閑話 異世界の運営者 その2
ここは神と呼ばれる存在が住む世界
神と呼ばれる者達は創る事に興味はあれど、その後の事に興味を持つ者は数少ない
そんな神達の中で自身が創った世界に興味を持ち積極的に干渉し
より良い世界にしようと考え自身が造った世界を覗く
年若い女の神がいた。
ふふふっ♪
私が送ったあの魂は上手く生活しているようね
お供えされたシュー・ア・ラ・クレームがとても美味しいわ♪
地球の食文化は凄く発展していて、地球担当のあの女がいつも美味しそうに色々なお供え物を食べてるのが羨ましかったけれど
私が送ったあの魂はなかなかセンスが良いのよ♪
シュー・ア・ラ・クレームの他にエクレアもあったのだけれど、この白いのがかかった物、フォンダンと言ったかしら
最初は凄く甘いだけだと思ったわ、けれど甘さの中の旨味がなんとも言えないクセになる味で、まさに驚愕だった
あの女もフォンダンは食べたことがなかったらしくて、羨ましがっていたわ♪
さてと、次は何をお供えして貰おうかしら、生クリームたっぷりのパンケーキにしようかしら?
むむっ!
あの子、私の世界の生命では無いわね
あれは、、、地球の生命が私の造った世界に紛れ込んだのね
という事は、、、
あった!!
既に閉じかけているけど、地球とこちらの世界との次元の狭間に穴が開いているわ
しかも既に幾つか開いた跡があるじゃないの!
あの駄女神がぁー!!
いつも食っちゃ寝、食っちゃ寝してメンテナンスを怠るからこういう事になるのよ
それにあの子の名前が魔法と共鳴してしまってるわ、だからこちらの世界と地球とが繋がりやすくなっていたのね
本来ならこういう事を防ぐのが神の役目でしょうが!
そんな事より私の世界から穴を開けた馬鹿を探さないと
いた!
あの馬鹿者共がぁー!!
ふあっ?!
鼻が、、、
ふぇっ、ふぇっ、ふぇっ、
へっくち!
ズッドォーーーーーーーーーン!!
あ゛っ・・・
あぁ~~~~(汗)
えーと、
どっ、どうしようかな(汗)
うん、大丈夫!
だって私は神だもの、神のする事に間違いなんて無いわ!
その証拠に巻き込まれたのはあの馬鹿共だけだし
あの子は無事だし、何の問題も無いわ!
あの子の事はあの魂に保護してもらえば万事解決よ!!
さあ、甘味を食べながらお茶でも飲もうっと♪
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