お妃さまと私は
お妃さま お妃さま。
私の大好きなともだちで、我が崇高なる主人たるお妃さま。
あれから長い、本当に長い時間が流れ、今では私の孫が我が祖国に仕えております。
あなたはいまだに我が祖国の汚点として語り継がれ、今では世界中の人々に悪女として面白おかしくささやかれています。
お妃さま お妃さま。
もう誰にもお妃さま呼ばれないお妃さま。
そして、あなたを葬ってもう侍女でも何者でもない私。
私はあなたのともだちでしょうか。それとも王家の謀反人でしょうか。
お妃さま お妃さま
誰が信じなくとも、あなたにだけは信じてほしい。
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