台風に備え2

朝目が覚めると隣の部屋がなにやら騒がしい

開けた窓から声が聞こえてくる

男「じーちゃん早めにこんなぼろアパート引っ越した方がいいよ」


お爺さん「ふぉっふぉっふぉっ」


男「そのうち壊れたりするかもしれないよ?」


お爺さん「ふぉっふぉっ気が向いたら引っ越すとしよう」

男「はぁーもう!おれ超心配じゃん」

どうやらお孫さん来てるようだ

なんともお爺さん思いのお孫さんなのだろう

玲美「さて私もごはんをたべて対策しないと!」


朝食を終えて

外に出た

ガチャ…隣の部屋の前で隣のお爺さんが椅子に座っていた

玲美「おはようございます!なぜそんなところに?」と率直に聞いてみた


お爺さん「ふぉっふぉっふぉっ孫にのぅ埃がたつからじいちゃんは外にいてって言われてねぇ待っとるんじゃよ」

玲美「優しいですね!」

外でそんな話をしてると隣の部屋の中から

男「じいちゃん誰と話してるの?」と部屋から出てきた

玲美を見た孫は顔を赤くした

お爺さん「ふぉっふぉっふぉっふぉっ玲美さんどうかねうちの孫は」

玲美「えっ?どうとは?」突然の質問に戸惑う玲美

お爺さん「いやー孫とお付き合いをしてくれたらどうかのぅと思ってね」


玲美「えっ!!」すごく驚く

男「ちょっじーちゃん!!」

お爺さん「ふぉっふぉっふぉっふぉっ」


玲美「私実は彼氏に浮気されて勢いでここに引っ越してきちゃってだから今は付き合うとか全然」そう気まずそうに話す


お爺さん「ふぉっふぉっふぉっそれはすまんのぅ」


玲美は部屋に入るのだった

台風への備えは

窓ガラスに飛散防止フィルムを貼ったり

隙間テープなどを貼ったりしたのであった

さてさてこれで台風はしのげるのだろうか?


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