FileNo.10060 --セントラルエルム市--
セントラルエルム市到着
城門に到着
検問あり
擬態モードでの通常対応を実行
人物定義 守衛(
職業:守衛
性別:男
年齢:40代
種族:ヒューマン
)
守衛「どこから来た?」
発声「サウスエルム カラ キマシタ」
守衛「なんだ?変な喋り方だな」
発声「スミマセン ガイコクカラ キテ マモナイノデ」
守衛「そうか、出身はどこだ?」
発声「シラナイカモシレマセンガ トウホウノクニ サンブック カラ キマシタ」
守衛「ああ、あの国か、なら仕方ない。あんた黒目黒髪だもんな、良いぜ通りな」
発声「アリガトウ」
守衛「ちょっと待ちな、その子はなんだ?」
マナ「私はマナ、お姉ちゃんに助けてもらったんだ」
守衛「助けてもらった?」
マナ「うん、サウスエルムが機人に襲われたこと知ってる?」
守衛「ああ、もちろんだ。おかげでこの街にサウスエルムの難民が押し寄せている」
マナ「私、両親とはぐれちゃって、街で隠れてた所にお姉ちゃんが来てくれて私を連れてきてくれたの」
守衛「ああ、そうだったのか、あんた、ありがとうな」
発声「モンダイナイ」
守衛の左耳のイヤホンから音声が発生
音声「上からの指示だ。その女の写真を撮れ」
守衛「写真?どうして?」
音声「理由は聞くな、私も聞いていない。ただ、拒否されたら取らなくていい」
守衛「ああ、分かった。聞いてみる」
発声「ナニカ モンダイカ?」
守衛「すまない。上からの指示でな、写真を撮らせてもらえないだろうか?」
発声「モンダイナイ」
守衛「そうか、ありがとう。じゃあ、撮らせてもらうぞ」
守衛:携帯電話にて写真を撮影
守衛「ありがとう。もう、入っても良いぞ」
発声「ワカッタ」
城門通過
街の規模
住居数:2000
店舗数:500
その他施設:150
推定人口:10,000
検索:孤児院
該当あり:メシアス教セントラルエルム支部
発声「マナ メシアスキョウガ ウンエイスル コジインガ アル ソコナラ マナハ アンゼンダ」
マナ「ありがとう。ミリア」
メシアス教セントラルエルム支部へ到着
教会内部に移動
礼拝堂の壇上にシスターを確認
人物定義 巫女(
職業:シスター
性別:女
年齢:40代
種族:ヒューマン
)
巫女「神の家にようこそ、今日はどうなさいましたか?」
発声「コノコハ コジダ ヒキトッテ モラエナイダロウカ?」
巫女「もしかして、サウスエルムから?」
マナ「はい」
巫女「それは大変だったわね」
マナ「うん」
巫女「大丈夫よ。ここには機人に両親を殺された仲間がいっぱい居るから、あなたの辛さを分かってくれるわ」
マナ「……」
巫女「ちなみに、あなたはこの子の親戚か何か?」
発声「ケツエンカンケイハ ナイ タマタマ マチニ ヨッタラ キジンノ シュウゲキゴデ カノジョガ トリノコサレテイタカラ ホゴシタ」
巫女「まあ、そうだったの。旅をしているという事は冒険者?」
発声「チガウ」
巫女「じゃあ、旅行者かしら?」
発声「ソウダ」
巫女「宗教は何か信じておられますか?」
発声「ナニモナイ」
巫女「どちらに行かれる予定で?」
発声「モクテキチハ キメテイナイ」
巫女「そう、ならメシアス教の聖地『シャングリラ』に立ち寄ってください」
発声「ナゼ?」
巫女「あそこに行けばメシアス教の偉大さと、素晴らしさが理解できるからです。あなたが何も信じていないと言うのならメシアス教を信じることをお勧めします」
発声「ワカッタ コウホニ イレテオク」
マナ「ミリアは、どこかに行っちゃうの?」
発声「ワタシノ ヤクメハ オワッタ ツギノ マチニ イク」
マナ「嫌だ、私が良いと言うまで、この街に居て」
発声「ナゼ?」
マナ「寂しいから」
発声「ココニハ シスターガイル ソシテ トモダチモ デキル サビシクナイ」
マナ「嫌だ!私が良いって言うまでミリアはこの街に居るの!」
精神分析:新しい環境への不安、保護を実行した対象への依存、新しい居場所が安全だと理解できれば解消されると判断
発声「ワカッタ シバラク コノマチニ イル」
マナ「ありがとう」
巫女「あら、そういうことでしたら、うちに泊まっていきませんか?もちろん、タダではありませんけど?」
発声「ヤドダイヲ ハラエバ イイノカ?」
巫女「いいえ、ここは教会です。宿屋ではありません。奉仕活動に協力していただければ問題ありません。食事も出ますし寝場所も提供します」
発声「ワカッタ マナガ アンシンスルマデ セワニナル」
巫女「まあ、嬉しいわ。あなたのような若い女性が協力してくれるなら、一番いい部屋を用意させて頂くわ」
発声「オキズカイナク ドンナ ヘヤデモ モンダイナイ」
巫女「あら、謙虚なのね。メシアス教を気に入るかもしれないわね」
教会の一室を確保、マナとの生活拠点とする
教会での1日のスケジュール
06:00 起床
06:30 朝食
07:00 礼拝堂で祈り
07:30 教会の清掃
08:00 教会の菜園にて農作業
12:00 昼食
13:00 教会の菜園にて農作業
18:00 教会にて讃美歌を合唱、その後、信者勧誘
19:00 夕食
20:00 自由時間
22:00 消灯及び就寝
~~3日後~~
マナ「ねぇ、ミリア。相談があるの」
発声「ナンダ?」
マナ「ここじゃダメ。移動しよ」
発声「ワカッタ」
近所の公園に移動
マナ「あのね。私、あそこに居たくない」
発声「ナゼ?」
マナ「みんな、機人を悪く言うの」
発声「ジュウネン マエノ デキゴトヲ シレバ ソウイワレルノハ シカタノナイコトダ」
マナ「でも、ミリアの事を悪く言われてるみたいで嫌だ」
発声「ソウカ デハ ベツノバショニ イコウ」
マナ「良いの?」
発声「モチロンダ キミハ ナンミンダ スキナクニニ ボウメイスル ケンリヲ モッテイル」
マナ「ありがとう」
教会に移動
シスターに事情を説明
発声「マナハ コノバショニ イタクナイト イッテイル ダカラ ツレテイコウトオモウ」
巫女「あら?どうして?誰かにイジメられたの?」
マナ「違う。やっぱりミリアと一緒に行きたい」
巫女「あらあら、そう言う事ね。ずいぶん気に入られたのね。あなた」
発声「ソウナノカ?」
マナ「そうだよ。私、ずっとお姉ちゃんが欲しかったの」
巫女「だそうよ」
発声「チハ ツナガッテ イナイ」
マナ「知らないの?血がつながってなくても、心がつながっていれば家族になれるんだよ?」
発声「ソウナノカ?」
巫女「そうね。それはメシアス教の教えでもあるわ」
発声「ナルホド リカイシタ」
巫女「それで、いつ出ていくの?」
マナ「ミリアに任せる」
発声「ナラ キョウニデモ」
巫女「そう、寂しくなるわ。でも、何か困ったことがあったら、また来なさい。教会の扉は困っている人たちのために、いつも開かれているのですから」
発声「ワカッタ」
教会から移動
マナ「これからどうするの?」
発声「ツギノ マチニ イドウシタイガ マナヲ ツレテイクニハ オカネガ ヒツヨウニナル」
マナ「一人だと、お金は必要ないの?」
発声「ヒツヨウナイ ワタシニハ ショクジモ スイミンモ フヨウ」
マナ「でも、教会ではご飯食べて寝てたよね?」
発声「ニンゲンノ マネヲ シテイタダケダ」
マナ「そっか、ごめんね」
発声「アヤマラナクテイイ ナンミンノ ホゴハ ギムダ」
マナ「魔法マネーは使えないの?」
発声「アレヲ ツカウト ワタシノ ショウタイガ バレル」
マナ「そうなの?」
発声「レシートニ ショゾクコッカト ショゾクブタイガ インジ サレルカラダ」
マナ「そっか、残念だね。お金を稼ぐ当てはあるの?」
発声「ナイ コレカラ サガシニイク」
マナ「なら、冒険者が良いと思うよ。身分が不明でも誰でもなれるし、依頼をこなせばすぐにお金をくれるんだって」
発声「ワカッタ ボウケンシャ ギルドニ イコウ」
冒険者ギルドに移動
人物定義 受付(
職業:事務員
性別:女
年齢:20代
種族:エルフ
)
受付「いらっしゃいませ~。今日は、どのようなご用件ですか?」
発声「ボウケンシャニ ナリニキタ」
受付「ご登録、ありがとうございます。こちらが、冒険者ギルドのパンフレットになります。詳しくはこちらをご覧ください。簡単に冒険者ギルドの業務を説明いたしますと、冒険者への仕事の斡旋と民間からの仕事の受託を行っております。要は、仕事の依頼者と冒険者の仲介業務です」
冒険者ギルドのパンフレットを取得
内容を確認
内容を冒険者ギルドの業務内容を習得
発声「ナルホド」
受付「ご納得いただけたら、こちらが申し込み用紙になりますので、必要事項を記入してください。とりあえず名前と連絡先だけ書いていただければ問題ありませんよ~」
発声「ワカッタ」
用紙確認
必須項目:名前、電話番号
電話アプリ起動
SIMカード認識
電話番号判明
テストコールを実施
コールバック確認
電話使用可能
申し込み用紙へ名前と電話番号を記入
受付へ提出
受付「ミリアさんですね。よろしくお願いします」
発声「ヨロシクオネガイシマス」
受付「では、こちらが冒険者証となりますので、無くさないようにお願いいたします」
冒険者証を取得
材質:プラスチック
記載事項
冒険者番号:120000358
名前:ミリア
ランク:F
発声「サッソクダガ シゴトガ シタイ」
受付「あ~、お一人で?」
発声「ソノツモリダ」
受付「お一人だと危険なので、最低でも4人でパーティーを組むことをお勧めしています」
発声「ヒトリダト シゴト デキナイノカ?」
受付「いいえ、そういうわけでは無いのですが……。冒険者が初めての仕事で死ぬことが多いので……」
発声「モンダイナイ」
受付「分かりました。今ある依頼は、そちらの端末で確認できますので、決まりましたら依頼書をプリントアウトして、こちらにお持ちください。端末の使い方は、このマニュアルをご覧ください。何か不明な点があれば、こちらにお越しください」
発声「ワカッタ」
端末操作用のマニュアルを取得
マニュアルの内容を確認
端末の操作方法を習得
次の目的地ノースエルムまでの旅費:5万デジット
端末へ移動
端末操作
検索条件
ランク:F
場所:セントラルエルム近郊
報酬:5万デジット以上
該当:200件
最初の依頼を閲覧
依頼主:セントラルエルム市役所
依頼:討伐
対象:ゴブリン
場所:エルムの森
数(予想):100
討伐単価:1,000デジット
報酬(推定):10万デジット
納品物:ゴブリンの頭部
◆小音量の会話を確認
人物定義 銃士(
職業:銃士
役割:アタック
性別:男
年齢:20代
種族:ヒューマン
)
人物定義 弓士(
職業:弓士
役割:アタック
性別:男
年齢:20代
種族:エルフ
)
人物定義 戦士(
職業:戦士
役割:タンク
性別:男
年齢:40代
種族:ドワーフ
)
銃士「おい、あの美人、ソロっぽいな」
弓士「おいおい、またかよ。こんなこと続けてら、いつか捕まるぞ」
戦士「そんなこと言ってもお前も結局やるんだよな」
弓士「お前はやらないけど、金目のものは取っていくだろ?」
戦士「当然だ。俺にとって一番大事なものは金だからな」
銃士「今回は、子供付きだな」
戦士「おほ、そいつは良い。奴隷商に高く売れる。子供は俺が貰う」
銃士「良いぜ。だから、女を襲う時は協力しろよ。お前が一番力あんだからな」
戦士「任せとけ、女なんて二三発ぶん殴れば大人しくなる」
弓士「やれやれ、なんでこんな悪党どもと手を組んでしまったのか……」
銃士「お前も悪党だからだろ?その顔を使って女騙して金貢がせてたクズが」
弓士「優しいふりして女騙して、犯して殺してるお前よりはマシだよ」
戦士「お前たち本当にクズだな」
銃士&弓士「金の亡者のお前には言われたくないね」
◆小音量の会話終了
依頼書を印刷
LANケーブルを発見
メインタスクの取得を実行
擬態モードなので有線接続の実行は不可
端末からのネットワークへの接続を試行
ブラウザ起動
httpによるネットワーク接続を実行
DNSサーバーへの接続不可
閉域ネットワークと判断
メインタスクの取得を断念
サブタスク『難民の保護』を優先
受付へ提出
発声「コノ イライヲ ウケタイ」
受付「はい、では、冒険者証をお借りしてもよろしいですか?」
発声「ドウゾ」
受付「え?ゴブリン100匹の討伐依頼ですが間違ってませんか?」
発声「マチガッテ イナイ」
受付「ええっと、よほど強い方でも10人がかりの仕事なんですけど……」
銃士「なんだ、初めて見る顔だな。どこから来たんだい?」
弓士「ああ、始まったよ奴の悪い癖が……」
戦士「全く、しょうがねぇ奴だ。一人で居る女を見るとほっとけないんだから……」
発声「サウスエルムカラ キタ ナンノ ヨウダ?」
銃士「あんた新入りだろ?ゴブリン討伐をなめちゃ駄目だぜ、小さくて弱くても100匹も居れば軍隊だ。
俺は冒険者レギオン『ゴートゥーダン』のリーダー『ゴート』だ。こっちのエルフは『トゥース』、そっちのドワーフは『ダン』だ。レギオン名は、俺たちの名前からとっている。ちなみに軽戦車を持ってるから、ゴブリン退治なら簡単にこなせるぜ?」
発声「ヒツヨウナイ」
銃士「いや、一人じゃ危険なんだ。遠慮せずに頼ってくれよ」
弓士「そうだよお嬢さん。こいつ言葉は軽いけど頼りになるやつなんだぜ?」
戦士「そうだ。悪いことは言わねぇ。俺たちと一緒に行こうぜ」
発声「コトワル」
銃士「そうか、仕方ない。まあ、気が変わったら声をかけてくれ、俺たちは大体ここに居るから」
弓士「じゃあねぇ、お嬢さん」
戦士「無理すんじゃねぇぞ」
マナ「断って良かったの?」
発声「モンダイナイ」
受付「では、ゴブリンを討伐しましたら、頭部を切り取ってお持ちください。数に応じて報酬をお支払いいたしますので」
発声「ワカッタ」
サブタスク追加→ゴブリン討伐
◆小音量の会話を確認
銃士「先回りして待ち伏せするぞ」
弓士「はいよ」
戦士「いいぜ」
◆小音量の会話終了
エルムの森へ移動
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