プロローグ
ふと気付くと、真っ白な空間に立っていた。
ここは何処だろう?
周りを見ても何も無く夢か?!と思い右の頬をつねる
痛い!
次に左の頬をつねる、やっぱり痛い!
これは夢ではなくて現実なのか?などとベタな事をしている俺は案外余裕があるのだろうか(笑)
「やっほぉー、聞こえてますかー?あなたにはこれから私が創った世界で、第二の人生を歩んで貰います。」
なっ?!
突然女性の声が聞こえた!聞こえたというより頭の中に直接語りかけてくるというのが正解か?
どっちにしても誰も居ないのに声が聞こえるとかホラーなんですけど!!めっちゃ怖いんですけどー!!
などとプチパニックになっていたら
「ウフフ、驚くのも仕方がありませんが何も心配は要りません。今からあなたが行く世界は、あなたもよく知る、テンプレ通りの異世界なのですから。」
えっ?なに?!テンプレ?異世界?ネット小説でよくある、あの異世界?!
「それでは、テンプレな異世界を楽しんで下さいね~♪」
突然意識が薄れてきた、えぇーー!!これでもう異世界行っちゃう感じですか?
説明少なっ!能力の話とか能力の話とか、能力の話とか聞いてないんですけどーーーーーーーーーー(汗)
薄れゆく意識の中、満面の笑顔でこちらに手を振る女性を見たような気がした。
つづく。
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