郷で保護をお願いします」
「保護と言うより、ただ桃源郷で寝かせてるだけだがな。スノーティラノの肉を譲って貰ってるし、気にするな。そう言えば完成したスノーティラノのジャーキーを渡しておくぞ」
リーリンさんからスノーティラノジャーキーを受け取る。
確かに硬くなってるけど。まだ、普通に噛み切れる硬さだな。
ちょっと塩っけが強めのジャーキーだけど噛めば噛む程肉の旨みがジャーキーにする前よりも強く感じられる。
すっごい飲み物が飲みたくなる。
リーリンさんは酒の肴として作ってるから、大成功なんだろう。
俺はお茶でいいや。
晩御飯も終わり自室に帰って魔導具を設置する。
置きたいものが有りすぎて部屋が狭い。
丁度良いし周りの土地を買って家を建てるか。
高校生が何言ってるんだって感じだけど。
そのぐらいは簡単に出来ちゃうぐらいにはお金持ってるんだよね。
取り敢えず、パソコンやゲーム機の電源を魔力発電機に変更する。
念の為魔力発電機だけで動くか試して見たけど余裕で動いた。
この発電機バッテリー機能もついてるらしく、バッテリーの溜まり具合も確認することができるんだけど。
それを見る限り想像以上に凄い発電量してるかも。
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