第10話 学校で
途中途中止まってスマホでスケジュールを確認+調整しながら学校に着く
「おはよ 智也」
「おはよっさっちゃん!」
「おままた急に抱き付こうとするな!」
間一髪でハグをしようとするイケメン
こいつの名前は武藤智也(ムトウトモヤ)
文武両道とも言えてテストだと全国模試1位
日本男子短距離1位を取ったハイスペック男
だけどそんなこいつにもしっかりダメな所が
ある…いやかなりダメなことがある
それは…
「聞いてよ!さっちゃん!さっちゃん守るために新しくキックボクシング始めたんだよ!」
「お前そっちでも頂点取る気?!あと俺を守るためにって相変わらずだなぁ!?」
"俺を徹底的に守ろうとする所"
なぜに!?俺と智也は幼なじみで幼稚園から
一緒にいた だけど智也はその頃は小2までは泣き虫だった だから慰めるためにハグをして慰めていた それがいつの間にか親とのハグ
だと勘違いするようになったのか
急に鍛え始めた だから…うん 守ってくれるのはありがたい だけど……だけどね?
はっきり言うと怖い…幼なじみが怖い
「そうかなぁ~さっちゃん背が小さくてか弱い生き物でしょ?だから守ってあげなきゃ」
地味に背を弄られてしょんぼりする
いやかなりしょんぼりした
「はいはい…ほら寒いし中入ろ」
「だね~さむさむ」
このあと皆がいない中、教室に着くまでの間に結局ハグをされました
「おは~」「おはよっ!!」
と2人で一緒に教室に入り同時に挨拶をして
席に座って準備をする
「おはよ~古宮ちゃん!」
「おはよ 宮原さん いつも言ってるでしょ?ちゃん付けは勘違いされるからやめて。
俺は女じゃない」
この女の子は宮原むい この学校の理事長の
孫の娘さん 1年生の頃から僕の髪型を
ポニーテールにしている女の子
「そう言ってるけど智也くんはさっちゃん
さっちゃん呼んでるよ?」
「智也は既に諦めた部類だ」
「そっか~じゃぁ私もその部類になるために
言い続けるね!」
「はいはいそーですか…んでいつも通り
ポニーテールにしないでください」
「だけどストレートだと少し邪魔でしょ~?」
「邪魔ではないんだけどなぁ………」
そう言いながら勝手にポニーテールにされる
もう慣れて少し嬉しいになってるんだよな
2年間もポニーテールに勝手にされてると
「ほいできたよ~?」
「……ありがと」
「きゃ~!!かわいい~!!小さくありがとって言ってくれた!!」
「ちょっ騒がないで」
「は~い!そういえば昨日なにしてたの?」
「あぁ…家の用事かな」
「そっかそっかお疲れ様!さっちゃん!
さっちゃんのお母さんって確かなにかの
社長さんだったよね」
「そうそう 俺も知らないなにかの社長」
「なにやってるんだろ~」
ごめんなさいVTuber事務所です
「知らな~い…」
朝からそんな会話をしながら時間を潰していく
……………来るんだろうな 紬達が
そう思いながらあのドッキリを思い出す
いや会うのやだなぁ………
「そういえばさ」
うお!?急に話しかけられてビックリ
した……
「どしたの?」
「紬さんたちいるじゃない?」
「紬達ってあの女陽キャグループ?」
「そうそう それでね?なんかやらかして
ネットで炎上してるんだって」
「え!?ちょっと待って……ほんとだ」
まずいこれ俺のせいか?
「うっ…腹がいたい……ちょっと席外すわ 保健室行ってくる」
「どうした!?さっちゃん!?お腹痛いのか!?」
「あ 宮原さんこのバカ止めといて?」
「あっうん!了解」
バレそうな演技で保健室に行く
なんで保健室に行くかって言うと保健室はこの学校でのVTuber拠点とも言っていいからだ なんせ保健室の女教師は俺のことを
知っているから というかリアルでもVの姿でも滅茶苦茶推してくれている人だから
おかしくね?リアルでもって
そう思いながら保健室に着く
「失礼しますっ」
「あっ💕やっほ~皐くん!
朝から先生に会いたくなっちゃった?」
自分より下を見るといる、この白衣に
なんか巨乳の小さい子ども この先生が保健室の推してくれてる先生 高鳴恵衣(タカナシメイ)
先生
「そんなこと言ってる場合じゃないです
預けているノーパソ使わせてもらいます」
「なにかあったんだね?いいよ使って?
言われなくてもあなたのためなら開けておくから💕というか私もノーパソもあなたのものだから💕きゃー!!言っちゃった!!」
なんか怖い発言+告白発言聞きながらノーパソを取り出す この保健室には俺のためにと、
いざというときのために予備用のノーパソを
保健室で管理してくれている
ありがたいよね
「よし着いた…えっと…Bagle ……
ツイッテンダー 紬?……なんだこれ……
えっ!?」
そこには トレンドで魔王の魂を虐めた害悪女
というタグがあった
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