うつ病と肝不全を患った40男の徒然日記
林 義之
第1話 母という生き物
8月19日、肝不全と診断された。
40歳になったばかりの夏だった。
医師によると、今まで通りの生活を続けたら、あと5年の命らしい。
食事は糖質と脂質を避けタンパク質を多く摂るように、と指導を受けた。
基本的に出されたモノは残さず食べるタイプだ。だが、体にはそれが良くなかったのかもしれない。
医師から告げられた内容をそのまま両親に伝えた。
翌日の昼食、母が出してくれたのは“天ぷら蕎麦”だった。
その日の昼食は残した。
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