第10回 観てるだけ

 今日(10月30日)のお話。今日は、『天皇賞・秋』が行われた日。会場は、東京都府中市の東京府中競馬場。


 一方で、そのお隣・調布市の京王閣競輪場では、京王閣競輪・開設記念競輪GⅢが昨日より始まっている。世間せけんは天皇賞・秋。それでも、京王閣競輪GⅢを現地にて観戦する競輪ガチ勢の皆様には敬意を表したい。


 だが、そんな今日の京王閣競輪のレースは大荒れだった。今日は私用しようで京王閣のレースをているだけになってしまった私。だが、それはある意味、正解だったのかもしれない。


 今日の京王閣のレースは序盤から荒れ気味。3連単では万車券配当が続いていたのだが、それは今日の9レースで起きた。落車のアクシデントだ。本命に推されていた選手が落車。さらに失格も発生した。9レースの結果は、⑥-④-②で決着。2車単が「139,830円」。そして、3連単が「1,438,960円」。大荒れというか、もう無茶苦茶。この3連単の配当は、G(グレード)レースでは、史上最高額の記録レコードを塗り替えてしまった。


 そして、次の10レース。このレースには先日の寛仁親王牌GⅠを優勝して、グランドスラムの偉業を果たした新田祐大選手が出走する。が、何と新田選手は4着に敗れてしまった。10レースの結果は、⑤-⑦-⑥での決着。3連単は、「176,020円」の高配当。


 アクシデントや想定外の結果に、スマホの画面からは現地・京王閣競輪場のお客様のが聞こえてきた。


 そして、とどめを刺すように、次の11レース。ここでは、昨年の競輪GPの覇者にして、今年GⅠを2回も優勝している古性優作選手が登場。が、何とこの古性選手まで敗れる結果。3レース立て続けのに、お客様の声も荒くなっていた。


 そして、そしての12レース。関東地区、ひいては東日本地区の『総大将』とも言うべき平原康多選手の登場。なんと、ここはバリバリの一番人気決着。安心したというか、何というか・・・。ここでお客様から拍手があったのを、私は聞き逃さなかった。平原選手への賞賛と、やっと人気に応える決着で安心したという二重の意味があったのではないだろうか?


 とはいえ、こんな荒れたレースばかりだと、お客様の財布の紐が硬くなるのも事実。

 なので、私も『てるだけ』にした。ちなみに、このキャッチフレーズが何の元ネタか、わかる人は年齢がバレてしまうだろう。えっ?それは、私もか?

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