第29話つらいです
2008-09-05 10:06:29
叔父が顔を出すたびに、父の最初の手術は失敗だったを連発。
私の前だけならともかく、父のいる前でも、医者が信用できないを連発。
だから、どうしたらいいのか?
それなら、今頃言わずに、早く言ってくれればいいのに。
がんセンターのような、専門の病院へいけばよかったんだと、今頃、言われたってどうしようもないです。
これまで相談に乗ってくれるわけでもなく、今頃言われたって、どうしようもないです。
言われるたびに、毎回責められているようで。
叔父はそうではないというけれど、叔父に言わせると、前回は失敗だったけど、
今回は成功したから良くなるそうで……
だから、何? と、言いたい。
だからどうすればいいのかと?
そんな気持ちが積もり積もっていたので、今朝、叔父が来て、また言いはじめたので、気持ちが高ぶってしまい、叔父と、父の前で、大声で泣いてしまいました。
内心、少し叔父への牽制の意味も込めて、三十パーセントくらいは計算ずくの「泣き」でもあったのですが。
これまで人前で泣くことがなかった私が、なりふり構わずに泣いたということで、結構、効果はあったろうと思います。
こういう時には女の武器も便利です。
ともあれ、二人の叔父が亡くなってしまった現在、叔父は唯一の父の兄弟ですから、心配する気持ちは理解できます。
だから、叔父には責めるつもりはなくとも、叔父にとって大切な兄弟である父に
つらい思いをさせていると、責められているように感じてしまうのです。
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