日、一日と時は過ぎ……

仲津麻子

第1章亡父闘病の記録

第1話はじめに

 二〇〇七年十月一日に、日常のあれこれを書いていこうとブログを立ち上げました。

最初は、のんびり日記を書いていたのですが、父の肺癌の手術から、思いも寄らぬ闘病生活に入りました。


 第1章は、父が亡くなるまでと、そして亡くなってから書いた、約二年間のブログ記事をまとめたものです。


 誰かに読んでいただくために書いたものではなくて、私が自分の気持ちを整理するために、そして、どうしようもない気持ちを吐き出すだめに書いてきたものです。


 ですから、もしかすると、お見苦しい点も多々あるかと思います。

でも、それが当時の私の本音でしたので、改変することなく、そのまま掲載しています。


【父について】

 中学校の理科の教師でした。

地元の中学校校長で定年退職してから、教育長として地域全体のの教育に携わり、退職した後は、青少年育成などの仕事もしており、生粋の教育者でした。


 趣味はアマチュア無線で、若い頃は、中学校のクラブ活動などでもアマチュア無線を指導していたようです。


退職してからは、十年の間に、心臓・脚の血管・胃癌・肺癌・脳腫瘍二回。全六回の手術で、入退院を繰り返しました。

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