不倫したい! 第23話 

今日は、お盆の帰省中

今回は哲也の実家に帰ることになった

哲也の実家は、車で40分と近かった


哲也:ただいま~


哲也母:おかえり~待ってたよ~


夏子:お義母さん、ご無沙汰してます


哲也母:なっちゃんもおかえり~近くなんだから


なっちゃんだけでも、いつでも遊びに来ていいのよ~


夏子:わぁ~うれしいです~

(てっちゃんいないときに、来れるわけないじゃん)


哲也父:夏子ちゃんも忙しいんだから、母さん無理言ったらダメだよ


哲也母:あら、いいじゃない~女同士なんだから遠慮なんていらないでしょ?ね!なっちゃん


夏子:あはは。そうですね~


夏子は、哲也と哲也の兄と義理の父は、好きだが義理の母は苦手だった。

距離感が近い哲也の母は、天然な人で悪気は0の人だった。


哲也は、実家では結構無口になるため、哲也の実家にいくとほとんど、夏子がコミュニケーションを取っている。夏子が、結婚して一番苦手なことは、旦那の実家に行くことだった


哲也母:今日の夕飯は、庭でBBQにしようと思うけど、いいかしら?


夏子:BBQ好きです♪


実は、哲也の母は、料理が苦手で切って焼くだけの料理が多かった


ワンワンっ


哲也:ポチ、なんだ?散歩か?


曲家の愛犬ポチは、人間大好きのチワワ。チワワなのにポチというネーミングは、もちろん、哲也の母がつけたからだった


夏子は、可愛いチワワなのにポチって、、、嫁いで初めて訪れた時、チワワがポチって可哀そうに思った。


哲也母:ポッちゃんお散歩まだだったわね、てっちゃん行ってきてくれる?


哲也:いいよ~


夏子:私も行ってきます!


油断すると、お義母さんの話相手になるため、すかさず言った


哲也母:なっちゃんは、ゆっくりしてていいのに~


夏子:ポチ大好きなので、行かせてください!


哲也母:そう?


ちょっとさびしそうにされたのを、ガン無視して哲也と外に避難するのであった


哲也:なっちゃんは、家でゆっくりしたら良かったんじゃない?


夏子:てっちゃん!!一人だけ逃げるなんてズルい!


哲也:逃げてないよ、ポチが、


夏子:そうやって前回1時間帰ってこなかったじゃない!


哲也:母さんの話、長いし、落ちがないし、聞いてると疲れるんだよ


夏子:だからって嫁に押し付けるな!


哲也:なっちゃん大好きだから、仕方ないじゃん、うちは男ばっかで女の子欲しかったらしいから


夏子:お義母さん悪い人じゃないんだけど、天然すごくて私も長時間無理なのよ!


哲也:あははは


夏子:もう~~~~~~~


哲也と夏子は、BBQの準備を両親に任せ、気ままにお散歩していた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

哲也母:じゃんじゃん、焼くわよ~


BBQのはじまり


哲也父:母さん焦がすから、こっち座ってなさい


哲也母:5回に1回ってなったから、かなり上達したでしょ♪


BBQは、焼くだけなはずなのに、なぜか哲也の母が焼くと丸焦げになるのだった


哲也母:なっちゃん、そろそろ子ども欲しいんじゃない?


(うわぁ~~~~~出た~~~~~~~)

夏子:本当そうですね。授かりものっていうけど中々マイペースですね~未来の我が子は


哲也母:この近くに有名な子授けの神社があるから、明日行ってみない?


哲也:母さん、結婚してすぐに言ったじゃないか


哲也母:神様ってきっと、たくさんの人の願い聞くから忘れるのかもよ


夏子:そうですね~明日は、お墓参りですからご先祖さまと神様にお願いしましょうか


哲也母:ね!そうよね!なっちゃんは、偉いわ~うちの男たちは気長に構えすぎなのよ!若いうちの方が、妊娠は楽なんだから、早い方がいいわ♪


結婚して3年そろそろ孫をと、ありがちなやり取り。夏子は、この話題を避けるために、哲也の実家を遠ざけていた。でも、一番子供を望んでいるのは夏子だった


(私だって、早く欲しいだけど、、、)


夏子は、あるトラウマから妊娠しにくくなっていた


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