【Dream Planet♪短編】Confidence, It's a component of Absolute.
伊藤キース
prologue
20時過ぎ、普段なら誰も立ち寄らない真っ暗闇の公園、ここは本来あたしの「孤独」の練習場所。
だけど、今日に限っては違う。
辺りは雪洞の灯りに照らされて、屋台が立ち並んでいる。
そして、そこには大勢の人が賑わっている。
そう、夏祭りだ。
あたしはずっと独りで戦ってきた。
高校1年のときには、ダンスの全国大会で優勝した。
それは、あたしがこれまでこの公園で孤独に戦ってきたからこそ、出すことのできた成果なのだろう。
だから、あたしは人と馴れ合うのは嫌いだ。
群れて、傷を舐め合って、結局何も成し遂げられずに時間だけが過ぎていく。
柄にもなく、あたしはその場に座り込んだ。
「独りは慣れてたはずなのになぁ…」
なのに、今はどうしてこんなことを思ってしまうんだろう。
「...独りって寂しい...」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます