第8話の時点で判明していることは
主人公の悠馬よりもSPECが高い転校生が
地位も名誉も人気も視線も、一手に集めそうだと言うこと。
彼の現在位置は王者の玉座。
転校先ではいじめられないだろうか?
なんて不安がよぎったりするだろうか? 否、彼は動じない。
「てにをは」を起用に用いて
転校先でも友達はたくさん出来るだろうか?
仲間に囲まれた充実の学生生活を信じて疑わない。
そんな決め付けは厳しいだろうか?
新天地に身を投じることは、誰しもが予防線を張って然るべき?
第9話以降の悠馬の言動が、読者に新たな啓示を示す。
主人公たる立ち振る舞いが、リアルな学生生活に一石を投じると信じたい。
美少女だった転校生と、一言も口を聞かずに
僕は地元の中学校を卒業した。
元々の在学生とも余り話せなかった。
その女子がイケてるグループに所属していればいるほどに。
戸高さんのように、性格的に間口の広い人間は
好みの差はあれど、接する気持ちは幾分楽だ。
そう言うオーラを、悠馬もまとうことが出来れば、
三の路線と卑下することも無く。