③海中散歩
もと
◎1話プロット
◯タイトル候補
③『海中散歩』『ファッキン海中膝栗毛』『実録!激写!海中事変24
◯参考作品
なし。
◯世界観
人類が大戦で滅んだ後、科学兵器の影響を受けながら新しい生物が陸海空で誕生しまくる世界。過酷な環境下で元々いた生物は巨大化や透明化などを進める。
この頃の地球は氷河も溶け始め海面は上昇、残った大地も毒々しい黄緑色に染まり、海は硫黄や鉄が溶け込んで赤茶色、空は常に黒い雲で覆われほぼ豪雨か嵐。
今の地球環境が性に合う生命体も次々に宇宙から飛来し、新しい生物と元から存在する生物との三つ巴で地球をジワジワと奪い合っている。人類に紛れ地球に住み着いていた宇宙人だけは
そんなあられもない姿に成り果てた世界を、海中を、広大な海の狭い所を、その辺りを少しずつ覗いていく物語。
◯主要キャラクター
□『スリーパーシャークの見る夢は』
・オンデンザメ
ビジュアル 体長20メートル。黒っぽくて意外と柔らかい鮫肌の巨体に小さな目が可愛い。進化が進んだ個体で前歯の数十本が白い触手に変化し器用に道具を使える。内2本は触腕のように長い。普段は口の中にしまってあるが、クシャミでビヨンと出てしまう。
性格 知能の高い魚類をエサとして食べるのを好まず、意志疎通の出来ない下等生物や海藻類を
セリフイメージ 「おっはー。今日も上は大荒れ、深海快適、気分上々、キミはどう?」
・シロコバン
ビジュアル 体長3.5メートル。白く細長い体の頭部に背ビレが変化した小判状の吸盤があるコバンザメ。通常の吸盤は体長の3分の1程度だが、このシロコバンは進化か個体差か不明ながら4分の1程の大きさで、その比率がマスコット的な可愛いらしさを
性格 勉強熱心で好奇心旺盛、根本が真面目。美味しい物が大好き。料理が出来るオンデンザメを心から尊敬し、生まれて初めて出会った彼にくっつき続けている。
セリフイメージ 発音は「ん」のみ。
・アーケロン
ビジュアル 体長15メートル。大きな甲羅を背負う暗緑色のウミガメ。脚ビレと頭部はウミガメだが、前ビレの先が三本の指状に進化し道具を使えるようになった個体。
性格 長い寿命を
セリフイメージ 「お。久し振り」
□『以心電心めったぎりレボリューション』
・アイゴ
ビジュアル 体長55センチ。灰色の鱗に覆われ、モブの様に魚らしい魚。平べったい。
性格 生まれて数ヶ月の幼さから、何もかもが初めてで怖いクセに怖いもの知らずのフリをするという厄介なタイプ。
セリフイメージ 「クソが! 全部ウンコだかんな!」
・ウミブドウ
ビジュアル 全長1メートル。直立した深緑色の太い茎にいきなりブドウ状の房が付いている。ツヤツヤの実の中身は根から吸い込んだ化学物質を凝縮した液体。たまに爆発する。
性格 表面上は
セリフイメージ 無言。
□『宇宙なんて知らない』
・植物プランクトン
ビジュアル 直径8ミリからビクンビクンと成長中。丸い体は小毛に片羽型の鞭毛が混じったフサフサで覆われていて、意外と自由に泳げる。緑と赤の
性格 照れ屋で
セリフイメージ 無言。
・動物プランクトン
ビジュアル 体長5.6ミリから約8メートル以上へ成長。ナメクジ状の赤茶色のアメーバ。1メートルぐらいまで成長した所でひょんな事から
性格 夢見がち。いつも付かず離れず側を漂う植物プランクトンを守りたいと奮闘する心優しき異端児。
セリフイメージ 無言。
・ハダカイワシ
ビジュアル 体長約40メートル。普通のイワシ形態。黒い鱗を失くして茶色くなった肌が見えている。たまに体の横が光る。
性格 協調性の塊だったのが、巨大なクジラに襲われ群れを離れるという決断を下す冒険家。
セリフイメージ 「……こう……もう少し、ねじる、ねじって」
・ハダカイワシ
ビジュアル 体長約42メートル。普通のイワシ形態。黒い鱗を失くして白っぽい肌が露になる。皆と少し違い頭頂部が光る。
性格 協調性の塊だったのが、巨大なクジラに襲われ群れを離れた仲間に寄り添う忠義者。
セリフイメージ 「どうだい?」
・水クラゲ
ビジュアル 全長90センチ。丸い半透明の傘の縁に細かい触手があり、傘の下には長く伸びる
性格
セリフイメージ 無言。
□『だーくさいど のゔぁ』
・ヒドラ
ビジュアル 全長19センチ。胴体は細長く片側先端に複数の触手がある。白の半透明。
性格 生まれてからずっと大切に育てられたらしい純粋無垢さは荒波に揉まれるうちに失われ、成長と共に暗黒面へ堕ちていく。
セリフイメージ 「なにあれ?!」
・ミミックオクトパス
ビジュアル 全長85センチ、体長約20センチ。姿形は普通のタコで腕は8本。巧みな擬態能力を持つ。岩場や珊瑚等の物体から他の生物まで完全にコピーしながら生きているので自分の本当の肌の色が分からなくなった。たぶん薄い茶色。
性格 荒くれ者を装った
セリフイメージ 「うるせえな、誰だお前?」
・ゴマフホオズキイカ
ビジュアル 全長5.1センチ、体長4.5センチ。丸っこいゴマフアザラシのような胴体に短い腕は8本、2本の触腕は腕の2倍の長さ。頭頂の小さな二葉状のヒレがチャームポイント。普段は白の半透明で、危険を察知すると内臓まで透明に隠して逃げる。
性格 嫌味を言いつつ世話焼きで頼りになる
セリフイメージ 「なんやワシが食うにはデカいな、しかも不味そう」
・オヨギイソギンチャク
ビジュアル 全長7メートル、体長1.5メートル。切り株のような胴体から長い触手が四方へ無数に伸びている。乳白色で目立つ体を囮に自分より大きな魚を
性格 爽やかお兄さんのフリをした鬼畜。
セリフイメージ 「君、大丈夫?」
□『赤い
・ベニクラゲ(?)
ビジュアル 全長5ミリ。体の真ん中は濃いピンクで内臓に見えるが単独の生物でよく動く。それを包むゼリー状の深い楕円の傘と無数の脚は透明。
性格 幼い。
セリフイメージ 「こんにちは、アナタもベニクラゲですよね?」
・ベニクラゲ(本物)
ビジュアル 全長85センチ。ゼリー状の深い楕円の傘で濃いピンク色の内臓を包んでいる。無数の脚もトコロテンのようにスケスケ。
性格 誰に対しても近所のオバチャン風で世話焼き。
セリフイメージ 「あらー、こんにちは? 生まれたて? 可愛いわー、私にもこんな時あったんだけどなー、何億年前だっけ? なんちゃって」
□『Eyes ♥️ you』
・デメニギス
ビジュアル 体長5.5センチから成長。頭部が透明のコックピット状で緑色の大きな眼球が上を向いて並んでいるのが丸見えだったが、宇宙から来た二体の星形青色アメーバ生命体に貼り付かれた。
性格 温厚。大きくなりたい。
セリフイメージ デメニギス「あの、ちょっと良いですか?」
・アメーバ生命体(右)
ビジュアル 全長0.5ミリから自由自在。青い星形。デメニギスの右の眼球に張り付き動かない。デメニギスの成長に合わせて大きく広がる。
性格 デメニギスの言う事は無視するが左の眼球に張り付いているアメーバ生命体とは陽気に話す。
セリフイメージ 「我に食われろ、虫けら共よ」
・アメーバ生命体(左)
ビジュアル 全長0.5ミリから自由自在。青い星形。デメニギスの左の眼球に張り付き動かない。デメニギスの成長に合わせて大きく広がる。
性格 デメニギスの言う事は無視するが右の眼球に張り付いているアメーバ生命体とは陽気に話す。
セリフイメージ 「なんでやねん」
□『シリンダー × シリンダー』
・チューブワーム
ビジュアル 全長推定2千メートル。白い竹状の筒を海底に横たえ、根元は赤紫色。節で区切られた筒の中はマンションのようになっていて、宇宙から来た生命体や小魚等の生物が暮らしている区画には明かりが灯る。
性格 温厚。絡まった時だけ少し暴れる。
セリフイメージ 「……たす……て……たす……け……」
・新シャケ夫婦
ビジュアル 体長1メートル。鉱物のように硬い銀色のメタリックな鱗に覆われ、腹ビレから生えるサーモンピンクの2本の触手でエサを掴んだり卵を守ったりしている。アゴが出ていればいるほど美男美女。
性格 妻も夫もキレやすい。
セリフイメージ 「ちょっと筒井さん聞いてよ! またウチのが浮気したの!」
「仕方ないだろ、目の前でブッかけてって言われてんのに黙ってられるかよ?!」
□『二枚貝? 巻き貝? いいえ○○でした! この姿に進化した僕はもう誰にも止められない、今さらうんたらかんたら』
・ベリジャー幼生
ビジュアル 全長6メートル。白く丸い胴体に1メートル程の細い腕が対で生えている。
性格 朗らか。ただ大きく立派な巻き貝になりたい。
セリフイメージ 「ラ」
□『
・ハルキゲニア
ビジュアル 体長約30メートル。深紅の細長い胴体に百対以上の脚があり、頭部側の二十対程は触手になっている。背中側には十五対の
性格 引っ込み思案。誰も見ていない時に脚が絡まないスキップの練習をする努力家。
セリフイメージ 「ズギッブ、ズギッブ、ガンガンガン」
◯物語構成 全九章想定。
・1『スリーパーシャークの見る夢は』
お料理上手なオンデンザメとシロコバンの食材探しから始まる謎のプチ冒険。海に沈んだ人間の遺跡から歴史や文化を紐解こうとするウミガメを訪ね、崩壊の危険があり手付かずのまま消え行く遺跡の話を聞く。ピクサー系師弟愛、エログロ無し。
・2『以心電心めったぎりレボリューション』
お腹ペコペコのアイゴが美味しそうなウミブドウを発見。かぶり付こうとするが、何か
・3『宇宙なんて知らない』
生まれた日から近くにいる植物プランクトンに毎日のように話しかける動物プランクトンは、成長するにつれ補食される側とする側であると気付く。初恋の相手が誰かに食べられる恐怖、その前に食べてしまいたくなる衝動、付近にいるお互いの仲間が食べられ逃げた先で過ごす二人きりの初めての夜。粘着系ラブコメ、進化あり。
・4『だーくさいど のゔぁ』
カッコいい触手生物を目指すヒドラは巨大なイソギンチャクやタコ、イカ類にからかわれながらも一本、二本と触手を増やしていく。やがて思春期に入り触手は偶数と奇数、どちらの本数がしっくりきてカッコよく見えるかを悩み始め、周囲を巻き込んだ
・5『赤い
父と母を探し旅を続けるベニクラゲは、ある日初めて同属と思われるベニクラゲに出会った。しかしその体は自分とは違い、内臓は内臓だった。自分は内臓に目も口も鼻もマユゲもある。同属に教えてもらった若返り方も絶対に自分には出来ないやり方だった。両親を探している場合ではない、自分が何者なのかを探さねば。成長系、精神崩壊あり。
・6『Eyes ♥️ you』
宇宙から来た乱暴な生命体に体を操られ迷惑しているのに言い出せないデメニギス。しかもその生命体は星形になって大きな目を覆うから常に真っ暗闇を泳がされている恐怖の中にいる。その窮地を救ってくれたのは小さな声だった。その声に励まされ導かれ、デメニギスが行き着く先にあるのは。爽やか系青春譚、裏切りあり。
・7『シリンダー × シリンダー』
賑やかな体をゆっくり伸ばしながら、チューブワームは自分の筒状の体の中の入居者を気遣う。宇宙から来た何とも分からぬ者も海中の小さな生き物も節々に住まわせ、その家族団欒を体中で感じるのが幸せだった。しかし、イタズラなユメナマコのせいでその生活は一変する。ドロドロ系ホームドラマ、グロ進化あり。
・8『二枚貝? 巻き貝? いいえ○○でした! この姿に進化した僕はもう誰にも止められない、今さらうんたらかんたら』
ただ大きく立派な貝になりたいベリジャー幼生はある日、北極海近くで人間が遺した沈没船を見付ける。中に入ってみたり、そこに住む小魚との交流から自分が既にかなり大きく育っている事を知る。小躍りするベリジャー幼生は、近付く巨大な黒い影に気付いていない。ほのぼの系成り上がり、進化成長変態あり。
・9『
見た目の奇怪さからなかなか友達と呼べる相手を作れずにいたハルキゲニアは、その海域で「オンデンさん」と呼ばれるサメに相談してみる。何百年と生きているオンデンさんから受けたアドバイスはハルキゲニアを色々な意味で進化させた。何かしちゃいました系、覚醒あり。
・一章につき一万一千字前後。
・どの物語から始めるか未定。
・二巻への繋ぎは九章までの全登場生物が交錯して『陸への進化、海に留まる進化、弱肉強食、諸行無常』を自覚する小話。
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