第2話 入れ替わる

煉獄には王がいた。

彼はあの世で天国に行けるものと地獄に行くものを選別していた。

彼こそが王と周りは言っていた。

ただ王にも悩みがあった。

いつか天国に行く前のこの世という場所で人として人生を楽しみたいそう思っていた。

そんな時だった。

タイムスリップで3人の男の子が煉獄へ来たのは。

気づくと王様だった彼は冷たい水の中にいた。

ここがどこだか気づくのに、1時間かかった。

プールで水に濡れたモジャを学校関係者が発見した。

彼は何年何組だと聞く先生に言った。

『わしは城山モジャ、煉獄の王じゃ』

先生は笑わせるな、お前は確か転校生の3年1組の城山だろ。と言った。

そして先生は言った。

『3年にもなって変なことを言うな。髪を乾かしたら、早く帰れ。親御さんにも電話しといたから。すぐ来るはずだ』

モジャには意味が分からなかった。

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