丁寧な文章で書かれる軽妙なコメディ小説。全体的にテンポよく、ハイテンションで進んでいく物語は気が付いたら一気にすべて読み進めてしまうほどに魅力的。構成力と文章力に優れ、特に後半のアクションシーンはまるで映画の一シーンを見ているかのような臨場感がある。総じて高いクオリティを誇る秀作。
読ませていただきました!いわゆる三人称視点で描かれた小説なのですが、章ごとにメインになる人物の視点を通じて描かれる三人称視点。葵、南波、恭一それぞれが同じ世界を見るのですが、当然ながら話のテーマも変わってくる。とても面白く、勉強させていただきました!ありがとうございました!