シンデレラの魔女

碧 心☆あおしん☆

プロローグ 


――――――――――――――――――――――

 こちらを覗いていただいてありがとうございます。

 うれしいです。


 「え? 今から全部読むの? 面倒。どんな話?」


 と思った方、 


 第1話から第26話までのざっとしたあらすじは、26話の次にあります。

よろしければ、そちらをご覧ください。

――――――――――――――――――――――



 エルタリカ王国のスペンタル城の裏には広大な森があった。そこは森の神が住む森と魔女が住む森があった。


 魔女は恐ろしく、1度姿を見た者は生きて帰れないと言う噂が流れ、いつからか魔女が住む森を『魔女の森』と呼び、誰も『魔女の森』には近づく者はいなかった。


 その『魔女の森』に老婆と少女が住んでいた。


 老婆はよく少女に言って聞かせていた。


「絶対に森から出てはいけないよ。そして絶対に森の外の住人とも話してはいけないよ。私達は知られてはいけないんだから」


 そしていつも口を酸っぱくして言うことがある。


「絶対に泉に近づいてはいけないよ。泉の水に触ってもだめだからね」


「なぜだめなの?」


「かか様の泉だからだよ。かか様以外の者が泉の水に触ると毒にやられて死んでしまうからだよ」


 少女は息を呑む。



「おばあちゃん、もし破ったらどうなるの?」


「お前の母親のようにいなくなってしまうから」


「ひっ!」


 少女は悲鳴に似た声を上げて怖がる。



 かか様とは森の魔女だ。普段はとても優しいが、怒ると怖いと教えられている。




「わかったね。だから絶対に破ってはいけないよ」


「うん」



 少女は大きく頷くのだった。






――――――――――――――――――――――


 こちらを見つけていただきありがとうございます。

 続きも読んでいただけたら嬉しいです。

 少しでも面白いと思っていただけたなら、ブックマーク、そして評価やレビーをしていただけると頑張るモチベーションになります。

 よろしくお願いします。

 続きをどうぞ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る