魅力が多くてまとまりません

読もうか迷う前にとりあえず読んでみてください。1話で惹き込まれて2話で沼に落ちました。

推したちのために嬉々として悪役令嬢を演じながら萌えに溺れる主人公エルディアと、それを見て色々と思うところしかない、主人公の最推しでありエルディアの従者をしているアルバート。

もう最高ですよねはい。
最推しが従者をしているという構図だけで最高に滾るのです。

萌え溺れてシリアスな雰囲気もぶっ壊しちゃうエルディア。萌えを語っていたら無意識に口説いちゃう。けれど「推しのためなら!」でなんでも動けちゃうすごい人。悪役令嬢なのにすごく愛されてる。
そんなコメディ要素と「これだよこれ!!」っていう恋愛要素のダブルパンチで気づけば沼に。

アルバートの独占欲と、それに翻弄されるエルディアがとにかく尊い。
本当に素晴らしい塩梅の恋愛要素を挟んでくださるのですよ。
「すれ違いのじれじれ」ではなく「ストレートにどん!」です。
ニヤけが止まらず、求めている行動をアルバートが起こしてくれて、「いいぞもっといけ!」と思ったところで引いていく。アルバートの独占欲が最高ですね。
普段は何でもそつなくこなしてしまうこの上なく優秀なスーパー従者様なのだからこそ、そういった部分に滾るのです。

ストーリー自体もしっかりしていて、無理も違和感も全くありません。コメディと恋愛の要素を抜いてしまっても成り立つのでは? と思うぐらいしっかりと練られています。

異世界転生に悪役令嬢。
ありがちというか王道というか、率直に言えばよく見る設定です。
だというのに!
他作品とは一味違った内容です。
文章も読みやすく、気がつけば毎日更新を楽しみにするほどこの作品の虜になっていました。
私が求めていたのはこれだ! となりました。

恋愛・令嬢ものの小説が好きな方は、ぜひ読んで見てください。そうでなくても読んでみてください。
とにかく読んでみてください!

あくまでも私の感想ですが、それを承知で言わせてください。
読んだら絶対ハマります!!!
漫画も最高でした。何もかもが最高でした。
どちらもとても面白かったです。


この物語に出会えたこと、この物語を創ってくださった作者様に、この上ない感謝を。